自然の宝庫、シンガポールの自然保護区で貴重な動植物を観察しよう。

画像出典:masahero/PIXTA(ピクスタ)

自然の宝庫、シンガポールの自然保護区で貴重な動植物を観察しよう。

高層ビルが立ち並ぶシンガポールですが、多くの自然が残されています。シンガポールには数多くの公園と4つの自然保護区があり、日本では珍しい野生動物や貴重な植物を見ることができます。ショッピングやグルメが楽しいシンガポールですが、時には街の喧騒を離れ静かな自然保護区を訪れてみませんか。熱帯雨林やマングローブなど、自然感じる体験が待っています。そんなシンガポールの自然保護区を紹介していきます。

目次

自然の宝庫、シンガポールの自然保護区で貴重な動植物を観察しよう。

1.ラブラドール自然保護区

ラブラドール自然保護区はケッペル湾に面する周囲がおよそ2.1kmの自然公園。MRTサークル線のラブラドール・パーク駅に直結しています。公園全体が自然保護区となっていて、自然散策や戦跡散策、バードウォッチングや釣り、バーベキューなどを楽しむことができます。園内には遊歩道もあり、お好みに合わせて歩くこともできます。散策をしていると、2mほどのオオトカゲやリスなどに遭遇できることもありますよ。夕陽の絶景スポットとしても知られていて、シンガポールの自然を存分に体験することができます。

この自然保護区にはシンガポールの固有種や絶滅危惧植物が多く生息しています。ヒヨドリやブッポウソウなどマングローブには50種類の動植物、30種類以上の蝶や70種類以上の鳥類が生息しています。またここは第二次世界大戦中にイギリス軍が要塞として使っていたことから砦や大砲などの戦跡を見ることができます。

2.ブキ ティマ自然保護区

出典: upload.wikimedia.org

ブキ ティマ自然保護区はシンガポールの中心部に位置します。シンガポールで最初に自然保護区に指定された地域で、4つのウォーキングトレイルが整備されています。ここから標高163mのシンガポール最高峰、プキ・ティマ・ヒルに登ることができますよ。専用のサイクリングルートも用意されているのでバイクでの散策も楽しめます。シンガポールに来たらぜひチャレンジしてみてくださいね。

ブキ ティマ自然保護区には800種を越える植物や、貴重な動物を見ることができます。なんとここには、北米大陸全体より多い種類の樹木があるとのこと。カニクイザルやマレーヒヨケザルなど珍しい動物もたくさん生息しているのでぜひ探してみてください。

3.スンゲイブロウ自然保護区

出典: Allie_Caulfield

スンゲイブロウ自然保護区はシンガポール最北端にある自然豊かな湿地保護区。マレーシアとの国境付近にあり、マングローブが残るエリアです。ここは干潟と湿原のような場所で、淡水と海水が混じり合っています。そのため、多くの貴重な動植物が生息しています。

運がよければ、ワニや2mを超えるオオトカゲ、カワウソ、マラヤンウォーターモニター、カブドガニなど珍しい生物を見ることができます。近代化されたシンガポールの街からは想像もできませんね。ここには200種を超える鳥が生息していて、あちらこちらにバードウォッチングを楽しめる小屋も設置されています。熱帯雨林やマングローブなど、シンガポールの自然を楽しめるエリアとして、週末には多くの人が訪れます。壮大な自然溢れる自然保護区にぜひ足を運んでみてくださいね。

4.セントラルキャッチメント自然保護区

セントラルキャッチメント自然保護区はブキ ティマ自然保護区に隣接する熱帯雨林の保護区。原生林が広がり、貴重な生物が多く生息しています。ここには「マクリッチ・トレイル」という自然周回遊歩道があり、尾の長いマカクザルや、リス、オオトカゲなど日本では珍しい動物を見ることができます。シンガポールに来たらぜひ訪れてみてくださいね。

◎まとめ

シンガポールには多くの野生動物が生息しています。シンガポールの自然保護区は整備されていて、自然が好きな人はもちろんのこと、普段あまり自然に触れる機会がない人でも楽しむことができますよ。シンガポールに来たら、ぜひこれらの自然保護区も訪れてみてくだいね。都市部とはまた違った穏やかな開放的な時間をお楽しみください。

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