名称:Sai Van Bridge
住所:Macau Peninsula~Taipa island
マカオ半島は中華人民共和国マカオ特別行政区にある半島。中国本土の珠海市と隣接し、広州市から南西に145km、香港からは70kmの距離に位置しています。
マカオ半島はもともとは、1つの島ではなく、タイパ島や南側にあるコ口アネ島の3つの島から成り立っていました。しかしタイパ島とコ口アネ島の間を埋め立てた事によって陸で繋がり、コタイ地区として現在に至っています。
地図でよく見るとマカオ半島とタイパ島は3本の橋で繋がっていますね。マカオ半島からタイパ島までは2.5kmの距離。その島と島を結ぶ3本の橋の歴史についてご紹介したいと思います。
1.西湾大橋
3本の橋の中で1番新しく最も短い橋で、マカオ半島とタイパ島を結ぶ斜張橋です。斜張橋とは塔から斜めにケ-ブルを張り、そのまま真っ直ぐ橋桁へ繋ぎ支える構造の吊り橋の事をいいます。こうした橋の形式は日本でも見かけますね。西湾大橋は全長2km強、無料のシャトルバスが猛スピ-ドで通ります。
西湾大橋はマカオタワーに最も近く、この橋を渡りながら眺める景色は最高!海の上を走っている爽快感も素晴らしいです。
また夜の西湾大橋はライトアップされて昼とは全く違う絶景が窺えます。マカオ半島からタイパ島へ向かう場合は、西湾大橋を通るほうが、市街地の渋滞に巻き込まれないようですよ。
2.嘉楽庇総督大橋
2.嘉楽庇総督大橋
3本の橋の中で一番古い橋。1970年6月に着工され1974年10月に開通した橋です。ポルトガル植民地時代に、マカオ半島とタイパ島を結んだ歴史を持ちます。全長が2.569.8キロメートル、幅9.2キロメートルで、Old Bridgeとしても知られています。
この橋は他の2本の橋とは違い、路線バスやタクシ-だけでなく、なんと歩行することが許可されているんです。ただ古い橋で、その歩道は狭く、歩行者同志擦れ違う時や、車などに気を付けて渡りましょうね。
名称:Governor Nobre de Carvalho Bridge
住所:Macau Peninsula~Taipa island
3.澳門友誼大橋
1990年6月に着工1999年3月に開通したマカオ半島とタイパ島を結ぶ橋。嘉楽庇総督大橋(Old Bridge)の次に建設された2番目の橋で,全長が4.7キロメートルと最長です。
Old Bridgeの次に出来た為マカオ半島では「新マカオ、タイパブリッジ」とも呼ばれています。またこの橋は英語で「Bridge of Friendship」。「交流の橋」とう意味を持ち、世界から訪れた人々を友として繋ぐ意味もあるそうです。
日が沈むと橋がライトアップされ、4.7キロメートルという巨大な橋は、一段と迫力ある姿になります。圧倒されるようなこの景観は、ぜひ、マカオ観光の思い出に見ていきましょう。
名称:Bridge of Friendship
住所:Macau Peninsula~Taipa island
◎まとめ
いかがでしたか。3つの島、マカオ半島とタイパ島と南側にあるコ口アネ島は、ゴルフコ-スに高級リゾ-ト、ショッピングにと観光スポットも満喫できる場所がたくさんあります。そして島と島を結ぶ優雅な3本の橋のお陰で本土などへも簡単にアクセスできるようになりました。マカオへお越しの際は3本の橋を渡ってみてくださいね。夜にライトアップされた姿は、特に美しいのでぜひ目におさめてくださいね。