世界遺産「ソロヴェツキー諸島の文化と歴史遺産群」を持つ、ロシア北東部白海に浮かぶソロヴェツキー諸島。この島にあるロシア正教のソロヴェツキー修道院を見ようと、多くの観光客が訪れます。ソロヴェツキー修道院は、ロシア特有の玉ねぎ型の屋根クーポラを複数持っていて、孤高の島とのコントラストがとてもきれいです。
またソロヴェツキー諸島は、修道院を中心に20世紀前半にソビエト連邦初の強制収容所として使用され、戦争に巻き込まれた歴史ももっています。
そんなソロヴェツキー諸島で思い出になるようなお土産をご紹介します。ですが、残念なことにこの島ではお土産物屋さんは充実していません。修道院の中にはお土産物屋さんがあるので、ぜひ覗いてみてくださいね。
1. イコン
イコンとは、イエス・キリストや聖人、天使などの聖書での重要出来事や寓話、教会史上の出来事を画いた絵画のことです。多くの場合、イコンといえば正教会の絵画を指します。ロシアでは、ロシア正教会の修道院が各地にあり、キジ島の教会やモスクワのセルギエフ・ポサドなど世界遺産となっている建物も多くあります。
このソロヴェツキー諸島の修道院もロシア正教会なので、内部にはたくさんのイコンが飾られていて、神聖な空気で満ちています。その空気を少しでも持ち帰りたい方にオススメなのが、イコンのお土産です。修道院内部にあるお土産物屋さんには、お土産用のイコンがたくさんあるので、ソロヴェツキー諸島の思い出に残る一品を見つけてみてください。
2. 絵葉書
旅の定番のお土産といえば、絵葉書ですよね!このソロヴェツキー諸島は、世界遺産になっていることや景観がとても美しいことから、絵葉書が人気のお土産となっています。しかも、なかなか気軽に行けるような場所ではないので、友人や家族に送ればきっと話の種になりますよ。
ソロヴェツキー修道院は、ロシア特有の玉ねぎ型の屋根クーポラをもつロシアらしい建築物なので、絵葉書にしても可愛くて絵になります。帰ってから手渡ししてもいいですが、現地から送るのもステキですよ。なかには消印を見たいがために、自分宛に送る人もいるんだとか。帰国してからの楽しみになりますね。
◎まとめ
世界遺産の島、ソロヴェツキー諸島のオススメのお土産を2つご紹介しました。お土産の選択肢は多くありませんが、どちらも思い出に残る素敵なものですよ。
ロシアといえば、マトリョーシカがお土産としてどこにでもたくさん置かれていると思いがちですが、実際には都市部の観光地などに限られています。ソロヴェツキーはお土産はあまり充実していませんが、素朴なロシアの一面を楽しんでくださいね。