春には欠かせないお花見を満喫！宮城県の桜名所おすすめ4選

宮城県は「食材王国みやぎ」と掲げているほど、漁業や農業が盛んで食材が豊富な県。稲作ではササニシキやひとめぼれなど有名なお米を多く作っています。県内には140ほどの漁港があり、水揚げ量は全国屈指。高級和牛の生産、梨やイチゴなどの果物から山菜まで、多くの食材が宮城県から全国に送り出されています。そんな自然に恵まれた宮城県には、絶景スポットもたくさんあります。日本3景でもある松島をはじめ、エメラルドグリーンに輝く湖御釜、鳴子峡、秋保大滝、ほかにも自然の凄さを感じることができるスポットが盛りだくさん。ここではそんな観光スポットが多い宮城県でも、お花見を満喫できる桜名所に絞って4選に厳選してご紹介します。

1. 白石城と桜がつくり出す春の絶景スポット「益岡公園」

別名「益岡城」とも呼ばれた「白石城」は、伊達政宗の重臣である片倉氏の居城でした。その城址に造られた益岡公園は、白石市内が一望できる市民の憩いの場所。1995年には、白石城の天守閣と一ノ門・二ノ門が忠実に復元されました。公園内の歴史探訪ミュージアムには片倉氏ゆかりの品が…jされ、復元の様子を展示や映像で見ることができます。

益岡公園の春は、約300本のソメイヨシノやシダレザクラなど数種類の桜が白石城を囲み咲き乱れ、多くの人でにぎわいます。白石城と桜のコントラストが何とも言えないほど美しい情景をつくり出し、大満足のお花見を楽しめるでしょう。4月上旬から中旬の見頃には「桜まつり」を開催。売店が立ち並ぶので、美味しいものを食べながら桜の下でゆっくりお花見ができます。夜にはライトアップもされるので、昼間とは一味違った夜桜を見に訪れるのもおすすめです。

2. 天然記念物のシオガマザクラが見られる！「志波彦神社・鹽竈神社」

「志波彦神社・鹽竈神社（しわひこじんじゃ・しおがまじんじゃ）」は東北開拓の守護神ともいわれる神社で、2つの神社が同じ境内にあります。宮城県でも初詣客が多く、桜の名所としても有名。境内にはシオガマザクラが30本ほどあり、「鹽竈神社の塩竈ザクラ」として国の天然記念物に指定されています。

八重のシオガマザクラは開花が遅く、5月上旬頃が見頃。シオガマザクラ以外のソメイヨシノやシダレザクラなど数種類の桜があるため、志波彦神社・鹽竈神社では約1ヶ月ほどお花見を楽しむことができるのです！見頃は4月15日から5月10日。4月の第4日曜日には「花まつり」が開催され、夜桜も楽しめます。桜と志波彦神社・鹽竈神社の組み合わせが、春の美しさと神聖な雰囲気をより一層高めてくれるでしょう。

3. 白石川の堤に約8Km続く圧巻の桜並木「白石川堤一目千本桜」

白石川の堤に約8Km続く圧巻の「白石川堤一目千本桜」は、千本以上の桜を見ることができる最高の人気花見スポット。川沿いに咲き誇る桜並木が続き、思わず口を開けてしまうほど最高の眺めを楽しむことができます。シロヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラなど数種類、約1200本の桜のトンネルは、その中を歩いても、川沿いから眺めても満足できる景色！その美しさと、その背後に広がる残雪の蔵王連峰が素晴らしい景色を作り出してくれていて、何枚写真を撮っても飽きることがありません。

見頃は4月上旬から中旬頃。子どもから大人まで満足できる「白石川堤一目千本桜」へ、ぜひ満開の時期に訪れてみてくださいね。

4. さくらの名所100選にも選ばれている花見スポット「船岡城址公園」

県内外から多くの花見客が訪れる船岡城址公園は、東北でも有数の桜の名所。船岡城址公園にある約1000本の桜と、公園から見下ろせる白石川堤一目千本桜が一体になり、一層美しい景色を楽しむことができます。船岡城址公園と白石川堤一目千本桜を合わせて「さくらの名所100選」に選出された花見スポットなのです。

そんな船岡城址公園での花見の楽しみ方でオススメなのは、何と言ってもこれ！305mのスロープカーに乗って桜のトンネルをくぐり、頂上に立つ船岡平和観音像まで行くコース。頂上までの道のりも桜に囲まれテンションが上がりますが、頂上から眺めるのも言葉にならないほど素晴らしいものですよ。見頃は4月上旬から中旬。「しばた桜まつり」の期間中はライトアップされるため、夜桜鑑賞もOK。各種イベントが開催され、とてもにぎわいます。

◎ まとめ

春には欠かせないお花見を満喫できる宮城県の桜名所を、4選でご紹介しました。どのスポットも桜が咲き誇る姿に、言葉では表せないほどの美しさと可愛らしさを感じ、春という季節を肌で感じることができるのではないでしょうか。日本が誇る「桜」を贅沢なスポットで堪能し、春の新しいスタートを楽しく始めましょう。城址や神社など神聖なスポットや、山や川を背景に咲き誇るスポットなど、宮城県でしか見られない、あなた好みの場所でこの春一番を満喫してくださいね。