中国語とポルトガル語が飛び交うマカオで公共バス乗り体験

中国語とポルトガル語が飛び交うマカオで公共バス乗り体験

マカオといえば、カジノがすぐに思い浮かびますね。現在は、中華人民共和国の特別行政区ですが、以前はポルトガルの植民地でした。そのため、マカオの街はヨーロッパの雰囲気が漂います。中国本土と隣接するマカオ半島、タイパ島、コロアン島、コタイ地区で構成されているマカオ。世界文化遺産に2005年に登録されたマカオ歴史地区もあり、世界中から観光客が訪れています。

そんな歴史と観光都市マカオを安く、便利に移動できるのがバスです。今回は、マカオのバス事情をご紹介します。

目次

中国語とポルトガル語が飛び交うマカオで公共バス乗り体験

マカオのバス事情は?

マカオのバス路線は、マカオ半島、タイパ島、コロアン島、コタイ地区を合わせて約60ほどあります。バス会社は、澳門新福利公共汽車(TRANSMAC - Transportes Urbanos de Macau, S.A.R.L.)、澳巴(Sociedade de Transportes Colectivos de Macau, S.A.R.L.)、澳門新時代公共汽車(NEW ERA / MACAU NOVA ERA DE AUTOCARROS PUBLICOS, S. A)の3社があります。

料金は安いし、路線も多いので移動に便利なのですが、バス停にある時刻表や運行ルートの表記は、中国語かポルトガル語で、朝夕のラッシュ時には、渋滞も起こります。マカオでバスに乗る事は、少々ハードルが高いかもしれません。そのため、最低限、以下のことを確認、用意しておくと便利でしょう。

• ラッシュ時にはできるだけバスに乗らないようにする
• 目的地までのバスの路線図を事前に確認
• バスの路線番号をメモしておく
• 目的地を中国語でメモしておく
• 目的地の地図も用意しておく

バスの乗り方、降り方

マカオのバスの乗降車は、以下のような要領です。

乗り方
• バス停に着いたら、事前に調べておいた目的地へのバスの路線番号、行先、ルートをバス停の案内板で確認
• バスが来たら、手を挙げる。バスが止まったら乗車
• 乗車したら、運賃の支払い。お釣りが出ないので小銭を用意。
• マカオパスを持っていれば、カードリーダーにかざす。
降り方
• 車内の電光掲示板で次に停まるバス停を表示、車内アナウンスもあり。
• 目的のバス停に近くになったら、ブザーを押す
• バスが止まったら降りる

日本とさほど変わりないのですが、表示やアナウンスが中国語、ポルトガル語、お釣りの用意がないことが大きな違いですね。
また、マカオパスはマカオのICカードのことで、マカオで運行しているバス会社すべてで利用ができ、小銭を用意する手間もありません。マカオのコンビニやバス会社事務所などでも購入可能ということです。

バスの運賃、アプリ

マカオのバスの運賃は乗車距離により異なり、2.8パタカから6.4パタカほどとなります。
以下の料金を目安として参考になさってください。(マカオの通貨:マカオパタカ/MOP、1MOPは約14円が目安です。)

• マカオ半島内 3.2 MOP
• タイパ内 2.8 MOP
• コロアン内 2.8 MOP
• マカオ半島からタイパ 4.2 MOP
• マカオ半島からコロアンビレッジ 5 MOP
• マカオ半島からコロアン黒沙海灘 6.4 MOP
• タイパからコロアンビレッジ 3.2 MOP
• タイパからコロアン黒沙海灘 3.6 MOP

また、最近はスマホのアプリでマカオの観光名所やアクティビティ、イベントなどの情報を見ることができます。その中には地理情報を用意したアプリもあるので利用すると便利でしょう。澳門地圖通 Macau GeoGuideという無料アプリには、バス路線の情報も照会することができるので、ぜひ利用したいものです。ただ、言語が英語、中国語、ポルトガル語となり、日本語はありません。

◎まとめ

マカオのバス事情はいかがでしたでしょうか。事前にルートやバスの路線番号などを調べて、スマホアプリを活用すると意外に簡単に利用できそうです。ただ、マカオのバスは運転が荒いと評判(?)ですので、バスに乗ったら座席に座るか、しっかりとつり革を持っておくことをお忘れなく。

また、お年寄りや小さい子供に優先して席を譲ることもマカオでのマナーですので忘れないようにしてください。マカオでのバス乗り体験、ぜひ楽しんでください。

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