中国南部に位置する四川省にある成都は、政治、経済、文化の中心地。肥沃な土地に恵まれ、「天府の国」と呼ばれています。旧跡や世界自然遺産などが数多く残っており、世界各国から観光客が訪れる都市ですが、成都の魅力は観光スポットだけではありません!
永きに渡って受け継がれてきた伝統工芸品や四川料理も、観光客を魅了してやみません。そんな成都のお土産は、一体どんなものが人気なのか気になりますよね。それではさっそく、成都で人気のお土産をご紹介していきましょう!
1.豆板醤
成都の名物である四川料理といったら、絶対に欠かせないのが豆板醤!そして四川料理で使われる豆板醤といったら、「郫県(ピーシェン)産の豆板醤」でしょう。かつて郫県と呼ばれた郫都区は、豆板醤の産地として有名で、著名な料理人の多くが、ここの豆板醤を使っています。豆板醤は熟成の期間によって価格がさまざまで、手頃なものから高級なものまであります。四川料理の味の要である豆板醤。成都を訪れたら、本場の豆板醤をぜひお土産に買って帰ってくださいね。
2.保寧醋(バオニンツゥー)
中国四大酢の1つ「保寧醋(バオニンツゥー)」。日本ではあまり知られていませんが、300年の歴史がある名酢で、ここ四川省成都では高い人気を誇る黒酢です。成都のレストランには、必ずといっていいほど、この保寧醋がテーブルの上に置かれています。また中国では足湯の習慣がありますが、薬膳酢として扱われている保寧醋を足湯に入れたりするそうです。
お店では試飲をさせてくれるので、まずはその美味しさを味わってみてください。重くなるのでまとめ買いはできませんが、旅の思い出にぜひどうぞ。
3.中国茶
成都には、茶館がたくさんあります。なぜなら四川省は、お茶の名産地だからです。中国茶といえば、烏龍茶ですが成都では緑茶とジャスミン茶がメジャーな存在です。
中国三代霊山の1つ峨眉山産の「竹葉青」は、名前の通り竹の葉のような茶葉が、お湯を注ぐときれいに立ち上がります。竹葉青は成都だけでなく四川省を代表するお茶で、上品な味わいです。また雅安の蒙頂山でとれる「蒙山茶」も有名で、その蒙山茶は、ほんのりと香る甘さとスッキリとした味わいが特徴で、水出しにしても美味しい緑茶です。
そして、ジャスミン茶の「花毛峰」も忘れてはなりません。深みのある味わいと花の香りが楽しめます。中国茶は、どれもお土産に買っていったら喜ばれる代物。お茶の本場成都で、お土産に中国茶はピッタリです。購入する際は、試飲をさせてもらって、お気に入りのお茶を見つけてくださいね。
4.白酒(バイジュウ)
酒作りに適した四川省の水は、高級白酒をいくつも生み出しています。中国八大銘酒のうち、「五粮液」、「剣南春」、「濾州老窖特曲酒」、「郎酒」の四銘柄は四川省で生産されているのです!もともとはアルコール度50度以上でしたが、最近ではアルコール濃度を下げた38度の低度酒が主流となってきています。成都産の白酒「全興大曲酒」もあります。全国の銘酒にも選ばれた美酒で、こちらもおすすめですよ!お酒好きの方はぜひお土産にいかがでしょうか?
5.パンダグッズ
成都はジャイアントパンダの繁殖地として知られています。そのため、成都ではどこへ行ってもさまざまなパンダグッズが売っています!文房具から小物、日用品に至るまで、ばらまき用にピッタリなお土産が豊富なのが魅力です。キーホルダーやストラップ、マグカップ、ぬいぐるみなど可愛くてついつい買いすぎてしまいそうですが、お土産ショップに所狭しと並ぶパンダグッズのお買い物を思う存分楽しんでくださいね。
◎まとめ
四川省成都には、魅力ある名産品がたくさんあります。手頃なものから高価なものまで、お土産に喜ばれそうなものがたくさん!
成都にはショッピングができる大きな広場や、デパートなどが多くあるので、お土産を入手するのに困ることはありません。成都に旅行に行かれたら、ぜひお土産選びのご参考にしてくださいね。