プーチンやベルルスコーニも夏を過ごすロシア随一の保養地ソチ10選

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プーチンやベルルスコーニも夏を過ごすロシア随一の保養地ソチ10選

温泉やその保養施設もあり、温暖な気候は地中海の有名な景勝地になぞらえて「ソビエト版リビエラ」とも称されるソチ。気候とともにその眺望も素晴らしく、黒海の美しい砂浜で海水浴を楽しみながら、わずか50kmしか離れていない雄大なカフカス山脈の残雪を楽しむといったことが可能なのもソチならではの楽しみです。

2014年に開催されたソチオリンピックでは、雪不足に悩まされることもありましたが、それに合わせて交通機関などが整備され、山間部などオリンピックのために新設されたホテルもあります。プーチンやベルルスコーニといった著名人も休暇を過ごす、海に山に観光スポット盛りだくさんのソチをご紹介しましょう。

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プーチンやベルルスコーニも夏を過ごすロシア随一の保養地ソチ10選

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1.長距離ロープウェイ

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世界でも有数の運行距離を誇るソチのロープウェイ。距離だけでなく高低差もかなりのもので、海水浴を楽しんだ後の火照った体を残雪の冷気と景色で冷ますという、およそ日本では考えられないような楽しみ方もできてしまいますよ。

ソチ観光を楽しむのなら、活用しない手はない長距離ロープウェイ。快適な空中散歩を楽しみながら観光スポットを巡ってみましょう!

2.St. Michaels church

ソチのSt. Michaels churchは黒海沿岸のロシア正教の教会として、1864年のコーカサス戦争の後に造られました。ソチ市民にとってのランドマーク的存在であり、またとても身近な教会です。特に土日には礼拝などで混雑します。敷地内には子供たちのための日曜学校もあります。

ロシア正教らしい独特な建築も魅力的です。金色のアーチ部分や中の装飾は見事の一語につきます。ソチ観光の合間の一休み、静かな教会の敷地内でホッと一息つくのもいいですね。ソチを訪れたなら、ぜひ足を運んでみてください。

3.オリンピックパーク

2014年にロシアの威信をかけて開催されたソチオリンピックに合わせて建築されたオリンピックスタジアムは、フィシュトという愛称が付けられています。近くにあるコーカサス山脈のフィシュト山から名付けられました。オリンピックパークはフィシュトの他計6箇所の競技場を含む広大なスペースです。

ここオリンピックパークでは、スケートやホッケー、カーリングなどの競技場が集まっており、コースタルクラスターと呼ばれています。一方雪が必要な競技は山岳部に集められ、マウンテンクラスターと名付けられています。オリンピック開催後の現在も、そのモダンな施設群を一目見ようと多くの観光客が訪れています。

4.高緯度にあるビーチ

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ソチの緯度は北緯43度、何と札幌や旭川と同じ位でありながら、黒海に面しているため非常に暖かく、東京と同じ温暖湿潤気候に属していて、ヤシの木が茂る光景を見てヨーロッパでは「最北の亜熱帯」と呼ばれています。

ちなみに雪景色が目に鮮やかなコーカサス山脈は、氷上競技会場であるオリンピックパークから約48km、新鉄道を利用すれば約30分ほど、車でも約1時間ほどです。歴代の指導者やセレブも夏季休暇を過ごし、プーチン大統領も滞在します。気候のよいソチを満喫するのにもってこいです。

最北の亜熱帯、ソチのビーチでバカンスを満喫しましょう!

5.ソチ国立公園

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ロシアを代表するリゾート地であるソチから、わずか約50kmに位置するところにあるソチ国立公園。そこにはほとんど手付かずの自然が眼前に広がっています。このあたりにはコーカサスバイソンが棲んでいましたが、残念ながら絶滅しました。今いるものは、ヨーロッパバイソンとの混血のみです。ヨーロッパバイソン自体も絶滅してしまいましたが、ロシア皇帝から贈られたものを大切に増やして現在に至ります。

1999年に世界遺産に登録されました。氷河が創り出した芸術といえる、大自然の絶景を体感しに訪れてみてくださいね。

6.マツェスタ温泉施設

ソチの街は、最初ウクライナのコサックの末裔が街の基礎作りを行い、やがて鉱泉の湧いている場所にスターリンが洗練された建物を築いていきました。1902年創業という温泉施設Matsesta Spaは、皮膚病や内臓疾患の治療のためロシア全土からやってきます。リウマチに悩んでいたスターリンが入浴後の体の軽さに感銘を受けたといわれています。

アクセスもしやすい立地のため、昼はソチ観光、夜は温泉というロシア人と同じく温泉好きな日本人にとって理想的なプランを立てることも可能です。ソチ観光でロシアの温泉文化、湯治文化を感じてみてくださいね。

7.Park Riviera

ソチの中心部にある広大な公園Park Rivieraには、ロシア版ディズニーランドともいうべき様々な施設があり、大人でも十分楽しめます。ドルフィナリウムでは、名物のイルカショーが開催されています。日本でいう公園とはイメージが違い、映画館や遊園地、散歩道などが整備され、大きなテーマパークのようになっています。

お子様向けには動物と触れるコーナーもあります。リビエラ公園のすぐ横にはその名もリビエラビーチと言うビーチがあり、一日中楽しめる場所となっています。ぜひ観光しに訪れてくださいね。

8.スターリンの別荘

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リウマチに苦しんでいたスターリンが鉱泉の噴出していたソチの地に建設した別荘です。ここにはソ連の最高指導者の豪華な生活ぶりがほぼ当時のまま残されています。1936年に建設されたこの別荘は当初噴水がありましたが、警備長が視察したときに、噴水の音で敵の物音がかき消されてしまうという理由で撤去させたというエピソードが残っています。

館内には、スターリンの私物や、毎回送付させたチャップリンの映画を上映していたという部屋なども残されています。ゼリョナヤ・ロシチャとも呼ばれるこの施設、ゼリョナヤ・ロシチャとは緑の林という意味だそうです。その名の通り林の中に隠れるように建物は緑色に塗装されています。

9.Dendrarium

ソチの街にはたくさんの公園があります。その中でもとりわけ有名なのがArboretum Botanical Gardenとも呼ばれているDendrariumです。50ヘクタールもの広大な敷地にヒマラヤスギなど200種類以上の植物が植えられ、黒海で見られる魚の展示や動物なども飼われており、単に植物園ということが出来ないほどのバラエティーを誇る公園です。

園内にはロープウェイが運航されており、コーカサスの山並みから海岸、さらにはソチ市内まで一望できます。様々な楽しみ方ができる観光にぴったりなDendrariumをぜひ訪れてみてくださいね。

10.ソチ港

同じロシアのノヴォロシスクやトルコのトラブソン、さらにはギリシャのエーゲ海、フランス、イタリアなどの地中海クルーズ船が来航します。まさにリゾート地ソチにとって海の玄関とも呼べる場所。2014年のオリンピックのときには船舶を洋上ホテルとして利用するために停泊していました。海岸通りもオリンピックに合わせて整備され、港には釣り人もよく訪れます。

また、黒海クルーズ船の発着場所にもなっており、特に夕景が見事でとても人気があります。ただし冬場は海が荒れるのでご注意ください。少し南に歩けばソチ市民に愛されるシンボル的存在である灯台もありますよ。併せて観光してみてくださいね。

◎まとめ

世界最大の面積を有しているものの、その多くは極寒の地であるロシア。そんな中にあってソチは黒海に面した温暖湿潤気候。ロシアで一番の保養地と呼ばれるのも納得の過ごしやすい場所です。観光スポットも盛りだくさんなヨーロッパ有数のリゾート地ソチをぜひ訪れてみてくださいね。

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