メデジンというと、メデジン・カルテルで有名な麻薬王のパブロ・エスコバールを思い浮かべる人がいるのではないでしょうか。この為にメデジンは危険な街、というイメージが持たれていますが、近年治安は飛躍的に改善し、1993年に亡くなっている麻薬王も今ではお土産グッズになっています。常春の幸せな街メデジンでお勧めのお土産を、紹介します。
目次
常春の幸せな街メデジンで買うお土産4選
豊満なモチーフのボテロの置物
出典: MarcPo /istockphoto(アイストック・フォト)
メデジンで絶対にはずせないお土産は、コロンビアの有名な画家・彫刻家のフェルナンド・ボテロの作品の複製品です。
ボテロは、太っちょの人物や動物を描いた絵画や彫刻で有名で、ボゴタ市やメデジン市には彼の美術館があり、世界中で展覧会も開催されています。またメデジン市中心部には、写真のような愛嬌のある太っちょの人物や動物の彫刻がずらっと並んだ公園もあります。これらの黒い彫刻の複製はお土産物屋さんには必ずあり、ちょっと面白い置物として人気です。
お洒落なドレスとコスメティック
メデジンは昔から繊維産業が発達していて、衣服を安く買うためにコロンビア全国から買い物客が集まるのですが、価格の為だけではありません。男女共にお洒落な人が多いコロンビアは、中南米地域のファッションの発祥地として有名で、毎年メデジン市で行われる「コロンビア・モード」という国際見本市・ファッションショーには、海外からも沢山の人が集まります。
化粧品メーカーも沢山あり、メデジンで製造された化粧品は近隣の国にも輸出されて、女性を美しくしています。ショッピングモールにはコスメティック専門店も沢山ありますので、コロンビア女性の美の秘密を探ってみましょう!
コロンビアのゴット・ファーザー、パブロ・エスコバルのTシャツ
メデジン・カルテルの麻薬王パブロ・エスコバル。彼を題材としたテレビドラマや映画は中南米で人気で、日本でも「エスコバル/楽園の掟」という邦名の映画が上映されました。メデジンでは、メデジン・カルテルと敵対するカリ・カルテルの爆撃を受けた邸宅や、1993年に彼が警察と国軍オペレーションで殺害されて最後を遂げた隠れ家、彼のお墓など、彼の人生を巡るツアーもあります。
麻薬取引で儲けたパブロ・エスコバルは、1975年には世界第7位の富豪となっています。豪邸や高級カー、自家用飛行機まで持っていましたが、お金を地元の貧困層の住民の学校や病院、教会などの建設にもあてていたため、特に貧困層で絶大な人気を誇っており、今でも彼のお墓を訪れる人が絶えません。
パブロ・エスコバルの顔をプリントしたTシャツは街頭のキオスクで売られており、米国やヨーロッパからの観光客のお土産人気アイテムの一つになっています。
金細工のアクセサリー
コロンビアは金やエメラルドの産地です。エル・ドラード(黄金郷)伝説は、ボゴタ市近郊の古代の村で、首長が全身に金粉を塗って儀式を行っているのを見た大航海時代のスペイン人の言い伝えから発生したものですが、現在の金鉱山は、メデジン市のあるアンティオキア県に多く集まっています。金はさすがに、産地の近くなら安い、というわけにはいきませんが、古代のモチーフの金細工のアクセサリーなど、予算に余裕があればコロンビアらしくて良いですね!
◎まとめ
いかがでしたか。
メデジン地方は首都のボゴタと同じで、四季がない常春の気候です。一年中どこかで花が咲いており、毎年メデジンで開催されるフラワーフェスティバルも人気で、何より女性が美しいのが有名です。冷たい美人ではなく、気候のせいか優しい人柄がにじみ出た美しさなのですが、麻薬王も惑わした美しい女性たちが普段買って身につけているものを、ショッピングモールで買ってみては如何でしょうか?