山口県のおすすめ観光スポット60選!見どころ満載の名所をご紹介

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山口県のおすすめ観光スポット60選!見どころ満載の名所をご紹介

長州藩のあった山口県は、日本の歴史を大きく動かした維新の志士たちを数多く輩出した地として有名ですよね。吉田松陰や高杉晋作ゆかりの地をめぐるのは、日本史ファンにはたまらない山口観光ではないでしょうか。しかしそれだけではないのが山口!本州の最西端に位置する山口県は、豊かな緑や力強くも美しい日本海が魅力の観光名所の宝庫なのです!そんな歴史と自然に彩られた山口の観光地60カ所をドドンとご紹介します!

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山口県のおすすめ観光スポット60選!見どころ満載の名所をご紹介

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1.下関市立しものせき水族館「海響館」

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「海といのち」をコンセプトに、約550種・22,000点もの海の生き物を展示している山口県下関市の海響館(かいきょうかん)。山口県民のみならず多くの観光客が訪れる人気の水族館です。特に力が入れられているのは、ペンギンとフグ。ペンギンは、実は下関市の鳥にも認定されているとか。海響館では「ペンギン村」という展示スポットで5種類約140種が飼育されていますよ。その愛くるしい姿に、観光客の目は釘付けになってしまうこと間違いなし。そしてもう一方の主役であるフグは、なんと世界各国の100種類以上が揃っているのです!さまざまなフグがぷかぷかと泳ぐ姿は、ずっと見ていても飽きないほど。フグが大好き!という方には特にオススメの山口県の観光地です。

2.角島大橋

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真っ青に透きとおった海の上に架けられた橋を、滑るよう車を飛ばす。想像しただけでもとても気持ちよさそうですよね!そして、この橋の写真を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?これは「角島大橋」で山口を代表する観光スポット!そしてその先に広がる島が、山口県下関市の「角島(つのしま)」です。

島は全体的にこじんまりとしていますが、だからこそ楽しめる魅力ぶあふれています。おすすめは、南国のような美しさを持つ海が楽しめる海水浴場。全国屈指の透明度を誇る海は、いつまで見ていても飽きません。キャンプ場も設置されているので、夏のレジャーに、そして観光に最適ですよ!

3.萩城下町

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着物が似合う町と聞いて、どんな場所を思い浮かべますか?京都でしょうか?金沢?それとも埼玉の川越・・・?たくさんありますよね。ここ萩の城下町もまたそのひとつです。白壁の武家屋敷や商家が軒を連ねる街並みがとても美しいと評判の山口の人気観光スポット。一足踏み入れれば、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚に陥りますよ!

夏には庭に植えられた夏みかんの、甘酸っぱく爽やかな香りが町中に漂います。あちこちにあるオシャレなカフェでは、甘いみかんソフトからみかんジュースまで楽しめちゃいます。山口県の伝統工芸である萩焼を扱ったお店も多くあるので、山口観光のおみやげ選びに覗いてみてはいかがでしょうか?

4.関門橋

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本州と九州をつなぐ大動脈ともいわれる関門橋。山口県の下関と、福岡県の北九州市をつなぐ、全長1km以上もの巨大な吊橋です。40年以上も前の1973年に開通した当時は、アジアで一番の長さを誇っていたといいます。

実際に橋を渡りながら周りの美しい景色を楽しむのはもちろん、遠くからダイナミックな橋のシルエットを眺めるのもおすすめの観光コース。朝方、昼時、夕方、そして夜と、1日にさまざまな表情を見せるので、どんな関門橋に出会えるかドキドキです。自家用車を持っていない方は、山口県の格安レンタカーを予約して、関門橋を間近に見てみて下さいね。そのほか、橋の真下を歩いてみるなんてこともできるとか!山口観光の思い出として、おもしろい写真を撮るには絶好のスポットですね!

5.防府毛利邸

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長く平和の世が続いた江戸時代。現在の山口県である長州藩を治めた藩主は毛利氏でした。ここ防府市の毛利邸は、明治維新後に公爵となっていた元藩主の毛利元昭が建てたものです。

当時の地位を思わせる邸宅の立派な佇まいをまわれば、周囲の静けさと相まってとても穏やかなひと時が過ごせます。国宝などが展示された見応えたっぷりの博物館も併設されているので、山口を観光に訪れた際はぜひそちらも見てみてくださいね。

秋の庭園を彩る燃えるような紅葉も必見!観光に訪れる人がそこまでいない穴場の観光地なので、もし運が良ければ邸宅や庭園、博物館を独り占めできるかもしれませんよ。

6.火の山公園

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山口県の下関と福岡県の北九州の間に挟まれた関門海峡、そして2つの街を結ぶ関門橋がキレイな一枚の絵のように見える観光スポットが、ここ火の山公園です。展望台からの美しい景色をひと目見ようと、日々多くの観光客が訪れています。そんな火の山公園からの絶景がいちばん楽しめるのは、なんといっても夜。眼下に広がる橋や街がキラキラと輝く姿は、まさに宝石箱を眺めているかのようです。

また、火の山公園のもうひとつの魅力に、春になると咲き誇るツツジがあります。5月上旬には満開のツツジに合わせてイベントも行われ、山口は華やかな雰囲気に包まれますよ。

7.海峡ゆめタワー

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空に向かって伸びるかのようにそびえ建つ、海峡ゆめタワー。その堂々とした姿はまさに山口県下関のシンボルです。高さ153mのタワーのいちばん先にある球体は、全面がガラス張りになっている展望室。360度の大パノラマからは、瀬戸内海から関門海峡、厳流島などが一望でき、まさに圧巻の見晴らしですよ!山口観光に欠かせません。

2006年には山口県で初の「恋人の聖地」としても選ばれた観光スポットでもあります。タワー28階にある縁結び神社の「恋みくじ」は、デートで訪れたらぜったい外せませんよ!恋人と、家族と、友達とも楽しめる海峡ゆめタワー。タワー内にはリーズナブルに美味しいバイキングが楽しめるレストランもあるので、おなかを空かせてから行ってみるのもおすすめです!

8.周防大島

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瀬戸内のハワイとも評される、山口県の周防(すおう)大島。ハワイ州のカウワイ島とは姉妹島で、さまざまに交流が行われています。南国の雰囲気が漂う砂浜は、美しい透明な海と相まって、山口を訪れる観光客に非日常のひとときをもたらしますよ。

また、日本の中でも長い歴史をもつ島でもあり、『日本書紀』や『古事記』にはイザナミが生んだ島のひとつであると記述されています。その他、歴史が学べる観光施設として「陸奥記念館」も。ここは、第二次大戦中に世界七大戦艦と呼ばれた戦艦陸奥が不慮の事故を起こし沈没した後の物品を引き揚げ、展示した施設。戦争の悲惨さがひしひしと伝わってくる展示内容となっています。

陸奥記念館前には、日本でいちばん小さい水族館といわれている「なぎさ水族館」も建てられています。規模的な小ささとは対極的に、ヒトデやタコ、そしてサメにまで触れることができる日本最大級のタッチングプールがあるのが魅力!観光の目玉になっています。

9.唐戸市場

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数ある山口県の観光スポットのなかでも、お腹をおもいっきり空かせて訪れてほしい観光地ナンバーワンが、ここ唐戸(からと)市場。山口の新鮮な海の幸がリーズナブルに味わえると評判で、土日祝日になるとあふれんばかりの観光客で賑わいます。

唐戸市場のある山口県の下関はふぐの水揚げでも有名なことから、市場での目玉はなんといってもふぐ!とろけるようなお寿司やぷりぷりの唐揚げでいただくふぐは、ほっぺたが落ちるほどの美味しさですよ。もちろん、その他まぐろやウニ、ずわい蟹など豪勢な海鮮の載った丼ぶりなども味わうことができます。ついつい食べ過ぎちゃう観光客が続出の、山口のイチオシ観光地です!

10.しものせき海峡まつり

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古文や歴史の授業で登場する壇ノ浦の合戦。今から約800年ほど前の平安末期に、隆盛を誇った平家が滅亡するに至った最後の戦いです。歴史上名高い合戦が行われた壇ノ浦は、現在の山口県下関周辺の海域に位置しており、歴史好きにはたまらない観光スポットです。

毎年5月の初旬に開催される「しものせき海峡まつり」は、そんな壇ノ浦の合戦に由来をもつお祭り。

関門海峡で源平合戦を再現した「源平戦合戦海上パレード」や、源家・平家に分かれて下関市内を歩く源平武者行列などは見応え抜群です。実はパレードや行列は一般の方を対象に参加者募集もされています。おもしろそう!と思った方は、山口観光の思い出にぜひ参加してみてるのもおすすめですよ。

11.壇ノ浦古戦場

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貴族の世が終わりを告げ、江戸時代まで続く武家社会のはじまりをもたらした源平合戦最後の地、壇ノ浦。現在公園として整備されている壇ノ浦古戦場からは、とても美しい開門海峡を臨むことができ、山口県の中でも人気の観光スポットになっています。

穏やかに広がる風景と心地良い潮の香りが漂うまさにこの地で、時代を動かした激しい合戦が行われたということは、にわかに信じられないかもしれません。見晴らしの良い景色をぼうっと眺めながらそんな歴史のロマンに思いを馳せる時間は、他の観光地では味わえない醍醐味といえるでしょう。

12.福徳稲荷神社

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日本の伝統的な美しさがつまった神社。辺りに漂う神聖な空気に、心がすーっと静まっていくという方も多いのではないでしょうか。そんな神社と息を呑むほどの絶景とがコラボレーションしたと聞いたら、ぜひとも行ってみたくなりませんか?ここ山口県下関の福徳稲荷神社はまさにそんな夢のような場所!日本でも指折りの漁場として名高い響灘(ひびきなだ)の海岸線に建てられており、穏やかな海とのマッチングが素晴らしい神社なのです。

神社までの参詣道は、真っ赤な鳥居がずらーっと並んだ「千本鳥居」があり、訪れる観光客をまるで神道の世界へと誘うかのよう。境内は堂々とそびえ立つ大鳥居もありますよ。山口を代表する絶景神社の迫力を、観光の思い出にめいっぱい楽しんじゃいましょう!

13.赤間神宮

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壇ノ浦の合戦で、祖母の二位尼(にいのあま)に抱かれながら海に沈んでいった安徳天皇。当時わずか8歳だったといいます。ここ赤間神宮は、そんな安徳天皇のお墓がある神社。「海の底にも都がございます」という二位の尼の言葉に由来して、神社にある「水天門」は美しい竜宮城を思わせる造りとなっています。

ここ赤間神宮の面白いところは、安徳天皇が祀られているだけでなく、小泉八雲の怪談「耳なし芳一」の舞台ともなっていること。琵琶の名人であった芳一と平家の亡霊とのお話に、子どもの頃は震え上がっていた、という方もいるのではないでしょうか。境内にある芳一堂には、琵琶を弾きながら平家物語を歌う芳一の銅像があります。

山口観光で赤間神社を訪れる際は、壇ノ浦の戦いや耳なし芳一のお話を改めて読んでから行ってみると、いっそう興味深く見てまわれる神社ですよ。

14.功山寺

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山口県下関に位置する、国宝・功山寺。鎌倉時代に建てられた仏殿は、日本でもっとも古い禅寺様式を残しています。落ち着いた雰囲気のなかに、どっしりとした重厚感を漂わせた佇まいは見応え満点ですよ。また、お寺の入り口に建てられている山門は、秋頃になると鮮やかな紅葉との見事な融合が見られます。訪れる観光客を圧倒させるほどの美しさは、秋の山口観光では外せない名スポット!

また、幕末の志士のひとりである高杉晋作がわずか80人ほどで挙兵したという「功山寺挙兵」のエピソードが残る場所でもあります。境内には馬に跨る高杉晋作の銅像も建てられており、まさに幕末史ファンにはたまらない観光地となっていますよ。

15.重源の郷

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山口県徳地の山奥に位置する、重源(ちょうげん)の郷。平安末期に平家により焼き討ちされた東大寺の再建のためにこの地に訪れた重源上人にちなんだ観光テーマパークです。

昭和のはじめ頃の農村を再現したという施設内では、竹細工やそば打ちなどの体験をすることができます。お茶屋さんはおみやげ屋さんもあり、自然に囲まれたなかで癒しの時間を過ごすことができますよ。子どもも大人もくつろぎながら楽しめる、山口のおすすめ観光スポットです。

16.はい!からっと横丁

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「はい!からっと横丁」は、海響館の隣に位置する遊園地。小さいお子さんが無理なく楽しめるほどの規模で、海響館に観光に訪れた際にセットで楽しむというコースがおすすめの山口県の観光スポットです。

そしてこの遊園地のいちばんの見どころは、関門海峡が一望できる巨大観覧車!観覧車のなかには周辺の施設や歴史を解説してくれる観光案内のタブレットもあるので、展望台感覚としても利用できます。夜には美しいライトアップも行われます!辺りがレインボーに照らされた園内を、ぜひ大切な人とありてみてはいかがでしょうか。きっと特別な思い出になりますよ!

17.巖流島

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日本の剣豪といえばどんな人物を思い浮かべますか?きっと、『五輪書』を著した江戸時代初期の兵法家・宮本武蔵の名前が真っ先に挙がる方も多いのではないでしょうか。

山口県下関の関門海峡に浮かぶ無人島・巌流島(がんりゅうじま)は、そんな宮本武蔵ゆかりの地。歴史好きにはたまらない観光地!彼が行った闘いの中でも「巌流島の決闘」はもっとも広く知られているものであり、多くの作品で描かれています。「船島(ふなしま)」が正式名称であるこの島が巌流島と呼ばれるようになったのは、決闘相手であった佐々木小次郎の流儀が「巌流」だったことからきているんですよ。

現在の巌流島は、毎年多くの人々が訪れる山口の人気観光スポット。歴史に思いを馳せることのできる石碑や銅像、美しい砂浜、舗装された散歩道など、ゆっくりと観光を楽しむには最適です。

18.萩反射炉

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激動の時代だった幕末期。長州藩では、吉田松陰や高杉晋作などさまざまな藩士が活躍し、歴史の流れの舵を倒幕へと大きく切っていきました。現在の山口県では、そんな時代の名残を思わせる遺構が観光地として人気を集めています。

2015年に世界遺産登録された萩反射炉もそのひとつ。藩の軍事力の向上を目指した鉄製大砲の鋳造の際に造られたものです。日本の産業技術の歴史を語るうえで非常に貴重な遺構であり、日本が大きく揺れ動いた幕末を牽引した長州藩・山口県の、力強い近代化への息吹を感じることができますよ。山口観光には幕末の歴史めぐりが欠かせないはず。ぜひ足を延ばしてみてくださいね。

19.竜王山公園

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山口県の山陽小野田市のシンボルともいえる竜王山が、そのまま公園となった観光地です。園内にはさまざまな遊具やアスレチックのほか、キャンプ場も設置されています。

山頂からの見晴らしが有名で、頂上に設置された2階建ての展望台からは、海を隔てた四国や九州までダイナミックな景色を望むことができます。またここからの夜景は日本夜景遺産・日本の夜景百選にも選ばれており、キラキラと光るその様子は思わず見惚れてしまうほど。とりわけ深夜も灯りが消えることなくずっと輝きを放つ小野田の工場夜景はイチオシです!観光の思い出に欠かせない夜景はこちらで!

20.松下村塾

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高杉晋作や伊藤博文、山形有朋など、幕末から明治の世を動かした逸材を輩出した私塾・松下村塾。吉田松陰が塾を開いていた期間はわずが1年余りだったといいます。身分や階級を分け隔てなく受け入れるスタイルは、当時画期的なものでした。

そんな松下村塾ですが、歴史上重要な役割を果たした場所であるものの、その建物自体はコンパクトな印象。この畳の上で、その後の日本を大きく動かした若者たちが熱く語り合っていたのか・・・なんて思いを馳せるのも山口観光ならでは。幕末を取り上げた数多くの映像や書物に登場していることもあり、日々たくさんの歴史ファンが訪れている、山口県萩市の人気観光スポットです。

21.松陰神社

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山口県萩市にある、吉田松陰を祀った神社です。伊藤博文や山形有朋ら松下村塾の元塾生がはたらきかけ、明治40年に創建されました。地元の方から観光客まで連日多くの人が訪れています。

境内には、松下村塾や吉田松陰幽囚ノ旧宅など、吉田松陰ゆかりの建物があるほか「吉田松陰歴史館」という観光施設も。ここでは満29歳で亡くなった松陰の人生が、さまざまな蝋人形で再現されています。文字や音声での解説も詳しく、松陰についてより深く学ぶことができますよ。

山口と言えば、吉田松陰。歴史好きならずとも訪れたい観光スポットですね。

22.指月山(萩城跡)

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山口県萩市の西端、日本海に突き出たかたちで佇む標高143mの指月山。萩城における天然の要害として、城内と海とを監視する役割を担っていたといいます。城内の林として長く保護されてきたことから、指月山には樹齢が600年ともいわれる木々も残っており、その森林としての価値から国の天然記念物にも指定されています。

約20~30分の登山道を進むと山頂に到達しますよ。登山道自体は短いものの、服装や靴などはしっかりとしたものでないと危険ですので、十分に気を付けてくださいね。山頂からの萩城下の街並みはとても美しいと評判の観光スポットです!

23.東光寺

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1691年(元禄4年)に建てられた毛利家の菩提寺。毛利宗家である萩藩の3代から11代までの藩主と、その妻、そして親族の墓があります。

境内のなかでもっとも目を引くのが、辺り一面にびっしりと並べられた灯籠。まるで異次元に迷い込んだかのような感覚に陥る幻想的な光景に、思わず息を呑まずにはいられません。日中でも静まり返っている境内というのは、他の観光地ではなかなかないでしょう。

山口県の観光でもちょっと変わった場所に行きたい、という方にぜひおすすめしたい観光スポットです。

24.波の橋立

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山口県の日本海に面した長門市のすぐ近くに浮かぶ島、青海島(おうみじま)。ここ波の橋立は、そんな青海島に日本海の潮流によって形成された自然の橋。つぶてと砂の堆積でできており、1.3キロメートルもの長さがあります。

波の橋立は島側が青海湖という淡水湖になっており、さまざまな生き物を観察することができると人気の観光地になっています。海側にはまた、美しい深川湾が広がっていますよ。山口県長門市出身の金子みすゞも詩に読んだという波の橋立。山口観光の際はぜひ訪れてみてくださいね。

25.明神池

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「天然の水族館」とも評される、萩市笠山の東の麓にある明神池。池でありながら海水魚が泳いでおり、まさに水族館のごとく、さまざまな魚が悠々と泳いでいます。売られているエサをあげると、まるで点呼のように寄ってくる魚たちを眺めるのもおもしろいですよ。また上空にはものすごい数の鳶(とび)が飛んでいるので、そちらに注目してみるのも楽しいです。

水も美しく、空気もキレイな明神池は山口が誇る観光スポット。自然や生きものに癒されに行きましょう!

26.須佐湾

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須佐湾は、山口県萩市に位置する小さな湾です。日本海に面しており、その美しい景観は国の名勝とともに天然記念物にも指定されています。

美しくおだやかな入り江は山口の人気観光スポットにもなっており、ダイビングなどのマリンレジャーがさかん。キャンプ場も備えられており、家族や友人、恋人と訪れる多くの人々で賑わっています。また、須佐湾で有名なのはホルンフェルスと呼ばれる変成岩の一種。灰色と白の縞模様をみせる断層面は、ひとつのアート作品のように美しいですよ。

27.菊ヶ浜

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環境省が選ぶ「快水浴場百選」にも選ばれている、山口県萩市の海岸「菊ヶ浜」。「安心して気持ちよく泳げる海」というだけでなく、指月山や遠くのたくさんの島々を眺める抜群のロケーションを誇っています。

清掃が行き届いている砂浜はキラキラと白く輝いており、真っ青な海は波がとても穏やか。夕暮れ時には広い空が燃えるようなオレンジ色に包まれ、まさに言葉をなくすほどの美しさですよ。夏の山口観光にはぜひ足を延ばしてみてください!

28.萩八景遊覧船

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歴史と自然に彩られた萩の魅力を、水上から楽しんでみませんか?萩八景遊覧船では、話し上手の優しくおもしろい船頭さんとともに、萩の風景を川から眺める約40分の遊覧コースが楽しめます。観光遊覧船のスタート地点は萩城跡横にある指月橋。そこからお城の水堀を通過し、萩が誇る武家屋敷の地区を眺めていく、人気の観光ルートとなっています。

気温が冷え込み、波も高くなる11~2月の間は運休期間です。運休期間が終わり、3月に入りだんだんと春めいていく萩の風景を船上から眺めるのは最高ですよ。また、日差しの強い夏場は日陰で涼しみながら萩の観光ができると人気を呼んでいます。

29.萩博物館

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山口観光として萩に来たらぜひ訪れてほしいのが、ここ萩博物館。幕末から維新にかけて活躍した吉田松陰や高杉晋作の資料が展示されているほか、文化や自然といった萩の魅力がわかりやすく紹介されています。

歴史が色濃く残る萩の歴史地区の街並みに合わせて、立派な武家屋敷の特徴を盛り込んだという外観も魅力的。館内では萩の素材をふんだんに使用したランチがいただけるレストランもあり、まさに萩づくし。山口を代表する観光施設といえますよ。

30.長門湯本温泉

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山口県の中でももっとも歴史が古いことで知られる、長門湯元温泉。今から約600年前の室町時代、大寧寺の住職が坐禅中におつげを聞き発見したのがはじまりといわれています。地元では長門を付けず、「湯本温泉」と呼ぶのが一般的です。

化粧水の成分に近い肌に吸い付くようなやわらかなお湯は、「美肌の湯」ともいわれていますよ。湯の温度はそこまで高めではありませんが、身体を芯からあたためられるため冬場でも湯冷めしないのも特徴です。

山口県で日々の疲れをゆっくり癒したい!という観光客の方にもってこいの温泉地です。

31.青海島

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白く輝く砂浜に、透き通るような海・・・多くの人が憧れる海の光景ですよね。しかし、そんな海とはまた違った、趣のある「THE・日本の海」を味わいたい!という観光客の方もいるのではないのでしょうか?

ここ青海島(おおみじま、おうみじま)は、そんな日本らしい海をもつ島。山口県長門市に位置しています。海面から生えるようにごつごつとした岩々が頭をのぞかせる様子は、「海上アルプス」とも評されるほど。たくましい海の姿を体現しているかのような素晴らしさです。スキューバダイビングの名所としても知られており、ダイバーに人気の観光地でもあります。

そして周囲約40キロメートルの島内は、古き良き日本の漁村の風景を残していますよ。散歩するもよし、遊覧船に乗るもよし。お好きな観光スタイルで、山口県青海島を満喫しちゃいましょう!

32.千畳敷

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山口県長門市に位置する千畳敷は、標高333メートルの高台に草原が広がった場所。目の前には大パノラマが広がります。どこまでも続く空と、眼下に広がる青の日本海のコラボレーションはとても美しく、遠くには山口県の島々を望むこともできます。

キャンプ場として人気なのはもちろん、おしゃれなカフェなども建っていて観光にはもってこいの場所。外で食事できるようなテーブルやベンチも用意されているので、高原のすがすがしい空気のなかでピクニックを楽しむのもオススメです!

33.東後畑棚田

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日本の原風景のなかでも、その美しい光景が人気の棚田。傾斜の強い土地に階段状に造りだされた棚田は、山間地域が点在する山口県ではよく見かけます。

そのなかでも山口県長門市に位置する東後畑棚田(ひがしうしろばたたなだ)は、「日本の棚田百選」にも選ばれている名所です。特に夕暮れ時は非常にうつくしく、日本海にだんだんと沈んでいく夕陽とのコラボレーションは絶景ですよ。

しかし、魅力がそれだけではないのが東後畑棚田。夜空に星々が輝きはじめ、辺りがシーンと静まった頃、棚田の向こう側に広がる海になにやらぽつぽつとした光がたくさん現れてくるのです。その光の正体は、イカ釣りに出ている漁船の漁り火(いさりび)。目の前の棚田とあいまって、まるで幻想的なイルミネーションのような光景をつくりあげます。いつまでも、いつまでも眺めていたくなる美しい棚田。ずっと守っていきたい日本の大切な風景です。観光コースにぜひ組み入れてくださいね。

34.元乃隅稲成神社

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アメリカのCNNが「日本のもっとも美しい場所31選」にも選出した元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)。山口県が世界に誇る観光名所であり、真っ赤な鳥居がずらりと続いたその先は、日本海を見晴らせる絶景ポイントとなっています。

そして小さな鳥居をくぐって進むと現れる大鳥居。その上の真ん中部分に、なんとお賽銭箱が!これが、元乃隅稲成神社が「日本一お賽銭を入れるのが難しい」といわれる所以なのです。一発で入ったらご利益があるかも!と、訪れる観光客の間ではゲーム感覚で楽しまれていますよ。

35.金子みすゞ記念館

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「鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがつて、みんないい。」金子みすゞの代表作ともいえるこの詩を、小学生の頃に国語の授業で読んだという方も多いのではないでしょうか。大衆のあいだでさまざまな文化が花開いた大正期。山口県長門市に生まれた金子みすゞは、20歳の頃から童謡を書き始め、次々に目覚ましい活躍をしていきました。

ここ金子みすゞ記念館は、そんなみすゞの遺稿集や着物などが展示されており、みすゞの29年という生涯を深く知ることができる観光施設です。みすゞファン交流拠点としても知られる場所でもあり、連日みすゞとその作品を愛する多くの人々で賑わう、山口の人気観光地となっています。

36.秋吉台

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水に溶けやすい岩石でできた土地が、雨水や地下水などによって浸食してできた地形を、カルスト地形といいます。ここ秋吉台は、日本におけるカルスト台地のなかでも最大規模を誇るもので山口を代表する観光資源。緑の広がる大地にたくさんの岩柱が突き出した様子は、とても美しい自然景観をつくりあげていますよ。

春にはかわいらしい花々が芽吹き、夏には豪快な花火が打ち上げられる秋吉台は、山口県民にも人気の観光スポット。秋には夕陽に照らされたススキの穂が黄金色の風景をつくりあげ、冬には真っ白な雪が草原を覆います。

小高い丘の上にある、辺りを360度見渡せる展望台もおすすめです。四季とともに美しい表情をみせる秋吉台の絶景を、遠くまで見渡すことができますよ。

37.秋吉台山焼き

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山口の春先の風物詩といえば、秋吉台をあたらしく生まれ変わらせるための秋吉台山焼き。600年以上の伝統をもつといわれ、現在においては日本最大規模の野焼きとして知られています。

広大なカルスト台地の上を炎の帯が燃やし尽くしていく光景はまさに圧巻のひとこと。まだ寒さが続くなか野外で行われているにもかかわらず、毎年多くの観光客が訪れています。また、夜に行われる山焼きは昼間とはまた違った幻想的な雰囲気で、人々を楽しませています。

38.錦川鉄道とことこトレイン

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「とことこトレイン」というかわいらしい名前のこの乗り物。名前からトロッコを連想する方もいますがトロッコではなく、愛知万博で活躍した電動自動車なんです。山口県の錦川清流線錦町駅~雙津峡温泉およそ6kmのあいだを、時速約10kmのスピードで「とことこ」と走ります。

なかでも、途中にある「きらら夢トンネル」というトンネルは観光客にとても人気です。天井から壁まで一面が蛍光石で飾り付けられており、キラキラと輝く不思議な世界はとても幻想的ですよ。

39.別府弁天池

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まるで南国の海を連想させるかのように美しいコバルトブルーに目が釘付けになるこの池。山口県の秋吉台にある別府弁天池です。別府厳島神社の境内にあり、山口の地元の人々の憩いの場としても愛されています。もちろん観光スポットとしてもおすすめ。

そして、飲むとまろやかでほんのりとした甘さを感じる水は、名水百選にも選ばれている名水です。ペットボトルに入れて持ち帰ることもできるので、山口観光のおみやげにぜひいかがでしょうか。

そして水源そばにはアユの釣り堀も。美しい自然とのんびりとした雰囲気で、地元の人々とお話ししながらの釣りなども最高ですよね!

40.秋芳洞

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秋吉台の地下100メートルにある大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」。約9キロメートルあるうちの1キロメートルが観光コースとして整備されています。さまざまな鍾乳洞が観光客の目を引きますが、なかでも果てしなく長い時間のなかで自然がつくりあげていった「百枚皿」は必見!まるで何枚ものお皿が並んでいるようにも、そしてまた、石でできた小さな棚田が続いているようにもみえます。いくつもの水面がキラキラと輝く光景はとても幻想的ですよ。

山口県の秋吉台でも屈指の観光スポットである秋芳洞。訪れた際は、絶対に見逃さないでくださいね。

41.景清洞

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小学生のころに戻った気分で、スリリングな探検を楽しみませんか?ここ景清洞(かげきよどう)は、平家の武将である平景清が壇ノ浦の戦いに敗れた後、籠っていたという伝えが残る洞窟です。サンゴや海藻などの化石が残る美しい内部は、現在では山口県の秋吉台でも人気の観光地となっています。

なかでもおすすめなのが、キャップランプの光のみを頼りに真っ暗な洞窟内を進む「探検コース」。ひとたびライトの明かりを消せば、日常ではなかなか出会うことのない本物の闇を感じることができますよ。その緊張感は、まさに「探検」と呼ぶにふさわしい観光コースです!ヘルメットやヘッドライト、長靴はレンタルすることができるので、山口観光に来たそのままの格好で手軽に参加できるのもうれしいですね。

42.大正洞

出典: 歩人

「牛隠し洞」とも呼ばれていた大正洞。戦乱や内乱によって里が荒されることも多くあった昔、里の人々が牛を奪われることを危惧してここに隠したため、と言い伝えられています。

現在では、秋芳洞・景清洞とともに山口県秋吉台で鍾乳洞が楽しめる観光スポットとなっています。洞窟内では、太古の時代を思わせるダイナミックな自然美を見ることができますよ。また、携帯用の説明機を持って見て回ることもでき、そのユニークなスタイルも観光客に人気です。音や音楽、そしておしゃべりによる解説で、楽しく洞窟内を歩き回りましょう。

43.秋吉台サファリランド

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ライオンやチーター、クマといった一見恐ろしいイメージの動物たちの姿を間近で見てみませんか?もしかしたら、抱いていたイメージが一転、あいくるしい姿に釘付けになった・・・なんてことも!そんな体験ができるのが、山口県の人気観光地、秋吉台サファリランドです。

動物たちを車の中から観察できるほかにも、ゾウにエサをあげたりクマの赤ちゃんにさわったり・・・。かわいい動物たちとたっぷりふれあえるコーナーも充実していますよ。幅広い観光客層に愛される、山口の人気観光スポットです。

※写真はイメージです。

44.湯田温泉

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山口県山口市に位置する湯田温泉。飲食店などが多く軒を連ねている繁華街でもあり、地元の人々から観光客まで、日々たくさんの人々で賑わいをみせています。

山口県中心地にある温泉からは、山口県内の人気観光スポットへのアクセスが非常に良好!これも人気の理由です。湯田温泉を宿泊拠点とすれば、日中は観光、夜は温泉と、山口の魅力を堪能し尽くせちゃいますよ!

45.毘沙ノ鼻

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ゆっくりと沈んでいく夕日を眺める・・・。なんて、とても心落ち着くひとときですよね。なかでも本州でいちばん最後に沈む夕日が見られると言われたら、なんだかロマンティックな気分になってきませんか?

そんな夕日が見られる場所が、ここ山口県下関にある毘沙ノ鼻(びしゃのはな)。本州の最西端に位置しています。日本海にだんだんと落ちていく夕焼けの美しさは、本当に素晴らしいですよ。「本州最西端到達証明書」というのも発行してもらうことができるので、山口観光のおみやげにしてみてはいかがでしょう。

46.瑠璃光寺

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緑と水にあふれた庭園に佇む、檜皮葺の屋根が美しい五重塔。大内文化における最高傑作とも名高いこの瑠璃光寺五重塔は、室町時代中期に応永の乱で命を落とした大内義弘の弔いのために建てられたもので、国宝にも指定されています。

花々が咲き誇る春や、燃えるように染まる紅葉、しっとりとした雪化粧などなど・・・。季節ごとにさまざまな表情をみせる瑠璃光寺は、何度も足を運びたくなる山口観光の名所です。

47.常栄寺

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山口県山口市に位置する常栄寺。水墨画家で禅僧でもあった雪舟の作と伝えられる庭園は、国の史跡・名勝に選ばれています。

本堂から庭全体を眺めることもできるほか、周囲には遊歩道もあるので、のんびりとお散歩しながら庭の美しさをじっくりと堪能するのもおすすめですよ。日本庭園の美しさを改めて感じることのできる、落ち着いた雰囲気の観光スポットです。

48.龍福寺(大内氏館跡)

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山口市を「西の京」と称されるまでに繁栄させた大内氏。戦国大名として活躍し、最盛期には山陰から山陽、そして北九州までの6つの国を支配したといいます。そんな輝かしい栄華を誇った大内氏ですが、しかし激動の戦国時代のなかで、最後は歴史の舞台から消えることとなりました。

龍福寺は、そんな大内氏の事実上最後の当主大内義隆の菩提寺として毛利隆元によって建立されたお寺です。紅葉の名所としても有名で、秋にはたくさんの観光客が訪れる山口の観光スポットとなっていますよ。ぜひ、大内氏の歴史に思いを馳せながら、じっくりと観光してみてくださいね。

49.古熊神社

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学問の神様として有名な菅原道真。ここ山口県山口市に位置する古熊(ふるくま)神社は、菅原道真と子どもである菅原福部童子が祀られています。今から1100年ほど前、当時11歳だった福部童子は、大宰府へ左遷されていた父・道真を慕い、会いに向かいました。しかし山口の地で病に伏し、道真と会うことなくこの世を去ったのです。

現在では、春になるとソメイヨシノや八重桜が咲き誇る花見の名所となり、重厚感あふれる本殿・拝殿とともにしっとりとした美しさを湛えた山口の天神様となっています。
観光スポットとしてもおすすめですよ。

50.山口サビエル記念聖堂

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キリスト教を日本に布教した人物として歴史の教科書には必ず登場するのがフランシスコ・ザビエルですよね。当時ザビエルは、山口の地でも熱心に布教活動を行いました。ここ山口ザビエル記念聖堂は、そんなザビエルの山口での布教活動400周年を記念して1952年に建てられたカトリック教会です。

1991年に惜しくも焼失してしまったものの、山口市民や教会関係者の熱い支援により1998年に再建されました。焼失前の伝統的なカトリックの建築様式に比べてかなり斬新なデザインに生まれ変わったため、当初人々の目にはとても奇抜に映ったとか。しかし周囲の緑と美しい調和をみせる現在の姿は、山口市民の憩いの場となりました。また山口を訪れる観光客にとっても、人気の観光地で、多くの人々に愛される場所となっていますよ。

51.中原中也記念館

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山口県が生んだ有名な詩人と言えば中原中也。「中原中也記念館」は彼が生まれ育った湯田温泉の生家跡に、平成6年に建てられたもので、人気の観光スポットとなっています。白い外壁、たっぷり光が差し込む吹き抜けが印象的な建物ですが、これは中也の詩の世界感をよりよく感じてもらうためだとか。

館内には直筆の原稿や日記、愛用していた机や服などが展示されていて見どころたっぷり。彼の30年という短い生涯について、本人や、身近な人物の言葉と共に読み進んでいくと、若き天才詩人への理解がグンと深まっていくようです。生前は今ほどの評価を得ていなかった中原中也。よごれちまった悲しみに・・・と読んだ彼の気持ちに思いを馳せてみるのも山口観光での醍醐味ですね。

52.山口県立美術館

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「日本の道100選」に選ばれる山口県の「パークロード」、この美しい道路に沿うようにたたずむのが「山口県立美術館」で、美しい赤レンガの外壁が、パークロードの景観と見事にマッチしています。そして中に入れば、高い天井と大きなガラス窓が開放感を与えてくれるので、ゆっくりとした気持ちで芸術鑑賞できるでしょう。

併設のカフェ「La Plume Bleue(ラ プリュム ブルー)」も落ち着きがあり、人気のショップ。中庭を一望できるロケーションは山口でのコーヒーの味をますますおいしくしさせてくれますよ。

雪舟や雲谷等顔(うんこくとうがん)をはじめ山口県にゆかりのある作家の作品が、多数収蔵されています。企画展やイベントも多彩に開かれているので山口観光の際はチェックしてみてくださいね。

53.岩国城

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錦帯橋から眺める山頂の岩国城天守。個性的な橋と天守が醸し出す山口を代表する観光名所です。山頂へはロープウェイで行くこともできますが、登山道をてくてく歩く散策もまた一興!そこには崩壊された石垣が映し出されています。

実は岩国城は数奇な人生を辿ったかわいそうな城なのです。江戸時代になり、一国一城令によって、また一揆に利用されないようにと盛大に破却された岩国城は、面影もなかったとか。ですが、これが現在でも目に見ることができる歴史の断片なのです。現在は、南蛮造の天守や天守台が復元されその姿が蘇りつつあります。

54.錦帯橋

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山口県・岩国市の観光名所と言えば「錦帯橋(きんたいきょう)」ですよね。写真などでは、誰もが1度は目にしたことがあるでしょう。日本三名橋のひとつであり、現代の橋梁工学からみても完璧と言われる錦帯橋の迫力ある姿は、実際に見ておきたい!山口観光の絶対的なスポットです!

錦帯橋の周辺には、古き良き城下町の情緒が今も残されて観光客の目を楽しませています。さらに春の桜、夏の鵜飼いや花火、秋の紅葉、と季節ごとの景観と見事に調和して、旅の気分を盛り上げてくれます。夜の美しくライトアップされた姿もまた素晴らしいですよ。錦帯橋バスセンターから徒歩1分というアクセスの良さもうれしいですね。

55.地底王国 美川ムーバレー

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かつて多くの鉱山が栄えていた山口県。その鉱山の跡地を利用したテーマパーク「地底王国 美川ムーバレー」が山口の観光コースとして人気を呼んでいます。超古代文明をテーマに、なぞ解きをしながら探検を進めるのですが、本物の鉱山を使っているから迫力満点。壁面に現れる古代文字も雰囲気を盛り上げます。鉱山の中は、夏はひんやりと涼しく、冬は暖かで、掘った分は持ち帰れる「砂金採掘」にも、思わず力が入ります。

宿泊施設「山ホタル」に泊まれば、文字通りホタルの観測も可能。また、「脱出ゲーム・ナイトツアー」は観光宿泊者向けの人気のイベントです。バーベキューや大浴場とともにゆっく楽しむ山口観光もいいですね。

56.ときわ公園

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山口県や宇部市だけでなく、日本を代表する公園がここにあります!「ときわ公園」は「21世紀に残したい日本の風景」としても1位に選ばれたことがある公園で、観光スポットとしてもおすすめです。

山口県内で最大の規模、常盤湖を中心に広がる自然の豊かな広場には、カッタ君で知られるペリカンたちも暮らしています。季節を問わず、花や植物があちこちに咲き乱れているのですが、特に桜の美しさたるや本当に素晴らしい!この時期は、地元の方から観光客まで、たくさんの人が押し寄せます。だけど公園の広さが窮屈さなんて感じさせないので最高のお花見が楽しめますよ。

それからイルミネーション!公園内に展示されるたくさんの作品が、ファンタジーな世界を演出し、さまざまなイベントも盛り上げています。山口観光に来たからには、ぜひ宇部まで足を延ばしましょうね。

57.周南市コンビナート

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コンビナートの街として知られる山口県・周南市。その歴史は、海軍が練炭製造所をここに造った明治時代にまでさかのぼります。その後もさまざまな企業の進出により発展をとげ、今なお、日本を代表するコンビナートの1つとして知られています。

しかし!!現代において周南コンビナートを有名にしているのは何といってもその夜景なのです。工場夜景なるものが人気を集めだしてからは、特に有名になり、周南コンビナート夜景見学ツアーも開催されるほど。「日本5大工場夜景都市」や「日本夜景遺産」にも選ばれるなど、その美しさはおすみつき!これは山口観光にはずせないコースですよ。

南国ムードにあふれる晴海親水公園(はるみしんすいこうえん)から眺めるもよし、観光バスツアーに参加するもよし、ホテルから観賞するもよし!いろいろな夜景観光コースが用意されていて、撮影スポットも多数です。とびっきりの1枚を山口の思い出に。

58.周南市徳山動物園

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こどものときよく歌った童謡のぞうさん。作詞はここ山口県・周南市出身の詩人、まどみちお氏。周南市徳山動物園に行ったら、かわいいぞうさんの記念碑がありますから探してみてくださいね。

周南市徳山動物園は動物との距離の近さが人気なのですが、中でもレッサーパンダは必見。その愛くるしい姿を観光のお土産に目に焼き付けましょう。

またモルモットやヤギ、ウサギなどの小動物に直接エサをあげたり、触れ合える時間がありますからチェックしてみましょう。期間限定で行われるフライトショーも人気で、トビやミミズクが飼育員さんの合図で飛び回る姿も山口観光ならではの楽しみですよ。

59.晴海親水公園

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「日本夜景遺産」という言葉を聞いたことはありますか?日本で初めて「夜景遺産」に認定された景観が山口県・周南市にあります!ここ晴海親水(はるみしんすい)公園の工場夜景は、山口観光に外せないスポットです。

周南市民の憩いの場としても人気で、ヤシの木が良く似合う海辺の公園には南国ムードが漂います。対岸には工場やコンビナートが立ち並び、夜になると、この工場群から明かりがもれ始め、徳山湾にキラキラと反射します。全国初の日本夜景遺産が作り出す幻想的な世界は、訪れる観光客の煩雑な日常を忘れさせてくれますよ。

徳山駅から徒歩で15分程度とアクセスも良好です。さあ、山口を代表する夜景を見に出かけましょう!

60.防府天満宮

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日本の三天神様のひとつであり、日本で最初の天神様でもある「防府(ほうふ)天満宮」。九州に左遷された菅原道真が、その道中に立ち寄った際に、ここ防府をいたく気に入り「死んだあとは魂となりここに戻る」と言ったと伝えられています。

美しい境内では、梅まつりや七夕祭りなど、季節ごとの行事が多彩に開かれますが、中でも道真公の誕生を祝う「御誕辰祭(ごたんしんさい)」は、美しく灯るろうそくの明かりと、きらきらと夜空を彩る4000発もの花火が人気。地元の方だけでなく、多くの観光客が訪れます。身近に受験生がいる方は、学問の神様のお守りをぜひ!山口観光のお土産に。

◎まとめ

山口観光おすすめスポット60選いかがでしたか?昔から日本の歴史を支えてきた山口県は歴代総理大臣を1番多く輩出しています。そんな歴史的観光スポットはもちろん、豊かな自然が作り出す観光地まで、ぜひ訪ねてほしい場所60をあげてみました。この観光ガイドをお供にしていただければ、山口の旅がより充実すること間違いなし!本州最先端・山口観光を一生の思い出にしてくださいね。

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