名称:小籠包
住所:台中市西区精誠路53號
日本では屋台といえばラーメン屋やおでん屋くらいですが、台湾では屋台はずっと日常に溶け込んでいます。台中の精明一街付近にも、屋台が所狭しと並んでいて、中には昼や朝限定でオープンするというお店も。ジャンルもさまざまで、地元で働く人しか知らないような屋台が多く、観光客にはなかなか情報が届かないのが現状です。
また簡素な作りの露店でも、リーズナブルで良質の料理を提供している屋台もあります。ただ、観光で行った場合、どの屋台にすればいいのか迷う方も多いでしょう。そこで、精明一街付近の屋台名物を3つに絞って紹介します。
目次
台中に住む人しか知らない精明一街のリーズナブルな屋台3選
1. 小籠包
精明一街の屋台では、小籠包が安価でとっても人気があります。日本でも中華街などで人気がありますね。その名も「小籠包」というこちらの小さな屋台は、精明一街でもとくに知られたお店の1つです。営業時間は、午後12時半から午後3時半ごろまで。あくまで目安なので、時間に余裕をもって訪ねましょう。
名物の小籠包は、肉汁が美味しいと評判です。ほとんどスープというぐらい、たっぷりと入っていますよ。具は玉ねぎと豚肉で、脂っぽさはありません。肉汁が熱いので、一度、小籠包の皮をやぶって汁を出してから食べるといいでしょう。とくにソースなどをかける必要がないくらい、濃厚なうまみを感じることができます。
2. 鼎味塩水鶏
鼎味塩水鶏は、精明一街のリーズナブルな屋台です。厳選された食材を使用し、営業時間は午後5時から深夜1時までです。誠実さが売りの鼎味塩水鶏は精明一街のなかでも人気が高く、暗くなった路地にはいつも「塩水鶏」の香りが漂います。とくに塩水野菜が評判で、新鮮な野菜が多く使われています。とても小さな屋台なので、見逃さないように!
食材として使用されているキノコは、肉厚で柔らかい食感です。ヒラタケも弾力があり、甘みがあります。トッピングのコーンも新鮮で、少し焦げたものを購入するといいでしょう。脂みのある塩水鶏と、新鮮な野菜の香りがうまくブレンドします。また、好みに応じてお好きな調味料を入れるのもおすすめ。辛さは塩水鶏によってカバーされていて、コショウの爽やかな香りがします。鶏肉は柔らかく、やや塩辛いのも特徴です。
名称:鼎味塩水鶏
住所:台中市西区精誠路43-6號
3. 珍麻吉手工点心
珍麻吉手工点心は、中華風焼き菓子を販売する精明一街の屋台です。後ろには台中の「広三SOGO百貨店」があり、近くには小さな川が流れています。精明一街一帯でもちょっと知られた屋台で、小腹が空いたときに思わず立ち寄りたくなるような場所です。小さなテーブルにパラソルを置いただけの簡易なスタイルで、いかにも台中の露店という印象です。
焼き菓子はワンパックから購入可能で、種類は4つ。味はゴマ味、ピーナッツ味、小豆味、里芋味から選べます。とくにピーナッツ味やゴマ味が美味しいと、現地の人にも評判です。餅の皮の部分の食感がよく、最初の一口は中の点心が破裂しないように慎重に食べるのがポイントです。
名称:珍麻吉手工点心
住所:台中市西区中美街長春街入り口
◎まとめ
「小籠包」、「鼎味塩水鶏」、「珍麻吉手工点心」と、ちょっと旅行で訪れたぐらいでは気づかないような、リーズナブルな台中の屋台を紹介しました。台中では、小さな店構えでも評判の屋台がいくつかあります。もちろん、売上の低い屋台は自然淘汰されていきます。
また、評判のお店は同僚など通じて伝わることが多く、旅行客の耳に入りづらいのが現状です。さらに、昼間や朝限定でオープンする屋台もあります。やはり台湾屋台の情報源として頼りになるのは、現地の人から聞くことですね。