古代エジプトが好きな方なら、一度は行ってみたいカルナック神殿に王家の墓。さらに王妃の墓やハトシェプスト葬祭殿、ルクソール神殿など見どころはいっぱいです。一週間滞在しても全然足りないくらいの遺跡が点在するルクソール。この古代エジプトの雰囲気のあるお土産を選びたいと思いませんか?古代エジプトにまつわるお土産品ばかりを4点ご紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
目次
古代エジプトの都ルクソールでお買い物しよう!おススメのお土産4選
1.アラバスター
アラバスターとは大理石の一種で雪花石膏と呼ばれている石。この石で様々な細工をしたものがルクソールの特産品なんです。ピラミッドやファラオの像など古代エジプトをモチーフにした物が多いですが、花瓶や小物入れなどもあります。アラバスターは光を通すのが特徴なのでキャンドルホルダーがおススメです。
観光地のお土産屋さんやルクソールのスーク、ホテルロビーのお土産屋さんなどで売っています。ルクソールのお土産屋さんは交渉次第でかなり安くなるので、言い値の半分くらいからスタートしてみて下さいね。ホテルなどは定価販売なのであまり応じてくれませんが、商品によっては割引があったりおまけがあるかもしれません!
2.パピルス
エジプトのお土産の定番中の定番が、パピルスです。ペーパーの語源となったというパピルスは、ナイル川の岸辺に自生するカヤツリグサ科の多年生の草。現在はスーダン、エチオピア、コンゴ、ウガンダ、シチリア島などでも自生が確認されています。エジプトでは紀元前3000年頃にパピルスを使った紙作りが始まったといいます。パピルスの茎を薄くはいで水に浸したあと縦横に並べて上から叩いて密着させて紙にしたのです。
お土産品としてのパピルスには、古代エジプトをモチーフにした様々な絵がプリントされています。道端の物売りが10枚1000円!などと売りに来るのはパピルスではなく、バナナの葉やサトウキビなどで作られた偽物なので注意して下さいね。
3.カルトゥーシュのアクセサリー
ヒエログリフは古代エジプトで用いられていた象形文字。この象形文字を縄で囲んで、ファラオが自分の名前を表していたのがカルトゥーシュでした。古代エジプトでカルトゥーシュはファラオしか許されなかった印です。名前とは重要なお守りでありその人を表すだけではなく、人生を守る物とされていて、名前を粗末にすることは死をも意味すると考えられてきました。名前を囲む縄は太陽の動く黄道を表していて、太陽がファラオを守る働きをするという意味なんだそう。
金かシルバーのカルトゥーシュペンダントトップには、表に自分の好きなファラオや王妃の名前を入れ、裏に自分の名前を入れられます。もちろんその名前はヒエログリフですよ!古代エジプトで生命の鍵のシンボルのアンクやスカラベ、ロータスなどを一緒に入れる事もできます。オーダーするとその場で彫ってもらうか、数時間後に仕上がりになるのでルクソール滞在中に手に入れる事ができます。高価な物になるので、信用できるお店での購入をおススメします!
4. 香水瓶
古代エジプトでは香水の長期保存のために、黒曜石やアラバスターの瓶を利用していました。紀元前1000年頃にガラス加工が始まってからは香水瓶もガラス製の物になりました。可愛いお土産品として人気のアイテムで、マーブル模様や花の絵が描かれていたり、ラクダ象の形をした物などいろいろ。現在はガラス製とパイレックス製があり、強度があるのはもちろんパイレックス製です。様々なサイズがありますが、おススメは10センチから20センチの間くらいのミニサイズ。
香水瓶屋さんではたいてい香油も売っているので、好みの香りを買って入れて飾ってみませんか?香油とは水やアルコールが添加されていない香水の元で、古代エジプトの時代から珍重されてきた物。ツタンカーメンが妻に香油を塗って貰っている姿が描かれた黄金の椅子は、エジプト考古学博物館で見る事ができますよ。香水瓶に砂漠の砂を入れて飾るのもおしゃれですね。
◎まとめ
ルクソールはお土産天国、といってもどこでもほとんどラインナップは同じです。お土産を買える場所は滞在ホテルに入っているお土産屋さん、観光地の入り口周辺、ホテルの周辺、スーク(市場)などです。エジプトの場合はホテルの中でもテナントとして借りているだけなので、外にあるお土産屋さんと変わりません。返品交換などがスムーズという点ではホテルの中が便利ですが、お値段は高めなのがほとんど。スークでは交渉の腕次第ではお安く買えるので、たくさん買うときは強気で交渉してみましょう。言い値の半値くらいからのスタートもアリですよ!