アンダルシアはフラメンコ発祥の地と言われています。アンダルシアの州都セビリアはタブラオが多く、また衣装や小物を扱うお店が多数あり日本からも買い付けにやってくるほどです。イスラム時代の建物も多く残り、スペインの中でもエキゾチックな雰囲気が色濃く残る街セビリア。お土産に良さそうな名産品の数々をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!
目次
スペインの春祭りで名高いセビリアで買いたいお土産品。おすすめ4選!
1.セビリア焼き
セビリアのお土産屋さんを見ていると、美しいタイルや焼き物が目に入るはず。表面に凹凸があるのが特徴のセビリア焼きは、8世紀頃からセビリアに伝わる伝統陶芸でその技法はクエルダセカと呼ばれています。
素焼きの状態で油とマンガンの混合物で縁取りをした中に、釉薬を筆の先やあスポイドを使って流し込んでいくことで、油を含んだ縁取りが境界線となり釉薬がまじりあう事がありません。縁取りにゴールドを使う豪華版もあり、壁掛け時計や飾り皿として人気があります。
これらのタイルの技術は長きに渡ってこの地を治めていたアラブ人が持ち込んだ物。今なおその伝統が受け継がれているのがすごいですよね。小さめのタイルならお手頃価格なので、セビリアの思い出にいかがですか?焼き物好きな方へのお土産はもちろんセビリア焼きに決まりですね。
2.アンダルシア産のオリーブオイル
実は世界一のオリーブ産出国はスペインという事を、ご存じでしょうか?2011年の調査では世界の4割を占めているんだとか。ちなみにイタリアは第二位ですが、その生産量はスペインの半分にも及びません。世界一の産出量を誇るスペインのなんと約8割が、アンダルシア州産なんです。アンダルシアを旅すると、見渡す限りオリーブ畑だらけなのも納得ですよね。
そんなアンダルシアの州都セビリアの旧市街にある「オレオ・レ」というお店はオリーブ製品の専門店。オリーブオイルはもちろん石鹸、オリーブオイルを使ったチョコレートなどもあり、お土産にピッタリです。オリーブオイルの味見もできるので、お好みのものをぜひ探してみてくださいね。
3.フラメンコグッズ
スペインで活躍するフラメンコダンサーが、衣装や小物を仕入れにやってくるのがセビリアなんです。もちろん日本でも、フラメンコをやっている人がわざわざやってくるのだとか。本格的なオーダーメイドの衣装はお土産には難しいですが、衣装に映える髪飾りやアクセサリーにカスタネットなどの小物類なら珍しくて面白いかもしれませんよね。
セビリアではスペイン三大祭りの春祭りが行われます。その時に女性たちはフラメンコの衣装を着て祭り会場に行き、セビジャーナスという踊りを踊って祭りを楽しみます。まさにフラメンコの町セビリアでは、お土産屋さんでも子供用の衣装や扇子などが売られています。派手な飾り付きの扇子もありますが、シンプルで実用的なタイプもあるのでこれならお土産にできそうですね。
4.シルクのショール
こちらもちょっとフラメンコ絡みですが、セビリアではハンドメイドのシルクショールも人気があります。フラメンコでもショールを巻いて登場し、途中ではらりと外したりする演出もありますね。
特にフラメンコ用というわけではなく、普段使えるようなシンプルなデザインの物もあるので、夏場に冷房が効きすぎた場所で使ったりできますね。パーティーなどにも活躍できるような美しいデザインや刺繍がたくさん入ったタイプもあるので、色々出してみて貰って吟味して下さい。シルクなのでお値段はそれなりにしますが、ハンドメイドの良さがしっかり感じられる価値ある一品です。
◎まとめ
セビリアで買えるものにこだわってご紹介してみました。いかがでしたか?他にも面白いところでは闘牛のポスターや、闘牛観戦の時に男たちが回し飲みするためのワインを入れた水筒ボタや、闘牛士やフラメンコダンサーの土人形などもセビリアらしいお土産品です。明るくて、歩いているだけで楽しくなるような雰囲気のセビリアの街。たっぷり時間をとって街歩きを楽しんで下さいね。