ブハラはウズベキスタン中部ブハラ州の州都で、古代よりオアシス都市として栄えてきました。旧市街が世界遺産に登録されていて、12世紀のカラーン・ミナレットやカラーン・モスク、ブハラの支配者の居城アルク城、中央アジア最古のイスラム建築というイスマイル・サマーニ廟、中央アジア最古の神学校のウルグベク・メドレセなど、ウズベキスタンを代表するような観光スポットが多数集まっています。
そんな歴史あるブハラには、魅力的なお土産も数多く揃っていますよ。今回は、ブハラの代表的なお土産を4種類ご紹介します。
1. スザニ
スザニとは、ウズベキスタンやタジキスタン、カザフスタンなど中央アジアの国々で製作されている織物刺繍の一つで、ブハラでも代表的なお土産として高い人気を誇っています。ブハラにはタキと呼ばれるバザールがあり、ここにお土産屋さんが密集しているのですが、その至るところでスザニが販売されています。
デザインや色もさまざまなものが揃っているので、お土産屋さんを回って自分好みのスザニを探し出すのも面白いかもしれませんよ。ブハラに足を運んだ際は、ぜひ市場で掘り出し物のスザニを見つけ出してください。
2. 陶器
お土産屋さんが数多く密集しているバザールのタキでは、色鮮やかな陶器もブハラのお土産として人気を博しています。紅茶セットや食器などいろいりな用途の陶器があり、さらには色やデザインも一つ一つ違っているので、見ているだけでも楽しめるでしょう。
また、陶器人形もブハラ土産の定番で、頬をふくらませたようなおじいさんの人形はかわいらしくておすすめですよ。こちらもブハラのバザールでお気に入りの一品を探してみてくださいね。
3. ハサミ
ブハラの代表的なお土産として有名なのが、ハサミです。その理由は、デザインがコウノトリになっているから。ブハラではコウノトリはシンボル的な存在で、豊作や幸せをもたらしてくれるありがたい鳥とされています。一つ一つ手作りで製作されているコウノトリのハサミは、デザイン性だけでなく切れ味も抜群なんですよ。
さらには、ちゃんとオスやメスに分けられているとのも面白いところ。このコウノトリのハサミも、タキで気軽に購入することができるのでおすすめですよ。ただし、持ち帰りの際は手荷物ではなく預け荷物に入れておくよう注意してください。
4. ナイフ
コウノトリのハサミと同様、ブハラではナイフもお土産として人気です。ナイフはコウノトリの形をしているわけではありませんが、それでもさまざまなデザインのものがあります。どれも日本ではあまり見ることのできないスタイリッシュな形状で、何よりその切れ味は抜群です!
デザインだけでなく、実用性重視で使用することができるのがうれしいポイント。一つ一つハンドメイドなので、自分に合ったナイフを探してみましょう。なお店舗によっては名前を彫ってくれるところもあるので、記念にネーム入りにしても面白いかもしれませんね。
◎まとめ
ブハラにあるバザールのタキには、本当に様々な種類のお土産屋さんが並んでいるので、自分に合ったお土産選びを楽しむことができますよ。ウズベキスタンの定番のお土産でもある陶器やスザニはもちろん、ブハラならではのコウノトリのハサミやナイフなど魅力的なお土産がたくさんあるので、ブハラに立ち寄った際は参考にしてください。