青山高原は爽快なドライブコース！津市白山町周辺の人気観光スポット4選

三重県の津市と伊賀市を隔てるように横たわっているのが青山高原。室生赤目青山国定公園の一部になっています。高さ約700m～800mの青山高原では、以前は有料道路だった高原道路が現在は無料開放されていて、爽快なドライブコースとしてツーリングライダーに人気です。

三角点と呼ばれる場所にはレストハウスや公園が整備され、遊歩道には四季折々の草花が咲いています。空気が澄んだ高原からは伊勢湾、遠くは富士山まで見ることが可能。元旦には初日の出、夏には避暑を兼ねた津市の花火大会が見られる隠れスポットで、高原道路沿いには青山高原ウインドファームの風車が数十基立ち並び壮観です。今回は青山高原の津市側、麓の津市白山町を中心に幾つかおすすめ観光スポットを紹介します。

1.青山高原保健休養地

青山高原の南端にあるキャンプ場が「青山高原保健休養地」です。爽やかな高原の風が吹き抜けるキャンプサイトは夏の避暑地としても、三重県各地をリーズナブルに観光するための拠点としても、おすすめです。

青山高原保健休養地にはテント泊用のキャンプサイトに加え、オートキャンプ場やバンガローも完備されています。アクティビティも充実していて、テニスコートやパターゴルフ場、プールなどもあります。ツツジやナデシコなど花の鑑賞やカブトムシなどの昆虫採集もできるので、子供の夏休みの絵日記や、自由研究にもピッタリですよ。貸別荘もあるので、思い切って冬の樹氷観察に訪れるのもいいですね。

2.猪の倉温泉

津市白山町に湧く猪の倉温泉は、美肌の湯が自慢の地域密着温泉。泉質はメタケイ酸を豊富に含んだアルカリ性単純泉です。猪の倉温泉には日帰り温泉施設「しらさぎ苑」と宿泊施設「ふよう荘」があります。どちらにも自慢のお風呂がありますが、今回この施設をご紹介するのは、周辺に青山高原散策後の立ち寄り観光に最適なアクティビティがあるからです。

パターゴルフやノルディックウォーキング、小動物と触れ合えるミニ動物園やメダカ館などなど。中でも特におすすめがブルーベリー観光農園で、青山高原からの澄んだ空気でとても美味しく実っています。採れたてのブルーベリーだけでなく、各種関連商品も豊富にあるので津市観光のおみやげにどうですか？

3.ルーブル彫刻美術館

白山町は津市街地の郊外にある農村地帯ですが、ここにちょっと意外な美術館があります。直ぐ側にある青山高原を見上げるように、巨大なミロのヴィーナスとサモトラケのニケが出迎えてくれる、ルーブル彫刻美術館です。

この美術館は、門外不出と言われたフランスのルーブル美術館に収蔵された彫刻美術品から、世界で初めて型を取って作られた模造品が多数展示されています。ベルヴェデーレのアポロンやロダンの考える人など、教科書や美術書などで誰もが一度は目にしたことがある有名な作品が、館内に所狭しと展示されています。またここには高さ33mの純金大観音像もあります。青山高原の湯治場、近鉄榊原温泉口駅からも直ぐなので、途中下車でも立ち寄れますよ！

4.東青山四季のさと

青山高原のハイキングコースの出発点と言ってもいいのが、近鉄大阪線の東青山駅です。この駅には、駅前に「東青山四季のさと」という公園が整備されています。春には約300本の桜が咲き誇る津市のお花見の名所です。

キレイに整備された庭園では青山高原と同じくツツジが咲き、季節に応じた美しい花々が見られます。運が良ければ野ウサギやリスなどにも出会えるのどかな公園です。小鳥のさえずりを聞きながら芝生でお弁当が食べられるピクニック広場や、ローラーコースターなどの遊具もあり、地元の幼稚園や小学校の遠足コースにもなっています。駅前公園でアクセスも非常に便利なので、津市を観光される時には是非一度立ち寄ってみてはいかがですか？

◎まとめ

青山高原の麓には枕草子で「湯は七栗の湯」と、三名泉の一つに数えられた津市榊原町の榊原温泉があります。夏は高原のキャンプ場を拠点に、冬は名湯榊原温泉を拠点に津市を観光されるのもおすすめ。榊原温泉には、今人気の砂風呂サンドセラピー砂羽があり、高原ハイキングで疲れた体を癒やしてくれそうです。

津市はウナギの消費量日本一にもなったことがあるので、市内には美味しい鰻屋さんが数多くあります。B級グルメの「津ぎょうざ」や、東洋軒のブラックカレーもご当地名物です。2014年に染谷将太さん主演で映画化された『WOODJOB!～神去なあなあ日常～』の舞台になった三杉町を、復旧再開した名松線で巡る観光もおすすめです。

青山高原は爽快なドライブコース！津市白山町周辺の人気観光スポット4選