太湖の恩恵を受ける水郷の町「江蘇省・蘇州」のお土産をご紹介!

太湖の恩恵を受ける水郷の町「江蘇省・蘇州」のお土産をご紹介!

江蘇省の蘇州は長江デルタに位置する太湖の東に位置する水郷の町で、観光地として名高く、中国経済の中心地・上海に近いことから、日本人も多く訪れる場所です。水郷は日本ではあまり見られない風景なので、新鮮に映ることでしょう。太湖には上海蟹の養殖場があります。そんな蘇州のお土産を紹介していきます。

目次

太湖の恩恵を受ける水郷の町「江蘇省・蘇州」のお土産をご紹介!

1.碧螺春茶

洞庭・碧螺春茶は蘇州の名産で中国十大名茶の一つです。記録では、碧螺春茶は隋や唐の時代にはすでに知られ、千年以上の歴史があります。清の康煕帝が蘇州を巡った時に「碧螺春」の名を賜ったという言い伝えもあり、お土産にも大変評判です。洞庭山の四季を通じて花が咲く地理的環境で、お茶や果物の木が植えられています。碧螺春茶は特別な花の香りがします。碧螺春茶の生産には条件がいくつかあり、早春につぼみが出ると、芽の先端部分を2cm以内摘み取ります。その後、焙煎して、もむという作業を経て加工に入ります。

お茶は世界三大飲料です。米国の臨床研究センターのクロッカー博士によると冷却効果、そしてのどの渇きを潤す効果を確認しています。中国茶はビールやコーラよりも暑さ対策に効果があり、お茶には種々の細菌を殺すことができるタンニン酸が含まれています。蘇州の洞庭・碧螺春茶は全て芽から作られています。健康を維持するため、自分へのお土産として購入する方もいますよ。

2.蘇綉

蘇州は2500年の歴史を持つ文化都市。「楽園」とも呼ばれています。エレガントで美しい自然環境と文化が明るい芸術を誕生させました。中国だけでなく外国でも有名な蘇州刺繍の起源となった町です。特に蘇綉(蘇州刺繍)は、中国四大刺繍の一つ。洗練された縫い方や上品な色のステッチは美しいデザインを生み出します。ジャンルも広く、人や風景ばかりでなく、江南文化も反映されています。そのため、お土産として購入する観光客もいます。

記録によると、宋代に刺繍の芸術レベルが粋を極め、当時の蘇州は刺繍の里と呼ばれました。刺繍の研究のため色とりどりの模様を生み出したのです。蘇州は「各家庭に刺繍があり、刺繍のできる女性がいる」とまで言われるようになりました。山や海、町をデザインに刺繍を行い「刺繍は蘇州にあり」と称されています。

3.陽澄湖大閘蟹

またの名を「金爪蟹」として知られ、江蘇省は蘇州にほど近い昆山で生産されています。俗に清水大蟹と呼ばれ、大きな体に青い甲殻、白い腹、金の爪が生えています。10本の手足は短く、ガラスの上でも素早く動きます。蘇州を代表する食べ物なので、お土産に購入する方もいます。

カニのシーズンは菊が満開に咲く頃で、9月はメスガニ、10月はオスガニが旬です。メスは金色で、オスは玉のような白をしています。滋養があり、陽澄湖の清水大閘蟹は肥え、通常サイズで3匹・500グラム、大物は1匹で250グラム以上あり、最大で500グラムのカニもいます。ふっくらとした蟹の肉は、栄養が豊富です。古くから、陽澄湖大閘蟹を食べにくる人が多く、蘇州はもちろん中国の有名ブランドになっています。現地でも、お土産でも味わっておきたい一品です!

4.蘇州豆腐干

蘇州豆腐干は江蘇省・蘇州で生産されています。新鮮な大豆を削って水に浸し、洗ってから煮詰めます。固まったら成形して、揚げたあとに冷却して加工・包装されます。製造工程では、季節ごとの気温の変化によって大豆を水に浸す時間を調整します。冬は9割の凹みがベストですが、夏は7割の凹みがベストです。

日によって生産量を加減し、浸した後はきれいな水で洗い流します。半ペースト状の段階で水を加え、4回に分けて分離させます。最初に干して、次に水できれいにし、最後に洗います。豆乳が均一に加熱されるよう、一度ひっくり返して煮ます。同じことを三度繰り返し、凝固させるのです。固めるときは、豆乳の温度と濃度を調整します。温度とにがりが適量になると固まります。最後は、水を抜いて圧縮します。スライスしてから揚げると形が固定化して、出荷できる状態になります。

◎まとめ

お茶やシルク、蟹などの食べ物のお土産が多い蘇州。上海からも近く水郷の町として日本でも知られています。高速鉄道を使えば、上海からの日帰り旅行も可能です。秋の蟹シーズンに合わせて訪れるのもいいですね。上記の情報を参考に、お気に入りのお土産を見つけてみてくださいね。

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