名称:羅富記粥麺專家 (皇后大道中店)
住所:G/F, 142 Queen's Road C, Central
香港国際空港からアクセスの良い中環(セントラル)には、高級レストランがたくさんあります。一方で中環はオフィス街でもあり、地元香港の人々が愛する、お手頃な麺粥店もあります。
ディナーはゴージャスに楽しむとして、朝食やランチは地元民に混じって中華のお粥。日本のものとはひと味もふた味も違う、本場の味を楽しむ観光客も大勢いらっしゃいます。そこで中環エリアでおすすめのお粥スポットを紹介してみたいと思います。
1.羅富記粥麺專家
1軒目のお粥スポットは「羅富記粥麺專家」です。創業から50年。地元に愛されて中環に3店舗あります。大半はローカルのお客さんですが英語のメニューもあるので少しは分かり易いかも。お粥も麺類も安くて美味しいので、ランチタイムを少しはずして訪問しても賑わっています。相席になるのは必至。お粥はテイクアウトも可能なので、それも一手です。
皮蛋痩肉粥(ピータンのお粥)や肉丸粥(ミートボール入りのお粥)も十分おいしいのですが、この店の名物は画像にもある滑牛肉粥。牛肉と一緒にじっくり煮込まれたトロトロのお粥は、ショウガの風味が絶妙です。
ワンタンはもちろん、フィッシュボールもすべて自家製です。長時間煮込まれた本格派のお粥はダシの効き方も塩加減も、日本人でも誰もが納得する出来栄えです。
中環の3店舗ですが、皇后大道中店は下記住所に。【中環徳輔道中店】の住所は徳輔道中140號地下。SOHO店は擺花街50號地下。
2.鏞記酒家
2軒目のお粥スポットは「鏞記酒家」です。香港にお詳しい方なら、おそらく「えっ?中環の有名な、あの鏞記のこと?」と思われることでしょう。数々の賞に輝き、香港政府観光局がお墨付きで推薦しているレストランのひとつが鏞記。ローストグースが有名です。焼豚も美味しさに定評があります。
ここをお粥スポットとしてピックアップした理由は、バリエーションが豊富なのです。メニューを見ますと50HK$の肉丸粥や魚片粥に始まり、180HK$のアワビ粥まで、なんと16種類もラインアップされています。グループで入店し、名物のローストグースはシェアして、あとは各人が好みのお粥を味わうのもよろしいのではないでしょうか。
中環駅D2出口から右へ。突き当たりを左折した先の信号を渡り、坂道を上がります。二本目を右折すると左にあります。
名称:鏞記酒家
住所:中環威靈頓街32-40號
公式・関連サイトURL:http://yungkee.com.hk/
3.正斗麺粥専家
3軒目のお粥スポットは「正斗麺粥専家」です。中環のメインエリアなので行き方も簡単ですし、内装もゴージャス感がありますが、お値段は比較的お手頃で済みます。
本来の開店時間は11時半ですが、少し前からお客を入れ始めます。2001年に香港の料理大賞を受賞した有名店ですから、ランチタイムは行列です。現代風でゴージャスなインテリアの店内で、画像つきメニューで注文できますから旅行者でも安心して注文することができます。
ここではエビワンタンメンをオーダーされる日本人が多いようですが、実はお粥も美味しいのです。そしてお粥のお供に、ぜひ点心も一緒に召し上がってください。「海老餃子」「海老の湯葉巻き揚げ」「原蜜味叉焼腸粉」(チャーシュー入りの生春巻き)などがおすすめです。
中環のランドマーク「IFCモール」の3階ですから、アクセスも容易です。中環駅(香港駅)で荷物をチェックインしてしまえば、香港最後の食事にも。
名称:正斗麺粥専家
住所:中環港景街1號國際金融中心3樓3016-3018號舖
公式・関連サイトURL:http://www.tasty.com.hk/
◎まとめ
香港の定番朝食でもあるお粥。鶏や魚介類のダシがしっかりと効いていて、シンプルだけれどもしみじみとしたおいしさです。連日の食べ歩きで胃腸が疲れているときにも、消化のいいお粥はありがたい存在ですね。
ローカルが好きなのはピータン粥や、レバーやモツの入ったお粥ですが、このあたりは日本人には好みが分かれるところでしょう。