名称:Peranakan Museum
住所:39 Armenian Street
公式・関連サイトURL:http://singapore.navi.com/miru/19/
シンガポールには「プラナカン」と呼ばれる独特の歴史・文化があるのをご存知でしょうか?古くから東西との交易で盛んだったこの国に移住してきた中華系移民と、現地民との間にできた子孫をプラナカンと呼びます。
彼らの生活文化は中華とマレー、さらにヨーロッパが融合したもので、非常に華やかな印象を受けます。シンガポールのいたるところで、このプラナカン文化を感じることができるでしょう。例えば歴史的建築物に、伝統的なデザインの靴や衣服、陶器など。これらの美しいグッズ類は多くの観光客を魅了しています。
クラーク・キーにはこのプラナカン文化の貴重な資料を集めた美術館もあります。そこで今回はクラーク・キー周辺のプラナカンの関連情報をお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
クラーク・キー周辺のプラナカン文化のスポット3選のご紹介
1.プラナカン博物館
出典: Tomoaki INABA (CC BY-SA 2.0)
クラーク・キーを北に10分ほど歩くと、「プラナカン博物館」があります。プラナカン博物館はプラナカンの歴史や文化、食、宗教観などを知ることができ、衣装や食器などのコレクションを収蔵している場所でもあります。白亜の外観も美しく、見ごたえがあります。建てられた当時は学校として利用されていたそうです。外には開館当時に住み着いていたという猫の像があるので、よかったら探してみてくださいね。
中に入るとその豪華で繊細なコレクションの数々に、驚かされるでしょう。特にプラナカンの人々にとって人生最大の行事、12日間にもわたって行われる結婚式の展示は圧巻です。結婚式の際に身に着ける衣装やアクセサリーなどの細かい作りは、他では見られません。
シンガポールという国の成り立ちは、プラナカンの人々無くてはありえません。こちらのプラナカン博物館で歴史と文化を知れば、より一層興味深い観光ができるのではないでしょうか?ぜひ、足を運んでみてくださいね。
2.True Blue Shoppe
美術品のように美しい物が沢山あるプラナカン博物館。ここに飾られている物は持ち帰ることができませんが、「True Blue Shoppe」にあるものならお土産として購入できます。
True Blue Shoppeは博物館に併設されているギフトショップで、館内に入場しなくても利用することができます。お店にはプラナカンの彩り豊かな陶磁器や高級アンティークジュエリー、衣類などがありますので、ぜひ足を運んでみてくださいね!博物館に併設されているギフトショップなので、品質も確かで安心です。
名称:True Blue Shoppe
住所:39, Armenian Street, Singapore. 179941
公式・関連サイトURL:http://www.truebluecuisine.com/true-blue-shoppe/
3.True Blue Cuisine
プラナカン文化は東西の文化の融合ですが、それは料理にも表れています。中華とマレーの料理法に加えて、その他の国の調味料や素材を取り入れたのがプラナカン料理です。プラナカン博物館のすぐ近くのアルメニア通りにある「True Blue Cuisine」では、そんなプラナカン料理が味わえますよ。プラナカンのシェフによる料理は本格的で、とても評判のいいプラナカンレストランです。
店内の装飾もプラナカンスタイル。落ち着いた雰囲気のなか、スタッフは伝統衣装で接客をしてくれます。博物館を観覧したあと、その余韻に浸ることができますね。特におすすめしたい料理はアヤム・ブア・クルマです。ブラックナッツとも言われるブア・クルマは本来有毒だそう。それを手間暇かけて食べられるようにし、鶏肉とスパイスと一緒に煮込むプラナカン料理の代表です。他ではなかなか食べることができないので、ぜひ食べてみてくださいね。
料理は辛めのものが多いので、不安な人はスタッフに尋ねてみましょう。親切に教えてくれますよ!
名称:True Blue Cuisine
住所:47/49 Armenian Street, Singapore. 179937
公式・関連サイトURL:http://www.truebluecuisine.com/
◎まとめ
クラーク・キー周辺のプラナカンスポットについてご紹介しました。プラナカン文化に興味を持っていただけたでしょうか?博物館はシンガポールに来たらぜひ行っておきたい観光スポットです。さらにカトン地区は特にプラナカン文化が色濃く残るエリアとして有名です。伝統建築が沢山見られますよ!お時間があれば、ぜひそちらにも足をのばしてみてくださいね。