シンガポールからマレーシアのクアラルンプールまでは約310km、東京から名古屋への距離とほぼ同じですね。主な移動方法は、飛行機、列車、バスの三種類。さてどれを使って行ってみましょうか?今回はこの3種類についてメリットデメリットも含めてご紹介してみます。
目次
シンガポールからマレーシアに行こう!移動方法は飛行機・列車・バス!
1.ラクラクの飛行機移動
メリット:飛行時間は1時間と当たり前ですが、最速。格安航空券も多く、1日40便以上ものフライトがあります。
デメリット:クアラルンプールの空港は市内から離れているので到着後の移動が大変。(成田から東京といった感じ)
シンガポール、マレーシア間はLCC(ローコストキャリア/格安航空会社)を利用すると5000円前後で航空券を買えますが、LCCには色々な制限や追加料金があるので注意して下さい。特にスーツケースの機内預けは有料となります。クアラルンプール空港から市内までは、バス、タクシーなどで1時間から1時間半程度かかるのと、国際線のチェックインは普通は2時間前なので、トータルするとクアラルンプールの目的地への到着時間はバスと同じくらいになるかもしれませんね。
2.デラックスシートで高速バス移動
メリット:シンガポールもマレーシアも市の中心からの発着なのでラクラク。往復50シンガポールドル程度と格安。
デメリット:約5時間と時間がかかる、事故渋滞なども心配。
ブギスの北にある「ゴールデン・マイル・コンプレックス」がクアラルンプールへの出発地。このビルの1階にはバス会社がずらりと並んでいます。バスは日本と同様に料金に正比例、ゴージャスなバスだとリクライニングのマッサージ付きチェア使用でなんと二列のみという飛行機のビジネスクラス並みのものも。水とお菓子が配られたら出発し、途中ドライブインで20分ほどのトイレ休憩があり、軽食を食べる事も可能です。
イミグレーションオフィスに到着するとまずはシンガポール出国手続き。パスポートと出国カードと貴重品を持って下車しましょう。出国なので荷物検査などはありません。バスに乗り込んで次はマレーシアの入国に向かいます。入国なので全ての荷物がチェック対象になります。荷物とパスポートと入国カードを持って下車しましょう。渋滞や問題がなければ、休憩と出入国の時間を含めて5時間程度でクアラルンプールに到着です!5時間の乗車が苦にならない方は費用的にもおすすめです。
3.深夜特急の世界、マレー鉄道での移動
メリット:列車好きな方は景色を見ながらのんびり移動ができる。
デメリット:8時間近くかかり最長。シンガポールからクアラルンプールの直行ではなく、マレーシアのジョホールバルまでまずバスで行く。そこから列車に乗り、かつ直行ではなくなったので乗り換えが必要になっていて面倒。
この移動方法は結構面倒なので、マレー鉄道に乗ってみたい方にしかおすすめしません。でも列車好きなら有名なマレー鉄道に一度は乗ってみたいですよね。
まずはブギス駅近くのバスターミナルに行きジョホールバル行きのバスに乗ります。40分ほど走ったウッドランドの町でバスを降りて出国審査、またバスに乗りジョホールバルへ行きセントラル駅手前にてマレーシア入国審査。5分ほど歩いてセントラル駅に到着です。ジョホールバルから乗り込み、今までは直行でクアラルンプールでした。しかしダイヤ改正後タンピン駅で乗り換えが必要となり、最新情報(2017年2月発表)ではまた乗換駅が変更になりゲマス駅になっています。
◎まとめ
いかがでしたか?3の列車に関しては、シンガポール、クアラルンプール間を90分で結ぶ新幹線の計画がスタートしています。開通予定は10年ほど先の話にはなりますが、それまでにマレー鉄道に乗っておくのも記念になるかもしれませんね。利用の多い高速バスは、週末や学校の休み期間などはすぐに満席になるので、予定が決まり次第予約しましょう。また、バスの中は冷蔵庫なみに寒いので寒さ対策も忘れずに!