チェンナイはインド南部タミルナードゥ州の州都です。インド四大都市のひとつでもあり、南部では唯一とも言える大都市。伝統的にも戦争の多かった北インドに比べると海のシルクロード交易で豊かな富を蓄え、キリスト教徒も比較的多かった都市。そうしたことからヨーロッパの文化との相性も良く、さらに洗練されたとも言われます。よってお土産も質量ともに豊富。特にヨーロッパの影響を受けて作られたものはお土産にぴったりです。
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実はインドの最先端!南部の中心チェンナイは質の高いお土産が豊富!
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インド中の名産品が手に入る
大都市であるチェンナイには、インド中の名産品が集まってきます。特にCOTTAGEというお土産物屋さんは、インド政府が運営するインド各地の名産品を取り揃えたお店です。お土産の定番であるシルク製品や綿の服、神様の像などから、日本まで持って帰るのはちょっと大変な本格的な家具や絨毯まで、インド的のお土産が何でも揃うと言って良いでしょう。
またCOTTAGEは基本的に定価販売なので、価格交渉などの不安がありません。チェンナイに限らず、南インドはあまり高い値段を「ふっかけて」来ないので、お土産ショッピング初心者にも優しいところだとも言えます。
レトルト食材はお土産にぴったり
南インドの大きな街は北インドに比べると大型店舗が多く、商品も近代的な雰囲気のものが多い印象です。個人店がとても多いイメージの北インドとは違い、チェンナイもスーパーマーケットが一般化しています。パッケージも綺麗でしっかりしているので、日持ちの面でも不安がなく、お土産にもしやすいものがたくさんあります。
特におすすめなのは、レトルトカレーなどの食材です。インドでインドカレーをお土産にするというのは、スパイスから調合することが当たり前なため、実はあまり簡単ではありません。チェンナイでならインド製のレトルトカレーをまとめ買いできますから、ぜひお土産にお試しください。
スパイスセットには伝統あり
チェンナイを始め南インド海沿いの街は、大昔から交易で栄えてきました。いわゆる貿易風と呼ばれた季節風を利用して、船を使った大量輸送を早くから確立していたためです。そのころ多く輸出されていたのが、豊富に採れたスパイスです。チェンナイでもこの伝統が今も受け継がれています。
一般的なスーパーやお土産物屋さんに、デザインのお洒落なものがたくさんあるのはチェンナイの特徴です。お土産用に作られたスパイスセットはパッケージもとてもおしゃれですし、食器なども良いものが見つかります。料理好きの人にはとても良いお土産になるので、お土産探しも楽しいですよ。
自然派コスメもおすすめ
インドには各地にヨーロッパから移住してきた人が集まっている街があります。チェンナイの近くでは、ポンディシェリーという街が代表的です。そこにNaturally Auroville Boutiqueというお店があり、質の良い自然派コスメで注目されています。
ポンディシェリーへのヨーロッパ人の移住は、1970年ころに高まったヒッピーブームを発端にしています。ヒッピー文化の影響かインドのオーガニックな産物を使い、ヨーロッパ的な洗練されたデザインで仕上げた、お土産向きの商品ばかりです。チェンナイにもお店がありますので、質の良いお土産が欲しい際は覗いてみるといいでしょう。
チェンナイならではのお土産ならマドラスチェック
チェンナイはイギリス統治時代から1990年代まで、マドラスと呼ばれていました。その当時に生まれた名産品が、マドラスチェックです。シルクや綿の布をカラフルに染め上げ、伝統的な植物や動物などのプリントを施していく手工芸品です。
チェンナイ独自の特産物というのは意外と少ないのですが、マドラスチェックは名前の通りこの町が発祥です。一時は機械化などにより衰退していましたが、天然の染料や手書きのデザインで生産する、という伝統工芸としてのマドラスチェックが復活しています。お土産物屋さんでもぜひたずねてみてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか。チェンナイはそれほど観光名所は多くないので、あまり旅行先としての知名度は高くありません。ただ南インドで一番の大都市なので、お土産に限らずインド全国からものが集まる場所になっています。また南インドは英語を話す人も多く、ホテル従業員や料理人といった人材を輩出する地域としても知られています。ホスピタリティに溢れる街なので、お土産探しもきっと楽しめますよ。