一年中蒸し暑いシンガポールではすぐに喉が渇いて水分補給が必要になりますよね。そんな時にぜひ試して欲しいのがシンガポールならではの飲み物たち。どの国でもその土地で生まれた飲み物は、その土地の気候風土に合った物ばかり。日本では味わえない南国らしい飲み物をぜひ試してみましょう!
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暑いシンガポールで試してみたいローカルなドリンクをご紹介!
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1.バーリー/Barley
シンガポールのどこでも見かける事が出来る「バーリー」とは大麦を煮出して甘みを付けた飲み物です。重湯や葛湯といった感じでとろんとしてパンダンリーフの良い香りがするのが特徴。体にこもった熱を排出する効果があり、解毒や美肌、快眠など様々な効能があるそうで、子供の下痢止めに使う事でも知られています。ホットでもアイスでもOK、バーリー用の大麦は、パールバーリーという名で売っているので、これを煮出して氷砂糖とパンダンリーフで味付けをすれば日本でも再現できますよ。
2.バンダン/Bandung
シンガポール人が良く飲んでいるので、必ず見かけるのが鮮やかなピンク色のドリンク、「バンダン」です。これはローズシロップとミルクを合わせたもので、シロップの味が日本人には甘すぎる感じがしますが、慣れてくるとおいしく感じるから不思議です。味としては、子供の頃飲んだシロップタイプの薬みたい?ローズの香料が好き嫌い分かれるかもしれませんが、一度試して見てくださいね。
3.テータレッ/Teh Tarik
インド式の紅茶で、高いところから注ぐ事で泡立たせる紅茶のカプチーノ?といった感じです。ホットの紅茶ですが暑い時に飲む甘くて濃い目の紅茶は最高ですよ。街角で見かけたらぜひ試してみてくださいね。
4.テー・ハリア/Teh Halia
こちらもインド式ですが、中にたっぷりとコンデンスミルクとしょうがが入っているタイプで、しょうがの効果で身体の中が温まります。暑いシンガポールでは、室内は冷房が効きすぎのところだらけ。長くショッピングセンターなどにいると慣れない日本人だと身体の芯が冷え切ってしまいます。そんな時は冷たい飲み物は禁物、身体を温める飲み物がおすすめです。
5.シュガー・ケイン・ジュース / Sugar Cane Juice
冷たいドリンクの中では一押しなのが、サトウキビのジュースです。砂糖やコンデンスミルクの甘さではなくて、サトウキビの自然の甘さだから身体にも良さそう。硬いサトウキビを絞る特別な機械に入れると、出てくるちょっと草っぽい色のジュース。天然の甘さとさっぱり感がやみつきになる味ですよ。
6.コピ/kopi
コピとはマレー語でコーヒーの事。でもスタバで飲むようなタイプのコーヒーとは全く別物で、コピを飲まずしてシンガポールは語れないというほど、人気のあるローカルドリンクです。聞くとちょっとびっくりしますが、最初にコーヒー豆をマーガリンかバター(昔ながらの場合はラードも)、砂糖、コーンスターチを加えて深くローストするんです。それをお湯に加えて数分置いたあと、コットンのフィルターで漉します。そして注文内容により、コンデンスミルクやエバミルク、などを入れて出来上がり。コンデンスミルクは底にたまるので、かき混ぜて頂きます!
コピの注文方法
コピを飲みたいけど、コンデンスミルクはいらない、ちょっとだけ入れたい、ブラックがいい、など希望を伝えたいですよね。コピは、練乳の有無で「C(シー)」と「O(オー)」に分かれます。表にしておきますので参考にしてくださいね。冷たいコピはアイス!をつけると通じますよ。
甘さありタイプ
Kopi :コーヒー+コンデンスミルク(加糖練乳)
Kopi C :コーヒー+エバミルク(無糖練乳)+砂糖
Kopi O :コーヒー+砂糖
甘さなしタイプ マレー語でゼロ、なしという意味が kosong(コソン)です。
Kopi C kosong :コーヒー+エバミルク(無糖練乳)
Kopi O kosong :コーヒーのみ(ブラック)
甘さ控えめタイプ 底が少ない、つまり練乳少な目という意味が、siew dai(シウタイ)です。練乳なしのKopi O にも使えますよ。
Kopi C siew dai : コーヒー+エバミルク(無糖練乳)+砂糖少々
Kopi O siew dai: コーヒー+砂糖少々
◎まとめ
暑いとビール好きな方は、すぐビールが飲みたくなるかもしれませんが、ビールは体の水分を排出するので逆効果。ビタミンたっぷりのフレッシュジュースや中国茶やお水で水分補給しながら観光して下さいね。疲れた時には、シンガポール人にならってコピティアムで甘いコーヒーを飲んでみるのもいいですね。