イタリア旅行で外せない場所といえばヴェネツィア。まるで映画のセットの中を歩いているかのような独特の雰囲気を持つ「水の都」ヴェネツィアは、1年を通して世界中からの観光客でにぎわっています。
世界一美しい広場と言われるサンマルコ広場やリアルト橋の周辺には、イタリアの他の街では見られない個性的で素敵なお店がたくさんあるんですよ。
今回は「手作りのホンモノ」にこだわったヴェネツィア自慢のお土産品を4品ご紹介いたします。
ここでしか手に入らない、スペシャルな一品を見つけてくださいね!
目次
ヴェネツィアのお土産はホンモノにこだわろう!おすすめの4品をご紹介
1.ヴェネツィアングラス
ヴェネツィアングラスは、中世時代に東方諸国との貿易で大変重宝された交易品でした。その製造方法や技術が外国に漏れることを恐れ、すべてのガラス職人やその家族をムラーノ島に強制移住させたかつてのヴェネツィア共和国。ムラーノ島がヴェネツィアングラスの産地となっているのには、このような歴史背景があるのです。
熟練の職人により熱せられたガラスの球が吹かれて芸術作品になる姿を目の当たりにすると、なんだかマジックを見ているような気分になりますよ。世界に一つだけの手作り品は、お土産にぴったり。クラシックなデザインだけではなく、普段使いできるようなかわいいガラス製品もあるのでじっくり選んでみてください。リーズナブルなアクセサリーは、よりチャレンジしやすいかもしれませんね。
2.仮面製品
ヴェネツィアらしいお土産といえば仮面グッズですよね。毎年2月に行われるヴェネツィア名物のカーニバルでは、豪華な衣装のレンタル屋さんが出て、素人でも着飾って街中を歩く事ができます。
仮装に欠かせないのこの仮面は、15世紀には仮面を専門で作る仮面職人がいたという伝統工芸品。石膏と紙でベースを作り、そこに一つずつ丁寧に装飾を施していくという手作り品なのです。
オーダーメイドを受け付けているお店もあり、簡単な物なら2~3日で出来上がるのだとか。
自分だけのオリジナルの仮面をヴェネツィアの職人さんに作ってもらうなんて、素敵だと思いませんか?
3.マーブル紙製品
サンマルコ広場からリアルト橋に向かう道沿いに、数軒のマーブル紙の専門店があります。
このマーブル紙を使った小物類が女性を中心に大人気!ノートやレターセット、カード類、小物入れなど、どれも本当に可愛いんですよ。
マーブル紙を扱うお店では木型のスタンプを使った紙製品もあり、ヴェネツィアの景色がデザインされているものなどがおすすめ。紙類は軽いので色違いで購入したり、ばら撒き用に大量購入できるのがうれしいですね。
4.カフェフローリアングッズ
ヴェネツィアで一番古い老舗カフェ「CAFFE FLORIAN」でお茶を飲みながら演奏を聴く…そんな素敵なひとときを過ごしませんか?1720年に創業されたクラッシックな店内には豪華な家具が並び、まるで中世ヨーロッパに迷いこんだかのような気分を味わうことができます。
意外と知られていないのが店内にある小さな販売コーナー。コーヒーを頼むとソーサーに一ついてくるチョコレートを購入することができるんですよ。カフェの豆をチョコでコーティングしたもので、エスプレッソ味、カプチーノ味などがあります。
ここでしか買えないお土産ですし、何よりも美味しいので喜ばれること間違いなし!
「CAFFE FLORIAN」のロゴ入りのバッグなども売っているのでちょっと覗いてみてくださいね。
◎まとめ
ヴェネツィアではブラーノ島のレース製品も有名ですが、手作り品なので量産はできません。
お値段もそれなりに高い物が多いのですが、最近では中国製の安価なレース製品も出回っているのだとか。
ヴェネツィア製と言わなければ嘘にならないとしても、明らかに故意に紛れ込ませているお店もあるので購入する際はしっかり確認しましょうね。
安物やニセモノをばら撒くのはもう古い!
ヴェネツィアで手作りの「ホンモノ」に触れたからには、お土産にもぜひ「ホンモノ」を!!