名称:台中駅(旧駅舎)
住所:台中市中区台湾大道一段1号
公式・関連サイトURL:http://www.railway.gov.tw/taichung/index.aspx
台中は台北と高雄の真ん中に位置します。台北や高雄までは新幹線で約1時間。台中市街地の道路は台中駅を基点として扇状に延びていて、駅周辺には市内バスのほか、近・中距離バスのステーションが集中しています。ここを起点として台中各地の観光に出かけることができます。
実は台中は台湾の人が住みたい都市のナンバー1だそうです。四季を通して温暖で雨もあまり降りません。緑も多く文化都市として栄えています。ここではそんな台中の観光プランを、台中駅を中心にして紹介したいと思います。
目次
台中には見どころがたくさん!台中駅周辺の観光プランをご紹介します!
1.台中駅の旧駅舎で歴史を感じよう
台中駅周辺の観光プランのスタートは台中駅。台中駅は台中の表玄関として、西部幹線のすべての列車が止まります。旧駅舎は日本統治時代の1917年に建設された赤レンガの歴史的建造物。2016年10月に新駅舎が建てられ、駅舎としての役目を終えましたが現在も建物は残されています。
この台中駅の旧駅舎は、東京駅舎を手がけた辰野金吾の流れを汲む「辰野式」スタイルの建物で一見の価値があります。そういえば、どことなく東京駅に似ていますね。歴史的建造物としての価値が高まり、現在は国定古蹟となっているそうです。まずはここでじっくりと歴史を感じてみてください。
2.国立自然科学博物館で台湾の自然・文化・科学を学ぼう
次の観光プランは国立自然科学博物館。ここは台湾で唯一の自然科学に関する国立の博物館。広い館内には台湾の自然・文化・科学に関する幅広い展示があり、全部回るにはかなりの時間が必要です。地下には科学センターがあり、ここは主に子供たちが楽しく体験をしながら、科学について学べるようになっています。ファミリーにおすすめのエリアです。
生命科学ホールは博物館で一番大きな建物。中央のホールを囲むように南、西、北に3つのテーマエリアがあります。ホールでは原寸大のマンモスの化石が出迎えてくれますよ。恐竜コーナーや火山爆発の模型は、子供たちにも大人気!
そのほか、漢民族の文化、中国の科学と技術、台湾南島語族の文化、生命の起源などの展示があり、どれもとても興味深いです。屋外には「植物園」「熱帯雨林温室」のほか芝生エリアもあり、台中市民の憩いの場となっています。
名称:国立自然科学博物館
住所:台中市館前路1号
公式・関連サイトURL:http://www.nmns.edu.tw/
3.台中公園で台湾と日本の関わりを考えよう
さて、台湾の科学や自然について学んだ後は、台中公園で一休み。ここも台中の観光プランではおすすめのスポットですよ。広くてきれいな公園は散歩をするだけでも落ち着くのですが、実はここ、日本と関わりの深いものが多くあるんです。台中公園は1903年、日本の統治時代に作られました。当時の石柱や手すりなどが残っていて歴史を感じさせます。
園内にある「砲台山」は、測量の基点となった計測点の跡があります。また台湾統治時代に亡くなった日本人の慰霊碑なども残されています。そのほか日本庭園、台中神社の跡などもあり、台湾と日本の歴史を感じさせます。
台中市のシンボルである「湖心亭」は、日月湖にかかる赤い日本風の橋を渡ったところにあります。1908年(明治41年)、当時台中を訪れた皇族の休憩所として作られたもの。湖畔に浮かぶ「湖心亭」は中に入ることもできますよ。台中公園はゆっくり回っても1時間くらい。台湾と日本の関わりを考えながら、散策するのもおすすめです。
名称:台中公園
◎まとめ
ここでは紹介できませんでしたが、台中のオペラハウスは日本の建築家、伊東豊雄氏が6年余りもの歳月を費やして建てたもので観光スポットとしても人気があります。盃の形をしたインパクトのある外観や美しい内装は一見の価値があります。機会があったらぜひコンサートなどにも訪れてみてくださいね。また週末だけ出現する忠信市場や20号倉庫というアートスペースもあり、台中には多くの文化スポットがあります。ぜひ台中の観光を楽しんでください。