「台湾でタクシーに乗りたいけれど、ちょっと不安だなぁ」と思っている人、あるいは「台北なら何度かタクシーに乗ったけれど、台中ではどうしたらよいだろう。」と不安に思っている人もいるでしょう。
台北と台中でのタクシーの利用方法にほとんど差はありませんが、料金など少し違うところもあります。ここでは、そんな台中のタクシー事情をご紹介します。
目次
台中でタクシーを上手く使って観光しよう!タクシーで気を付ける3つのこと
1. タクシー料金について
メーター制の場合、台中のタクシーの初乗り運賃は85台湾元。初乗りは1.5㎞、その後は、0.25㎞毎に5台湾元加算されます。また、信号や渋滞などの停車は3分毎に5台湾元かかります。他方で、呼び出しやトランクの使用などは無料です。
台中では夜間料金が適用されるので、23時から翌朝6時まではタクシーの料金が変わります。夜間料金はメーターに反映されません。別に請求してくる場合が多いので、忘れないようにして下さい。
また支払いの際に、大手タクシー会社の「台湾大車隊」ならクレジットカードを使えますが、ほとんどは現金のみとなります。クレジットカードが使える場合でも、少額だと断られることもあります。
地方や離島では、観光地であってもメーター制でないタクシーも少なくありません。その場合、運転手さんとの直接交渉になりますが、観光地ならタクシーの発着所に主要地点までの運賃の目安が書かれていることがあるので、それを参考にすると良いでしょう。いずれにしても、「旅游服務中心」などであらかじめタクシーの運賃や配車方法を聞いておくことをお薦めします。
※情報は2017年現在のものです。
2. 乗り方・注意点
台湾のタクシーは「計程車」と呼ばれていて、車体は黄色に統一されています。黄色以外の車はタクシーではないので、もしタクシーだと言われても利用しないようにしましょう。
ドアは、日本とは違って手動式なので、自分で開閉をします。降りた時にドアを閉め忘れないよう、気を付けて下さいね。また、台湾はスクーターが多いので、後方をよく確認してからドアの開け閉めをしましょう。
台鐵台中駅や高鐵台中駅など、大きな駅にはタクシー乗り場があり、市内であれば手を挙げればタクシーが止まってくれます。ただ、郊外や田舎に行くと流しではタクシーが走っていないこともあるので、あらかじめ電話番号を控えておくと良いでしょう。
また、基本的に日本語や英語はタクシーの運転手さんには通じません。中国語も、日本人のカタカナ読みではほとんど通じないと思って下さい。中国語で書いた行先の住所を見せるのが、もっとも確実でしょう。
3. トラブル車両と安全な車両の見分け方
台中でも、タクシーのトラブルがないわけではありません。外務省の安全対策の項目にも掲載されています。ただ、以前よりは落ち着いてきているようです。それは、台北でも台中でも同じです。
とはいえ、やはり海外でのタクシー利用は不安もありますよね。そこで、トラブル車両と安全な車両の簡単な見分け方をご紹介します。
まず、運転手自ら誘ってくるタクシー。これは要注意です。客引きをするタクシーは、違法か怪しいものが多いです。乗らないようにしましょう。また、車両が極端に古かったり、汚かったりするタクシーは、きちんとしたタクシー会社のものでない可能性があります。管理の行き届いていそうなきちんとした車両のタクシーを選んで下さい。さらに、後部の窓ガラスか車体の横に車のナンバーが表示されていない、車内前部に設置されている運転者登録証が乗客に見えるよう置かれていないなども、トラブル車両の疑いありです。
安全な車両は、車体にタクシー会社の名前がペイントされていて、きちんとしたタクシー乗り場から発着しています。台中にも多くのタクシー会社がありますが、「台湾大車隊」「台中無線」「飛狗」「國通」「第一」「永隆」などが大手の信用できる会社です。また、大きなホテルや百貨店、コンビニ(コンビニのマルチメディア端末からタクシーを呼べるシステムがあります)などからタクシーを呼ぶのも、確実で良い方法です。
◎まとめ
台北でも台中でも、タクシー利用で気を付けることはだいたい同じだとおわかりいただけたと思います。最近では「Uber(ウーバー)」というスマホで気軽にタクシーを呼ぶことができるシステムがあり、台北・台中でも多くの人が利用しています。このように、タクシーを安全に上手く利用して、楽しい旅にして下さいね。