ロシアの文豪ゴーリキーの故郷!ニジニノヴゴロドのおすすめ観光スポット

ロシアの文豪ゴーリキーの故郷!ニジニノヴゴロドのおすすめ観光スポット

ニジニノヴゴロドは、モスクワの東方、ヴォルガ川とオカ川の合流点に広がる人口133万人の大都市です。ロシア第4の都市として栄え、機械工業や冶金工業が盛んです。ロシアの文豪マクシム・ゴーリキーの出身地でもあることから、ニジニノヴゴロドは1990年までは「ゴーリキー」と呼ばれていました。

そんなニジニノヴゴロドには観光名所がたくさんあります。クレムリンと呼ばれる城砦や劇場、コンサートホール、教会など見どころがいっぱいです。美術館や記念碑も数多く存在し、充実した観光旅行が楽しめますよ。ニジニノヴゴロドと似た名前のノヴゴロドという都市がありますが、全く別なので注意して下さい。それでは、ニジニノヴゴロドのおすすめ観光スポットをご紹介しましょう。

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ロシアの文豪ゴーリキーの故郷!ニジニノヴゴロドのおすすめ観光スポット

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ニジニノヴゴロドへのアクセス

ニジニノヴゴロドへは、成田からモスクワないしヨーロッパ各地の空港を経由してニジニノヴゴロド空港を目指します。空港からは20番のバスに乗り、アフトザヴォーツカヤ駅で下車後、地下鉄に乗り換えゴーリフスカヤ駅で降りると、観光の起点となるゴーリキー広場に行くことができます。

また、ニジニノヴゴロド市内にはニジニノヴゴロド・モスコーフスキー駅があり、どの列車も止まるようになっています。モスクワ市内から高速鉄道「サプサン」に乗れば、ニジニノヴゴロドまで3時間55分で到着します。ニジニノヴゴロド市内には二つの地下鉄の路線が走っているので、観光中の移動も便利ですよ。

高速鉄道「サプサン」に乗るときには、必ずパスポートを携帯して下さい。チケットが本人のものかどうか確認するために使います。パスポートを忘れると「サプサン」に乗れないので注意して下さいね。

1.クレムリン

ロシアのクレムリンといえばモスクワを連想しますが、ロシア国内にはあちこちにクレムリンがあります。クレムリンとは「城砦」という意味で、主要な町には今もかつての城塞跡が残っています。

ニジニノヴゴロドのクレムリンは赤レンガが特徴で、クレムリンの外にはずらり兵器が並んでいて壮観です。城砦の壁を守るように、13基の塔が建っています。ルネッサンス様式とスターリン様式の建築がほとんどで、美しい調和のとれた建物になっています。ニジニノヴゴロドを観光するときは、クレムリンははずせませんね。

2.カシリンの家博物館

出典: commons.wikimedia.org

ニジニノヴゴロド市内には『どん底』を著したゴーリキーが、幼いころを過ごした「カシリンの家」が博物館となっています。木造の小さな家ですが、ゴーリキーの家にあった家具や調理器具などが残っていて、当時の生活様式を知ることができますよ。幼少期に両親と死に別れ、とても苦労したゴーリキーの生い立ちの原点がここにあります。ゴーリキーはここで祖父母と暮らしていました。当時の納屋やストーブなどもあり、とっても興味深く観光できます。

ニジニノヴゴロドには、ゴーリキーが2年間暮らしたアパートも「ゴーリキーの家博物館」として公開されているので、そちらもぜひ見学してみて下さいね。

3.ペチェルスキー昇天修道院

ヴォルガ川沿いの緩やかな河岸に建つペチェルスキー昇天修道院。白い壁と緑の屋根と十字架が可愛らしく、人目をひきます。小高い丘にあるので、眺めもいいですよ。教会内にはフレスコ画があり、年月が経った今でも色鮮やかです。教会の壁や庭園や花もきれいで、ここを観光すれば、身も心も癒されることは間違いありません。

修道院直営のカフェもあるので、ぜひケーキやコーヒーを味わってみて下さいね。ニジニノヴゴロド市街の東のはずれにある、静かな観光スポットです。

4.セミョーノフ

出典: translate.google.co.jp

ニジニノヴゴロド北東郊外にある街セミョーノフも観光してみませんか?エレクトリーチカと呼ばれる電車に乗って1時間で、セミョーノフに到着します。木製の椅子はちょっと乗り心地が悪いけど、ガタゴトのんびり揺れる電車も旅の醍醐味ですね。

セミョーノフはマトリョーシカの名産地で、たくさんのマトリョーシカの工房があります。予約すれば、見学や絵付けもできますよ!ここにはロシアの古典的教会もあるので、そちらもぜひ観光して下さい。

5. 国立銀行

ニジニノヴゴロド観光で一度は必ず通るのが、メインストリートの大ポクロフスカヤ通りです。ゴーリキー広場とクレムリンを結ぶ地点にあるこの通りには、ショッピングスポットやレストランなどたくさんのお店があり、まさにニジニノヴゴロドの中心地です。

この通りには古い建物が残っているので、観光地としても楽しめます。なかでも最大のスポットである「国立銀行」は、バロック調の美しい建物です。残念ながらロシア人以外は館内に入ることはできませんが、外から見学するだけでも十分見ごたえがあります。緑の屋根に荘厳な雰囲気の国立銀行は観光におすすめです。

6.州立美術館(ルカヴィシニコフの家)

出典: Michael Privorotsky

ヴォルガ川沿いに散歩道が続くヴェルフネヴォルスカヤ通りは景色も良く、ニジニノヴゴロド市民がよく訪れる場所です。ここに豪華な内装の州立美術館があり、観光スポットとしても有名になっています。もともとは19世紀にニジニノヴゴロドにいた貿易商人ルカヴィシニコフの家で、現在は州立美術館として一般公開されています。

展示されているのは、目を見張るほど美しい絵画の数々!一歩足を踏み入れれば、その豪華絢爛な美しさに圧倒されることでしょう。すばらしいコレクションをぜひ、観光してみて下さい。

7.ミーニンとポシャルスキーのオベリスク

ミーニンとポシャルスキーは、モスクワをポーランド軍から守った祖国の英雄です。特にミーニンはニジニノヴゴロド市の出身なので、郷土の勇者として崇め奉られています。ミーニンとポシャルスキーの銅像はロシア人にてとって愛国心のシンボルともいえる存在です。ニジニノヴゴロドを観光する際はぜひこの銅像を見学して下さいね。これと全く同じ銅像がモスクワの赤の広場にもあるので、モスクワに行ったらぜひ見比べてみてはいかがでしょうか?

銅像とクレムリンと教会が一緒に撮影できるポイントがあるので、観光の際はぜひ記念写真をお忘れなく!

8.チャカロフの階段

「チャカロフの階段」はニジニノヴゴロド市内でもっとも眺めが良いと、観光客にとても人気のある場所です。チャカロフという名前は、ニジニノヴゴロド近郊出身のパイロットで、1936年に北極点経由の無着陸飛行を達成したヴァレリー・チカロフから取って付けられました。560段の長い階段を登った頂上にはミニナ広場があり、ヴァレリー・チカロフの記念碑が建てられています。

階段の最上段からは雄大なヴォルガ川が見渡せ、とてもロマンティックな気分に浸れますよ。サンセットや夜景もことのほか美しく、よい観光記念になるでしょう。

◎まとめ

ニジニノヴゴロドにはすばらしい観光スポットがたくさんあります。また、旧市街地にはおすすめポイントがたくさん集まっているのも観光の利点です。徒歩でも十分回れるほどの距離なので、旧市街地を中心にじっくり観光してみて下さい。ニジニノヴゴロドですてきな旅の思い出を作って下さいね。

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