マカオは、マカオ半島と南に浮かぶタイパ島・コロアン島という2つの離島で構成されています。タイパ島とコロアン島の間は埋め立てられ陸続きとなっていて、マカオ半島とタイパ島は3本の橋で結ばれています。
南北に長いマカオですが、マカオ半島の北端からコロアン島の南端まではタクシーで約30分ほど。見どころがコンパクトにまとまっているので、短期間の旅程でも観光を楽しむことができますよ。ここでは、そんなマカオの3つのエリアについてご紹介していきます。
目次
マカオの個性豊かな3つのエリアをご紹介!マカオ観光を満喫しよう!
1.マカオ半島エリア
セドナ広場を中心に広がるマカオ半島の中心部は、「歴史的市街地区」として世界遺産に登録されています。このエリアにある22の歴史的建造物と8つの広場が世界遺産!狭いエリアにこれほど多くの歴史的建造物があるという世界でも珍しい地域です。
マカオは、ヨーロッパの大航海時代にはキリスト教布教活動の拠点だったこともあり、ポルトガル風の教会や歴史的建造物が数多く残されています。天正遣欧少年使節やフランシスコ・ザビエルなど日本とゆかりの深い人たちの遺跡もありますよ。このエリアを代表する観光スポットは、有名な聖ポール天主堂跡、聖オーガスティン教会、マカオタワー、ギア灯台などです。
細い路地にはファッションや雑貨、お土産、飲食店など数々のショップが並び、散策がとても楽しいエリア。まるでポルトガルのリスボンに来たような街並みを歩きながら、ショッピングやグルメを堪能できます。
2.コタイ・エリア
マカオの「コタイ・エリア」は、大規模なリゾートが次々とオープンしている新開発地区。かつては別々の島であったタイパ島とコロアン島の間が埋め立てられ、大型リゾートホテルが次々とオープンしています。
「ギャラクシー・マカオ」は波の出る大規模なプール、ホテル、ショッピングモールを併設した巨大なリゾートホテル。全室スイートのゴージャスホテル「ザ・ベネチアン」は、イタリア産大理石を使ったバスルームなど、贅沢な造りが魅力のリゾートホテル。ショッピングモールやカジノ、水路でのゴンドラ体験など施設が充実しています。
さらに「シティ・オブ・ドリームス」は2つのカジノ、シアター、ホテル、ショッピングモールがあり、ホテルの外に出なくても1日中楽しく過ごすことができます。その他、マカオのコタイ・エリアにはフォーシーズンズ・ホテル、サンズ・コタイ・セントラルなどラグジュアリーな高級リゾートホテルが並んでいます。
3.タイパ島/コロアン島エリア
マカオのタイパ島とコロアン島は、ノスタルジックな雰囲気が漂うリゾートエリア。今は造成されてつながっていますが、どちらも十数年前までは離島でした。
タイパ島はマカオ在住のポルトガル人の別荘地として発展しました。高級マンションが立ち並ぶ一方、パステルカラーの街並みや石畳の通りが残る、風情ある街並みが特徴です。ポルトガル公館を改装したミュージアム、レストランや土産物店が軒を連ねるフードストリートなど見どころもたくさん!中国とポルトガルがミックスした、独特の雰囲気を味わえます。
コロアン島はマカオ最南端にあるエリア。亜熱帯植物に囲まれたリゾートエリアで、のどかな風景が広がっています。最先端のコタイエリアとは違ったのんびりとした雰囲気のリゾート地で、昔ながらの漁村や静かなビーチなどゆったりと過ごしたい人におすすめです。またこのエリアにはエッグタルトの有名店がありますよ!
◎まとめ
マカオは東京都の品川区とほぼ同じ大きさ。それほど広くないエリアに、見どころがぎゅっと凝縮されています。ここで紹介したエリアはそれぞれ特徴があり、多くの見どころが詰まっています。各エリアを効率よく回ってマカオ観光を楽しんでくださいね。