春、お花見へ出かけよう！福島県の桜の名所4選をご紹介します。

寒さも遠のき日々暖かくなってきたら、もうすぐ皆さんが大好きなお花見の季節！春といえば、新しい生活が始まる出会いの季節でもありますね。家族や会社のお花見会、デートやドライブなど、満開の桜を愛でようと大勢の人々がお花見に訪れ、桜の花に魅了されます。日本には数え切れないほどの桜の名所が存在しますが、今回は、日本三大桜のひとつとして知られる三春滝桜をはじめ、福島県のおすすめの桜名所を4か所厳選してご紹介したいと思います。この春のお花見や旅行にぜひお役立てください。

1. 福島市のシンボル的存在！「信夫山公園」

福島交通市内循環バス「福島テレビ前」停留所で下車し、10分ほど歩いたところにあるのが福島の桜の名所「信夫山（しのぶやま）公園」。公園内にはおよそ300本、山全体だとおよそ2000本もの桜があり、薄紅色の景色は息をのむほどの絶景です。福島で数多くある桜名所の中でも人気があり、特に開花シーズンの4月頃にはたくさんの観光客や地元のお花見客でにぎわっています。

存在感溢れ、福島市のシンボル的存在である信夫山公園は、トトロの主題歌『さんぽ』のモデルとなった場所で知られています。またその昔、天狗が住んでいたという言い伝えも。展望スポットからは福島市街地を見渡すこともでき、空気もおいしいおすすめの公園。毎年お花見シーズンの4月～中旬ころは「信夫山公園さくらまつり」を開催。ぜひ信夫山公園でお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2. 幻想的な桜のトンネルを歩こう！「夜ノ森公園」

原ノ町駅から車でおよそ10分、福島県南相馬市三島町にある「夜ノ森公園」は、東北ナンバー1を誇る「桜のトンネル」で有名な桜名所。満開時期は4月中旬ごろ。およそ1500本のソメイヨシノで一帯が綺麗な淡い桃色に染まります。全長2.5kmほど続く桜並木は、まるで別世界ような桜のトンネル！中を歩いているだけで、まるでドラマのヒロイン気分になること間違いなしです。

夜ノ森公園は昼だけではなく、夜のライトアップされた光景も人気。多くの屋台が並びます。人力車に乗って、並木道のお花見を楽しむこともできますよ。桜のトンネルを車でドライブしながら「ふくしま緑の百景」にも選ばれた名所の1つ、夜ノ森公園に行ってみませんか。

3. 歴史ある城とサクラのコラボレーション。情緒あふれる「鶴ヶ城」

周遊バス「あかべぇ」に乗り、「鶴ヶ城入口で下車。徒歩およそ5分のところにある「鶴ヶ城」は、会津若松市の象徴。鶴ヶ城は通称名で、「若松城」という名称で史跡登録されています。国内唯一の赤瓦でできた天守閣をもつ歴史ある城、鶴ヶ城は桜の名所としても有名。毎年春先には海外からの観光客も多く訪れています。

「日本の桜100選」にも指定されている鶴ヶ城では、ソメイヨシノのほかヤマザクラやエドヒガンなど1000本以上の桜が咲き誇ります。特に、鶴ヶ城手前にみえる帯郭（おびぐるわ）と満開の桜、赤瓦の構図が何ともいえません。

4. 日本三大桜の1つ！福島一の長寿「三春滝桜」

最後にご紹介するのは、日本三大桜の1つに数えられる紅シダレザクラの「三春滝桜」。高さ約13.5m、幹まわり約11.3mという1000年以上の樹木で、国の天然記念物にも指定されています。

滝桜と呼ばれる三春の桜は、上から下へと枝分かれする桜の花々がまるで流れ落ちる滝のような美しさ。夕方以降はライトアップされ、より迫力のある本物の滝のような光景を楽しむこともできます。すぐ隣には菜の花畑が広がり、ピンク色の桜と黄色の菜の花のコラボレーションも見もの。福島に訪れた際にはぜひ一目見ていただきたい桜の名所です。

◎ まとめ

今回は福島の桜の名所4選をご紹介しました。福島県は厳選するのに苦労するほど桜の名所が多く、夜間もライトアップされているところが多くあります。不思議なもので、桜でも場所や風景によって全く違った印象。どのスポットも開花・満開の時期が同じ頃なので、福島県にお花見や観光に行く際には何か所かピックアップして、お花見のはしごの旅もおすすめです。

春、お花見へ出かけよう！福島県の桜の名所4選をご紹介します。