名称:Pitons Management Area
住所:Les Pitons, Soufriere, Saint Lucia Tourist Board-Top floor-Sure Line Building, Saint Lucia
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1161
カリブ海に浮かぶ島国セントルシアには、豊かで美しい自然が広がる世界遺産があります。それがピトンズ・マネジメント・エリアで、セントルシア唯一の世界遺産として観光客から人気を博しています。
双子の山と呼ばれる2つの火山をはじめ、珍しい植物や動物を観察することができるピトンズ・マネジメント・エリアには、様々な魅力が詰まっていますよ。今回はそんなセントルシアの世界遺産、ピトンズ・マネジメント・エリアについてご紹介します。
目次
カリブ海に浮かぶセントルシアの世界遺産!ピトンズ・マネジメント・エリア
ピトンズ・マネジメント・エリアとは?
出典: James R Schultz/shutterstock
ピトンズ・マネジメント・エリアは、カリブ海に浮かぶウィンドワード諸島に位置する島国セントルシアにある唯一の世界遺産です。南西の町スフレの近くの海岸部にあり、高さ約743mのプチ・ピトン山(小ピトン山)と、隣接した約798mのグロ・ピトン山(大ピトン山)の2つの山から構成されています。この2つの火山は「双子の山」と呼ばれ、そこに生息する様々な種類の動物や、美しく壮大な自然が評価されて2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。
また、双子の山を海側から見ると、切り立った崖やその崖に壁画のような模様があることも観光客を魅了しています。このピトンズ・マネジメント・エリアには、ヨットのクルージングで向かうことができるため、ヨットで食事や釣りを楽しめるのも人気の要因の一つ。セントルシアは、1979年にイギリスから独立しましたが、特徴的な資源がなかったため観光産業に力を入れており、エリア以外にも多くの見所が揃っています。火山でもある「双子の山」を利用した温泉や、ハイキング、シュノーケリングなども楽しめるので、ピトンズ・マネジメント・エリア観光とあわせて堪能してくださいね。
ピトンズ・マネジメント・エリアへのアクセス
セントルシアへ向かう際には、日本からの直行便はなく、アメリカやヨーロッパの都市を経由して行きます。セントルシアのヘウノラ国際からは、車でショワーズルの町の北に位置する海岸に行きます。ピトンズ・マネジメント・エリアへはヨットクルージングで向かうことができるので、事前にチケットを購入しておくことをおすすめします。
ピトンズ・マネジメント・エリアのおすすめポイント2
美しく壮大な自然
出典: Judith Lienert/shutterstock
ピトンズ・マネジメント・エリアの最大の魅力は、世界遺産登録の大きな要因にもなった自然の美しさ。陸地部分の湿潤林は、熱帯雨林から亜熱帯雨林へと徐々に変化しているので、ここでしか見られない貴重な樹木が約8種類生息しています。さらに海岸部分は、乾燥した気候であるため、グロ・ピトン山のふもとには細い木々やサボテンの森が広がっています。
他にも島のどこからでも目にすることのできるプチ・ピトン山とグロ・ピトン山も大きな見所。海の側に立ち、船で近づくと切り立った崖のように見えるこれらの火山では、迫力満点。間近で見られる大自然を満喫してくださいね。
野生動物
壮大で美しい自然とともに楽しみたいのが、生息している様々な種類の野生動物。ピトンズ・マネジメント・エリアの海洋部では珊瑚礁が広がっており、なんと168種類もの魚類など多くの海洋生物が生息しています。
さらに北東部には、絶滅の危機に瀕している世界最大級のオサガメが産卵にやってきたり、沖合ではクジラの仲間を確認することも可能。また樹木が生息している森林には、ピトンズ・マネジメント・エリア固有の鳥類や哺乳類が生息していることも判明しています。
◎まとめ
セントルシアの世界遺産、ピトンズ・マネジメント・エリアについてご紹介しました。この地域でしか見ることのできない植物を観察したり、壮大で美しい自然を堪能することができる世界遺産は、常に観光客でにぎわっています。セントルシア観光の際には、唯一の世界遺産ピトンズ・マネジメント・エリアに足を運んでみてはいかがでしょうか。