名称:柳井市町並み資料館・松島詩子記念館
住所:山口県柳井市柳井津442
公式・関連サイトURL:http://www.city-yanai.jp/site/kanko-shisetsu/machinamishiryokan.html
山口県の柳井市は、今なおノスタルジックな白壁の町並みを残す、どこか懐かしくもホッとする観光地。室町時代からこの地に残る町割は、間口が狭く奥行の長い、いわゆる「うなぎの寝床」と呼ばれるスタイル。柳井市のメイン観光スポットは、もちろんこの白壁の町並み。江戸時代の商家の建物が並び、なかには国の重要文化財や指定文化財に指定されている貴重な建造物もたくさんあります。
今回は白壁の町並みの建造物の中から、いくつかの魅力的な建物や、郷土民芸品として人気のかわいい金魚ちょうちんをご紹介するとともに、この町のランドマークとも言える大島大橋について触れてみたいと思います。
目次
白壁の町並みと金魚ちょうちんで有名な山口県柳井市のおすすめ観光地5選
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1.まずは観光の事前情報収集「柳井市町並み資料館・松島詩子記念館」
JR山陽本線「柳井駅」で下車し、正面の通りを進みます。白壁の町並みに至る交差点の角に立つ、ノスタルジックな中にも威厳のある建物が「柳井市町並み資料館」です。この建物は明治時代に建てられた周防銀行の本店で、国指定登録有形文化財に指定された今では数少ない銀行建築物のひとつ。
2階建ての建物の1階部分は、白壁の町並み資料館。町並み保存地区の町家の模型などが展示されているので、保存地区を散策する前の予習にぴったり。2階部分は、旧日積村出身の歌手、松島詩子さんの記念館になっています。ヒット曲「マロニエの木蔭」をはじめとする懐かしいレコードや、当時のステージ衣装など、貴重な資料を200点ほど展示。立地的に、観光の待ち合わせ場所としてもおすすめです。
2.現存する国内最大級の町家「商家博物館むろやの園」
柳井市町並み資料館の前、道路を挟んだところにあるのが「商家博物館むろやの園」。この建物は、1688年に創業した西日本有数の大油商「小田家」の住居を、商家の資料館として開放したもの。「むろやの園」という名称は、屋号が「室屋」だったことが由来です。
山口県指定の有形民族文化財にも指定されているこの建物は、119mもの奥行きがある典型的な町家スタイル。現存する国内最大級の町家で、敷地面積は約800坪。主屋をはじめ、米蔵や本蔵など11棟を観光見学することができます。館内には小田家で代々使われてきた生活用具や、商いのための文書などが展示され、柳井商人の暮らしぶりが伺えます。
名称:商家博物館むろやの園
住所:山口県柳井市柳井津金屋439
公式・関連サイトURL:http://www.city-yanai.jp/site/kanko-shisetsu/muroyanosono.html
3.観光土産に可愛い金魚ちょうちん作りと柳井縞の染色体験「やない西蔵」
「やない西蔵」は、白壁の美しい土蔵造りの体験施設。大正時代に建てられた醤油蔵を、外観や骨組みなどはそのままに、体験工房・展示ギャラリーとして活用している複合型観光スポットです。
柳井市の伝統織物である柳井縞の織物体験や、可愛い金魚ちょうちん作りを体験してみましょう。柳井縞は、機織りだけでなく、染色も体験できます。そして、柳井市の新名物にもなっている「金魚ちょうちん」は、柳井市の観光土産にもおすすめです。
名称:やない西蔵
住所:山口県柳井市柳井3700-8
公式・関連サイトURL:http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/15132
4.柳井の命名の元になった柳と般若姫伝説「湘江庵」
般若姫が都を目指す道中、飲んだ井戸の水が大変美味しかったため、お礼に不老長寿の楊枝をさすと、それが柳の木になった…という伝説が残されています。
— ちょうふ殿 (@chofudono) May 26, 2016
「柳井」の地名はこの湘江庵の井戸と柳から付けられたといいます。【ぐりぃん】#殿 #柳井市 pic.twitter.com/houFLFUiR4
「柳井」という地名発祥の地といわれるのが「湘江庵」。江戸時代にはここに柳井の町民が集まり、俳句を読んだり、お茶会などが催されるなど、公民館のような場所でした。境内にある御堂には、平安時代末期の十一面観音像や、日本三大虚空蔵菩薩に数えられる有名な仏像が安置されています。
1400年ほど前のこと、絶世の美女と謳われた般若姫が、用明天皇に召されて上京する途中、この井戸の清水を飲まれました。大変美味しいと喜ばれ、お礼に中国の不老長寿の柳の楊枝を井戸端に差したところ、その楊枝が一晩で芽吹いて柳の大木に成長したといわれています。これが、柳井の地名の元になった「柳と井戸」についての伝説。
この井戸の水を飲むと美人になれるという言い伝えがあるので、ぜひ観光スポットのひとつに加えてみませんか。
名称:湘江庵
住所:山口県柳井市柳井3058-1
公式・関連サイトURL:http://www.city-yanai.jp/site/kanko-shisetsu/shokoan.html
5.大島大橋
1976年に開通した「大島大橋」は、柳井市~周防大島町の大畠瀬戸に架かる全長1020mの橋。1976年には、「土木学会田中賞」の作品部門を受賞しました。
橋の東端には歩道が設置されているので、歩いて渡ることもできます。時間によっては渦潮が見られたり、列車の撮影にも人気がある観光スポット。ライトアップされた夜の大島大橋もステキですよ。開通から20年間は有料でしたが、現在は無料になっています。
名称:大島大橋
住所:山口県柳井市~山口県大島郡周防大島町
公式・関連サイトURL:http://www.suouoshima.com/kanko/bridge_walk.html
◎まとめ
柳井市といえば、白壁の町並み。しかしそのほかにも素晴らしい観光スポットがいくつもあります。駅前通りのシンボルでもある煉瓦作りのオルゴールの館「グリム」は、日本人唯一のオルゴール作家、橋本勇夫氏のオリジナル曲が自動演奏され、道行く観光客を魅了。また柳井市のランドマークでもある屋代島の大島町との間にかかる大島大橋は絶景スポットで、幾つかの映画のロケ地にもなりました。また古墳から出土した最大級の鏡が発掘された茶臼山古墳もおすすめの観光スポットです。
また、柳井市には豊かな瀬戸内海の漁場から水揚げされた美味しい魚介類もたくさんあります。ゆっくりとした時間の流れる白壁の町並みを、心ゆくまで巡ってみてください。
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