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ペル―最大の自然保護区!世界遺産マヌー国立公園は野鳥の楽園!
マヌー国立公園のおすすめポイント3
観光ツアー

マヌー国立公園は自然保護のため、その9割が一般の立ち入りを禁止しています。先住民族は定められたところに住み、狩猟や漁業、森林伐採が自然環境を破壊しない範囲までなら許されています。一般の人は、エコツーリズムに開かれた地域で観光を楽しむことができますよ。ここにはコテージがあり、宿泊しながらバードウォッチングなどを楽しめます。
観光シーズンは、乾期の4~10月で特に7~8月には動物たちがマヌー川へ水を飲みにくる姿を見られるのでおすすめ。観光シーズン中には、クスコからツアーが出ているのでご利用ください。植物や野生動物が多く観光におすすめのスポットは、サルバドール、オトロンゴ、フアレス、パキツァ、リモナルの5か所。ツアーは主にこの5か所を回り、途中で湖または沼地をボートに乗って進むこともあります。湖に住むオオカワウソなども見ることができますよ。
マヌー国立公園に住む動物

多種多様の動物が暮らしている、マヌー国立公園はまさに自然の宝庫。コルパやベニコンゴウインコの群れ、オレンジ色の羽が美しいペルーの国鳥アンデスイワイドリ、繁殖期に華麗なダンスを踊ることで知られるマイコドリなどもいます。
また、オウギワシやズグロハゲコウ、ベニヘラサギやオリノコガンなども生息していますよ。高さが20m近くある鉄塔が作られているので、ここから野鳥の観察が可能。園内には遊歩道が完備されているので、ガイドとともにバードウォッチングを楽しむことができます。
世界遺産マヌー国立公園の動物では、ジャガーやブラックタイガー、アメリカバクやクビワペッカリー、スパイダーモンキーなど220種類を超える哺乳類が住みかとしています。さらにトレス・クルセス展望台からは、美しい光景を見ることができるので必見。特に5月から8月にかけて晴れの日は、自然現象で2度の日の出を見ることができます。
公園内の施設

マヌー国立公園には、コチャカシュ生物学調査研究所とリモナル監視所に設けられた学習センターがあり、アマゾン川流域の動物や植物についての研究が続けられています。また敷地内には、ケチュア語を今でも母語とする先住民族が住んでおり、30以上の村があります。マヌー国立公園には、古代の遺跡があるらしいことがわかっているのですが、発掘調査はこれからなので見逃せませんね。
マヌー国立公園の注意事項
世界遺産マヌー国立公園へはツアーのみ入園することができ、個人では入ることができません。
ジャングルでは日中の平均気温35度。大雨が降ると冷え込むことがあります。雨期は1月から3月で、この時期は朝夕の気温は10度前後まで下がることがあります。また一年を通じて雨が降るので、雨具を忘れずにご持参ください。