名称:香港歴史博物館 Hong Kong Museum of History
住所:100 Chatham Road South, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong
公式・関連サイトURL:http://hk.history.museum/
商業都市のイメージが強い香港ですが、ミュージアム等の文化施設も充実しています。香港では基本的に常設展は無料で鑑賞できることがほとんどです。特別な展示を鑑賞する際は別途鑑賞料がかかりますが、HK$20程度ですので、日本より安くミュージアム巡りが楽しめます。そんな香港の歴史や文化をもっと知る事ができるミュージアムを厳選して4か所ご紹介します。
1.香港歴史博物館
香港に代表される中国南部の民族文化や生活様式などの歴史に深く関わった物を収集し、収蔵物は90,000点を越える大きなミュージアムです。古代から唐宋清時代を経て現代までの香港の歴史を、香港の様子や人々の暮らしなどが映像資料などを交えて視覚的に解りやすく展示されている常設展は、言語が解らずとも十分楽しめます。
特にイギリスの植民地時代や日本統治下の時代も資料もたくさんあり、香港をより深く理解できますよ。MTR尖沙咀駅からは徒歩10分くらいの場所になります。ぜひ一度足を運んでみてください。
2.香港文化博物館
伝統的な中国の古典演劇の「京劇(粵劇)」の舞台を再現した展示や、京劇のきらびやかな衣装や広告を展した常設展。日本語の解説はありませんが、京劇ファンでなくても楽しめます。また、香港の様々な時代の陶器や仏像、絵画などコンパクトに鑑賞できますので、ミュージアム好きなら長い間楽しめるミュージアムですよ。
2018年7月20日まで、「武・芸・人生ー李小龍」というブルース・リー特別展をやっておりますので、ミュージアムに興味がなくても香港映画が好きな方にもおすすめ。ドキュメンタリー映像や撮影に使われた衣装など、充実した展示物が好評です。車公廟駅A出口から約徒歩10分、又は、沙田駅から公園を抜けて徒歩約15分の場所にあります。
名称:香港文化博物館 Hong Kong Heritage Museum
住所:中国香港沙田文禮路1號
公式・関連サイトURL:http://www.heritagemuseum.gov.hk/
3.茶具文物館
香港公園内の1840年代に建てられた西洋風の建物をミュージアムとして利用していますので、異国情緒のある雰囲気の中で、様々なアンティーク茶器を鑑賞できます。茶器だけでなく、お茶の種類やお茶の作法の説明もあり、中国茶の文化に触れられる博物館として、ミュージアムだけでなく、食器や中国茶が好きな方にも好評です。
ギフトショップでもお茶や茶器が販売されていますので、香港のお土産にいかがでしょうか。隣の羅桂祥茶芸館というミュージアムでも、各時代の陶磁器と印章を鑑賞できますので、ぜひ立ち寄ってみて下さいね。香港公園で歩き疲れたときに休憩するのにも便利な場所ですよ。
名称:茶具文物館 Flagstaff House Museum of Tea Ware
住所:中国香港紅棉路10號
公式・関連サイトURL:http://hk.art.museum/en_US/web/ma/tea-ware.html
4.美荷樓生活館
第2級の香港の歴史的建造物に指定されている1950年代に建てられた公営住宅を、公団住宅の歴史を伝えるミュージアムとユースホステルにリノベーションした、個性的なミュージアムです。現在でも多くの人が公営住宅に住む香港の住宅事情の背景を垣間見れますよ。
50年代、60年代、70年代と時代ごとの昔の香港の公団住宅の様子をそのまま再現しており、当時の共同トイレや、電化製品&家具などのレトロな生活用品、精密な住宅のミニチュアなど、珍しくて面白い展示ばかりですので、ミュージアム好きでなくとも楽しめる内容です。MTR深水埗駅B2出口から徒歩10分くらいの場所になります。
名称:美荷樓生活館 Heritage of Mei Ho House
住所:九龍深水埠石硤尾邨41座
公式・関連サイトURL:https://www.yha.org.hk/en/hostel/yha-mei-ho-house-youth-hostel/
◎まとめ
ミュージアム巡りの楽しみといえば、やはりミュージアムショップもはずせないですよね。香港歴史博物館のミュージアムショップは、香港をテーマにしたエコバッグやタンブラーやマスキングテープなど、雑貨の品揃えが豊富でデザインの良いものが多く、ついつい長居してしまいます。茶具文物館の茶壺デザインのグッズも可愛いですよ。