羊飼い「ブクル」が作った町という伝説が残るルーマニアの首都ブカレスト。そのブカレストは過去には「東欧の小パリ」とも呼ばれるほど美しい街並みを誇っていたのですが、有名なチャウシェスクの独裁政治により殆どの歴史ある建築物が破壊されてしまいました。
その後、様々な国の文化をとり入れ、観光を楽しめる街になりました。そんな観光に欠かせないのはもちろんお土産選びですね。ブカレストでのおすすめのお土産をご紹介します。
目次
羊飼いブクルが作った町・ブカレストで手に入れたいお土産4選
1.チョコレート
ブカレストの大きなスーパーに行くと、50種類以上の異なるブランドのチョコレートが売られています。ブカレストのお土産には、ルーマニアのチョコレートがおすすめ。
特に一番人気は「Poiana(ポヤナ)」というメーカーのチョコレート。1995年には2種類しかなかった味も、現在では20種類以上と増えています。また「ROM(ロム)」という名の50年以上の歴史を持つチョコレートもルーマニアを代表する物で、そのレシピは発売以来変わってないのだとか。スーパーなどでお得に沢山買えるチョコレートは一押しのお土産ですよ。
2.Gerovital(ジェロヴィタル)
実はあまり知られていませんが、ルーマニアはヨーロッパの中でも長寿国の一つ。そんなルーマニアが国をあげて行っているプロジェクト、それがアンチエイジングです。いつまでも若く美しくいたい、という女性の切なる願いを受けアナ・アスラン博士によって生まれたコスメ商品がGerovital(ジェロヴィタル)。
肌に若々しさを取り戻すと言われるジェロヴィタルは女性のお土産におすすめです。ジェロヴィタルはブカレストの大型スーパーや薬局などで簡単に手に入れられ、お値段もブランドコスメと比較してもとてもお手頃ですよ。ぜひ試してみてくださいね。
3.ドラキュラグッズ
若く美しい女性の血を好んで飲み、ニンニクや十字架そして陽の光が苦手なドラキュラは世界でも有名な怪物ですね。そんなドラキュラのモデルとして有名なのがルーマニアのワラキア地方の領主の一人だったヴラド3世公です。
実際にヴラド公が住んでいたとされるのは、ブカレストから180km程離れたブラショフという町なのですが、今ではブカレストの街中にあるお土産屋などでもドラキュラをモチーフにしたお土産を見ることができます。ドラキュラの顔をモチーフにしたマグカップからワインの栓抜き、ドラキュラの特徴的なマントなど仮装ができるグッズまでありますよ。ルーマニアを訪れたらファンではなくても一つは記念に日本に持ち帰ってはいかがでしょうか。
4.イコン
ルーマニア正教会や東方教会で欠かすことの出来ないイコン。キリストや聖人の姿、またはキリスト関連の出来事を平面の絵に現した聖像とも呼ばれるもので、ルーマニアの各家庭に最低一つはあるものです。
そんなイコンはキリスト教徒ではなくてもお土産におすすめ。教会や修道院などの宗教施設はもちろんのこと、ブカレストの街中でもイコンを販売している場所はたくさんあります。絵柄も金や銀一色の物から華やかな色遣いの物まで種類が豊富。大きさもキーホルダーのような小さい物から壁に飾る大きなものまでありますので、予算に応じて購入できますよ。ブカレストの観光スポットの一つ大主教教会などを訪れた際は、お気に入りのイコンを探してみてはいかがですか。
◎まとめ
ブカレストのお薦めのお土産はいかがでしたか。他にもパリンカと呼ばれる伝統的蒸留酒などもおすすめです。プラムなどの果実から作られるお酒で、製造する工程において国から厳しく決められています。ブランデーのように強いお酒ですが、甘く癖になる味。またルーマニアゴールドと呼ばれる蜂蜜も人気で、運が良ければ養蜂家から直接新鮮な蜂蜜をお得に手に入れることができますよ。歴史と物語の詰まったルーマニアを楽しんでくださいね。