フランス旅行といえばもちろん有名なのはパリですが、フランス中部の街トゥールも見どころの多い歴史ある街として有名です。トゥールを訪れるなら、お土産も現地でしか手に入らないものを買って、パリとはちょっと違う街の雰囲気を日本帰国後にも味わいたいものです。トゥールと、その周辺ロワール地方で有名なお土産にはどのようなものがあるのでしょうか。
目次
フランス中部の街トゥールに行ったら買うべきお土産はなに?
目次を閉じる
1.トゥールという街と、トゥールで買えるお土産とは
トゥールは、フランスの中部に位置する都市です。パリから約240キロほどの距離がありますが、フランスの高速鉄道TGVに乗れば、パリから1時間ほどで行くこともできる、少し足を伸ばすのに良い街でもあります。また、ローマ帝国時代からの古い歴史も持ち、15世紀のルイ11世時代や、第二次世界大戦の際には一時的にフランスの首都が置かれたこともある、由緒ある街でもあります。
古城や歴史的建造物も残り、ポストカードなども良いお土産になっています。現在でも周辺のロワール地方の中心で、生産物などが集まってきていますので、お土産ショッピンも楽しめる街です!
2.ロワールのワイン
トゥールが中心であるロワール地方は、フランス国内でもワインの産地として有名です。フランスワインの産地というと、ボルドーやブルゴーニュ、あるいはシャンパーニュ地方が知られていますが、ロワール地方のワインはそれらよりも安くて家庭で普段飲むものとして親しまれています。国内消費が多いため、あまり日本では知られていないので、ワイン好きな方へのお土産には最適でしょう。
中でも最も有名なのが、ミュスカデです!白ワインをつくるぶどうの品種の名前でもあり、産地の名前でもあります。日本でも名前は知られているので、トゥールでのお土産探しにも良いでしょう。
3.ゲラントの塩
ゲラントの塩は、現在でも機械をほとんど使わない昔ながらの伝統的な手法でつくられている、天然塩です。海水を太陽と風の力だけで蒸発させて、塩を結晶化させて作られます。トゥールの近くで作られているので、トゥールでよく手に入る名物となっていますので、お土産にも適しています。
ミネラルが豊富なだけでなく、海藻の風味がほのかに感じられるまろやかな味わいで、9世紀に生産方法が確立されて以来、多くのフランス料理のシェフたちに愛用されてきました。今では、料理の専門家の間ではとても有名な塩のブランドになっています。料理好きな方へのお土産に良いでしょう!
4.オルレアン製法のビネガー
トゥールのあるロワール地方は歴史ある地域で、食についてもたくさんの伝統を持っています。その一つが、1797年に創設された老舗のビネガー製造会社マルタン・プーレ社の作るビネガーです。これはオルレアン製法と呼ばれ、良質のワインを6ヶ月以上樽で熟成させて作られ、まろやかでやわらかな酸味が特徴のビネガーに仕上がります。
たくさんのフランス料理のシェフたちにも支持されているオルレアン製法のビネガーをお土産にするのも、料理好きな方には喜ばれるでしょう。トゥールのお土産の選択肢の一つになります。
5.シェーブルタイプのチーズ
ロワール地方は数多くの色の名物で有名なので、その中心であるトゥールでもそれらの多くに出会うことができます。ただ、トゥール周辺の名物とはいえ、新鮮さがもとめられるタルトタタンやジビエ食材は、日本へのお土産には向かないでしょう。
そこで、シェーブルタイプのチーズがお土産におすすめです!このチーズは山羊の乳でつくられるチーズで、独特のクセや味わいがあります。山羊の乳でつくられたチーズなので、日本ではクセがありそうで避けている人も少なくないのですが、お土産としてなら、少し個性的なチーズでもいいでしょう。
◎まとめ
いかがでしょうか?フランス旅行のお土産というとパリで手に入るものが一般的で、定番として定着しているでしょう。しかしトゥールのお土産には、ロワール地方の産物、名物が多く、農産物の豊富なフランスらしいものがたくさんあります。パリから行くにも手ごろな距離ですし、ぜひトゥールまで足を伸ばして、歴史スポットや古城を楽しむとともに、個性的なお土産を探してみてください!