ネパールの首都カトマンズから西に200kmに位置するポカラは、ヒマラヤの山々を眺めながらのんびりできるリゾート地として人気がある町です。ネパール語の湖ポカリからその名がついているポカラは、周辺にいくつもの湖があり、湖のほとりから8000m級の山々を眺めるという贅沢な観光を楽しめるんです。
リゾートホテルや、カフェやレストランが安く、周辺にはいくつものトレッキングコースがあるので、観光で訪れたつもりが長期滞在になってしまうほど魅力的なスポットの一つになっています。ではポカラで買えるお土産にはどんな物があるのでしょう?話題のお店と品物をピックアップしましたので、参考にしてみてくださいね。
目次
ヒマラヤに抱かれてのんびり過ごすポカラ。オススメのお土産4選!
1.ヘルピング・ハンズ・ハンディクラフトの商品
ヘルピング・ハンズ・ハンディクラフトとは、視覚・聴覚障害者に無償で機織りのトレーニングをし、その後、工場で雇用し、収入を得る機会を提供している組織です。創始者のディネシュタパ氏は、以前食べ物とお金を与えた聴覚障害のある物乞いの少年が遺体となって発見された事に衝撃を受け、この慈善事業をスタートさせました。
主にスカーフやマフラー、ショール、アート製品などが販売されており、その収益は雇用者への賃金の他に、車いすや補聴器、白い杖など視覚聴覚障碍者への寄付などにも使われています。2015年4月のネパール大地震の際にもサポート活動を展開しています。場所はポカラのレイクサイドのど真ん中あたり、機織り機が展示されているのですぐにわかりますよ。織物製品を購入するならば、ぜひヘルピング・ハンズ・ハンディクラフトへ!確かなクオリティなので安心できますよ。お土産を買うだけでなく、こちらから優しさを伝えることができるので、一度手に取ってみてください。
2.ウィメンズ・スキルの商品
「ウィメンズ・スキル・ディベロップメント・オーガナイゼーション」という組織が運営するフェアトレードグループ、ウィメンズ・スキルは1975年に発足しました。主に障害を持っていたり、夫との死別や離婚、低いカースト出身のため差別を受けているなど困難な状況にある女性たちに無償でハンディクラフトのトレーニングを行い、彼女たちが経済的に自立する支援をしています。
ポカラのレイクサイドに二軒の店舗があり、コットンの手織り布から作られた、バッグやポーチ、色々な小物類が並びます。素朴で温かみのある手作り品はポカラの大自然の中でより輝きを増して、どれも魅力的。毛糸製品やフェルト製品もあり可愛いので、お土産にオススメ。1で紹介したのヘルピング・ハンズ・ハンディクラフトとはちょっと違うので、ぜひ両方覗いてみてくださいね。
3.アウトドア用品
ポカラを訪れる人の目的はのんびり過ごす事とトレッキング。何も持たずにサンダル履きでやってきても、上から下までの装備がだいたい揃うくらいのアウトドア用品店が多いんです。
ブランド製品ではありませんが、ネパール特産の織物やニット製品の帽子やマフラーなどの防寒用具も豊富です。ザックや寝袋、マットにテントなど何でも安く揃いますよ!ポカラ観光には必須といってもいいアウトドア用品、便利なお土産として、帰国してからも使えるのがいいですよね!
4.ロクタ紙製品
ネパール特産の手漉きの紙、ロクタは「1000年持つ紙」といわれているほど丈夫で長持ち、防カビ、防虫性もあり、古くから公文書や聖典の保存に使われてきました。布のように染色ができ、しわが寄ればアイロンをかけて戻せるという優れもの。この伝統工芸品のロクタ紙はポカラのお土産として人気があるんです。
原材料は標高2000mから4000mの高所に生えるロクタというミツマタ種の木の皮。製法はすべて手作業、手間暇をかけて作られたロクタ紙の美しさがヨーロッパや日本の市場に注目されるようになりました。それから、廃れていたロクタ紙産業は息を吹き返し、現在でもますます人気があがっています。一つ一つ手作りの味があるロクタ紙で作られたノートやレターセットは、可愛い物が好きな女性へのお土産にピッタリ!小箱やカレンダーなどアイテムもポカラのお土産にオススメですよ。
紙とは思えないデザインが施されているロクタ紙。オシャレなお土産が欲しいという方にはイチオシのアイテムです。
◎まとめ
のんびりとしたリゾート地のポカラには、人の温もりや優しさが伝わるお土産がたくさんありましたね。
他にもネパール特産のハチミツや、パシュミナ、ヒマラヤンソルトに、リタとよばえるソープナッツなど、女性向きのお土産には困らないアイテムがいっぱい。美味しいネパールの紅茶がおススメです。
ポカラ観光で絶景を眺めたあとは、お土産選び。ものすごく贅沢なひと時が過ごせそうですね!