シンガポール・イーストコーストでプラナカン文化とニョニャ料理を体験しよう!

画像出典:aminphotoz

シンガポール・イーストコーストでプラナカン文化とニョニャ料理を体験しよう!

シンガポールのイーストコーストにあるカトン地区は、昔ながらの街並みが残る伝統的な地域。カラフルなショップハウスが軒を連ね、情緒あふれる光景を見せています。観光客が訪れることも少なく、地元の人々の日常そのものを体験できるエリアです。

プラナカンとは、15世紀後半頃にシンガポールやマレーシアに渡ってきた中国系移民の子孫のこと。中国人男性は現地のマレー系の女性と結婚し、中国文化、マレー文化、西洋文化をミックスした独特な文化を築きました。そんなプラナカンの人々が建てた華やかな邸宅はプラナカンハウスと言われ、1階は店舗、2階が住居になっていることから「ショップハウス」とも呼ばれています。

プラナカンの女性はニョニャ、男性はババと呼ばれ、女性が作るマレーと中華がミックスした料理は「ニョニャ料理」と呼ばれています。ここではイーストコーストの有名なニョニャ料理のレストランを紹介したいと思います。

目次

シンガポール・イーストコーストでプラナカン文化とニョニャ料理を体験しよう!

1.グローリーケータリング

グローリーケータリングは、本格的なニョニャ料理をリーズナブルなお値段で頂ける人気のレストランです。元々は、プラナカンのお菓子店としてスタートしたというこのお店。特にパイナップルケーキは有名で、旧正月にはデパートやスーパーなどで広く販売されています。

店内にはグローリー・ブランドの調味料やお菓子がずらりと並んでいて、お土産にもおすすめですよ。もちろん、ニョニャラクサやニョニャ・クエなどの名物料理も揃っています。

グローリーケータリングは、店内のショーケースに並んだ料理を指さして皿に盛ってもらうスタイル。おすすめは酸味が効いたスパイスで煮込んだ魚料理「アッサム・フィッシュ」やポピアというプラナカン春巻きです。赤カブの甘辛煮が独特な味を醸し出していますよ。

2.チリ・パディ

チリ・パディはニョニャ料理の店らしい立派な店構えで、内装もプラナカン・ハウスの雰囲気がたっぷりと味わえます。テーブルクロスにもバディック柄が使われていてとてもお洒落!メニューは、ニョニャ料理のほかにオリジナルのものも多く、創作風ニョニャ料理を楽しむことができます。

オタ(白身魚のすり身)のロールキャベツや「ケペティン・バクワン」という肉団子スープ、「アヤム・ブアクルア」という鶏肉の煮込み料理、「クエ・パイテ」というニョニャ料理定番のサラダなどメニューも豊富。イーストコーストに来たらぜひ、おいしいプラナカン料理を楽しんでください。

3.328カトンラクサ

イースト・コースト・ロード沿いには、「カトン・ラクサ」と呼ばれるラクサの名店が並んでいます。ラクサは代表的なプラナカン料理で、ココナツミルクをベースにピリ辛のスパイスを煮込んで作ったもの。スパイシーでちょっぴり甘いテイストが絶妙ですよ。海老や牡蠣がのっていて、独特な味わいです。

◎まとめ

イーストコースト・ロードやカトン地区は、昔ながらの飲食店も多いのですが、最近はショップハウスを改装しておしゃれなカフェやレストランにしているところも増えました。新旧混ざる独特な雰囲気の街並みはどこか懐かしく、それでいてオシャレでもあります。イーストコーストはあまり観光客が訪れるエリアではありませんが、ぜひ散策に訪れてみてください。そしてプラナカン料理を味わいましょう!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

シンガポールでおすすめの記事

シンガポールのアクセスランキング