マレー半島の小さな多民族国家シンガポールをエリアごとに紹介!

画像出典:ake1150sb/PIXTA(ピクスタ)

マレー半島の小さな多民族国家シンガポールをエリアごとに紹介!

イギリス、日本、マレーシアの統治を経て1965年に独立したシンガポール。その歴史は、おおよそ14~15世紀ごろに成立したマラッカ王国に始まります。現在のシンガポールは中華系とマレー系とインド系が多数を占める多民族国家で、大半が中華系です。

ここでは、シンガポール国内の各エリアついて、さらりと紹介していきます。それぞれ多民族の新興国らしい特徴があるので、自分の好みのエリアの見当をつけてから、観光プランを立てるといいかもしれませんね。

目次

マレー半島の小さな多民族国家シンガポールをエリアごとに紹介!

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1. オーチャード

出典: Erwin Soo (CC BY 2.0)

小さな国土ながらも開発が進むシンガポールは、シティだけでなく、西側のジュロン・イーストやオーチャードなど、観光に便利なエリアが増えてきました。今や定番の観光スポットになっているオーチャード・ロードは、シンガポールのモードの最先端が集まったエリアで、観光客はもちろん地元の人たちで賑わっています。

▼オーチャード・ロード

オーチャード・ロードは北西のオーチャード・ホテルから南東にあるショッピングセンターのプラザ・シンガプーラまでの全長3kmを指します。通りには街路樹もあり、常夏のシンガポールでも比較的歩きやすい場所です。

▼サマーセット駅

イスタナ公園からオーチャード・ロードを西上すると、左側に「オーチャード・セントラル」が現れます。オーチャード・セントラルのショッピングセンターでは、ユニークな彫刻が道行く人を楽しませてくれますよ。そのため、記念写真のスポットとしても評判です。

また、ショッピングセンターの12階には屋上庭園があり、イスタナやオーチャード一帯が望める開放的な場所となっています。

2. マリーナ

出典: Leonid iaitskyi. (CC BY-SA 3.0)

シンガポールのマリーナ・エリアで有名な観光スポットが、「マリーナ・ベイ・サンズ」と「サンズ・スカイ・パーク」です。

▼マリーナ・ベイ・サンズ

巨大な人工のスーパーツリー。マリーナ・ベイ・サンズやシェントンウェイなどの夜景が一望できる観光エリアです。「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」内にある植物園で、東側のおよそ110ヘクタールの土地には、「ベイ・サウス・ガーデン」と「ベイ・イースト・ガーデン」という2つのメインエリアがあります。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで最も広いのが、ベイ・サウス・ガーデンです。ランの花にインスピレーションを得たデザインは、シンガポールの国花である「バンダ・ミス・ジョアキム(ランの一種)」を連想させます。園内のスーパーツリーは、一般的なビルの9階から16階建ての高さの垂直型庭園です。2つのスーパーツリーをつなぐ空中通路を歩けば、植物園全体を見下ろすことができますよ。

夜になるとスーパーツリーの下では「ガーデン・ラプソディ」という音と光のショーが開演します。青い芝生に南国のヤシの木が立つ「ベイ・イースト・ガーデン」は、ピクニックに最適なエリアです。水辺のプロムナードからは、絵に描いたような美しい地平線を一望できます。

クラウド・フォレストは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ独自の植物園。ドームに囲まれた標高35メートルほどの小さな山が、ミストと豊かな木々に覆われ、世界で最も高い「屋内滝」がしぶきをあげています。また、海抜2,000メートルの熱帯高地の植物が栽培されているのも、見どころの一つです。

自然の美しさを屋内に再現したガーデンズ・バイ・ザ・ベイには、カフェやモダンなレストランまで、いろいろな飲食店が観光客をもてなしてくれます。各店舗のインテリアは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイと統合されたデザインで、スタイリッシュなムードのなかで楽しい食事の時間を過ごせます。

▼サンズ・スカイ・パーク

サンズ・スカイ・パークは、シンガポールの地平線を360度、見渡せるビューエリアです。素敵な景色を眺めながらプールで泳いだり、食事ができます。

また、マリーナ・ベイ・サンズのスカイパーク展望デッキは、宿泊客以外の利用も可能です。57階の高さから、360度に広がる大パノラマをエンジョイできます。

サンズ・スカイ・パークでとくに有名なのが、地上 57階の高さにある世界最大の屋上プール!シンガポールの5つ星ホテルならではの素敵な地平線を眺望できます。なお、インフィニティ・プールの利用は、宿泊客のみになります。

3. シティ

出典: William Cho (CC BY-SA 2.0)

コロニアル様式の建物や高層ビルが混在するシンガポールの中心エリア。美術館や博物館も点在していて、マリーナ湾付近にはドリアンのような形をした「エスプラネード・シアター・オン・ザ・ベイ」もあり、シンガポールの文化の発信拠点となっています。

また、隣のサンテック・シティにはショッピングセンターもあり、お買い物に芸術鑑賞にと、シンガポールでもとくにおしゃれなエリアです。

4. チャイナタウン

出典: Cmglee. (CC BY-SA 3.0)

シンガポールに住む人のおよそ80%は中華系ですが、チャイナタウンエリアではより中華的な雰囲気が味わえます。街はMRT(マス・ラピッド・トランジット)のチャイナ・タウン駅を中心に広がっていて、寺院や屋台、お土産屋さんなどで活気にあふれています。

かつては中華系のお店が多数を占めていましたが、近年ではおしゃれなカフェやイタリアンレストランなども出店し、以前とは違った町並みになってきました。また、チャイナタウンエリアにはマレー系やインド系の人たちのためのモスクやヒンズー寺院があり、シンガポールでも多民族国家の色合いが強いエリアといえるでしょう。

◎まとめ

オーチャード、マリーナ、シティ、チャイナ・タウンと、シンガポールの主要な地域を4つご紹介しました。他にも紹介しきれないエリアがありますが、現地で地元の地図を手に入れ、自分の足で回るのも観光の醍醐味です。

かつて英国に統治されていた経緯もあり、英国風の建物やアフタヌーンティーなどの文化が残るシンガポール。街もきれいなので、海外慣れしていない方でも、あまり抵抗なく楽しめる国ではないでしょうか。初めての海外旅行におすすめの国ですよ。

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