茅葺屋根の再建は日本の技術によるもの!カスビのブガンダ王国歴代国王の墓

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茅葺屋根の再建は日本の技術によるもの!カスビのブガンダ王国歴代国王の墓

東アフリカにあるウガンダはケニア、タンザニア、ルワンダ、コンゴ民主共和国そして南ス-ダンと国境に囲まれ首都はカンパラになります。ウガンダは自由勝手な独裁者又は食人大統領とも言われたアミン大統領で話題となった国でもあります。恐怖の政治活動を行い1979年には追放され以後幾度に渡ってク-デターが起こった不安定な国でしたが現在は経済も安定し観光客も増えています。

ウガンダの気候は赤道直下に位置しているが1年平均摂氏22度と過ごし易い国です。白ナイルから流れるヴィクトリア湖に面しているウガンダはイギリス連邦の加盟国となっていてウガンダのカンバラ県カスビの丘にある歴代国王の墓が2001年にユネスコの世界遺産に登録されています。

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茅葺屋根の再建は日本の技術によるもの!カスビのブガンダ王国歴代国王の墓

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カスビのブガンダ王国歴代国王の墓とは

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ウガンダのカンバラ県にあるカスビの丘に約30ヘクタールの敷地に13世紀から20世紀の間栄えたブガンダ王国の4人の国王が祀られています。しかし祀られている4人の国王は19世紀以降の国王で木や泥で建造された円形の墓は世界でも歴史に残る大変貴重な遺産とされています。

カスビのブガンダ王国の歴代国王の墓は元々は1882年にムテサ1世が木などを使って茅葺屋根の宮殿として建造したもので王墓のMuzibu-Azaala-Mpangaは高さが約15mと直径が約30mの巨大な円形建造物なんです。ムテサ1世は19世紀半ばのブガンダ王国の国王となり彼の死後宮殿がそのまま墓所となったものなんです。

ムテサ1世の後を継いだムワンガ2世と次世代のダウディ・クワ2世、ブガンダ最後の王でウガンダの初代大統領でもあったムテサ2世もここに葬られている。通常ウガンダ王国では初代のキントゥ・カト以来からは一人の王に一つの墓が与えられています。なのでこのように一つの墓に4人もの王が祀られているのは異例とされているのです。またこのブガンダ王国歴代国王の墓の廻りには歴代王ら4人の縁者も一緒に祀られているんです。

カスビのブガンダ王国歴代国王の墓へのアクセス

国際線
 日本からアムステルダム
 アムステルダムからウガンダのエンテベ国際空港
国内
 エンテベ国際空港からカンパラまでバスまたはタクシ-

カスビのブガンダ王国歴代国王の墓おすすめ①ブガンダ王国

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ブガンダ王国は19世紀を境に東アフリカで最も栄えた強力な王国と伝えられています。バントゥ-語を持つ農耕民のガンダ族が中心となる王国で初代の王であったカバカ・キントゥが占領し先住民を服従させて創った王国とも言われています。

18世紀には隣の国のブニョ口王国を攻撃しブガンダ王国が支配する範囲を拡大して象牙など交易に力を入れ活動を盛んにしていった王国なんです。ブガンダ王国の地形は平均海抜1220mの高地と淡水湖のビクトリア湖などがあり赤道直下に位置している割には冷涼な高原帯でコ-ヒーや綿花の栽培が集まっている場所でもあります。

カスビのブガンダ王国歴代国王の墓のおすすめ②緑色のバナナ

アフリカはマトケが主食と思われるかもしれませんがここウガンダはJICAが水田の指導活動を行っており首都のカンパラにある食堂などでは米が主食として出されています。しかし地方などではまだまだ米が行き渡らずサツマイモやマトケが主食となっています。ウガンダでよく見られるのは緑色したバナナを売りに歩いてる人々がいます。

緑色のバナナはス-プにしたり油で揚げたり蒸したりしてウガンダの結婚式などではバナナを発酵させたお酒が出ます。エンテベ国際空港などに売られている『ワラギ』というお酒もこの青いバナナから造られたものなんです。ウガンダでは昔も今も変わらずに緑色のバナナが栽培され彼らの大切な主食になっているのです。

カスビのブガンダ王国歴代国王の墓の注意事項

ウガンダでは時々政権の対立によるク-デターが起こります。渡航の際などは常に政府から発する海外危険情報を確認するようにして下さい。ウガンダでは口-カルバスやタクシ-などの待合場所でスリやひったくりの被害が多いと言われています。

とくにバスなど隣の席がある場合キャンディ-など貰っても口にしないようにする。また時計やスマ-トフォン、ブレスレッドはホテルに置き街の中では身に着けない事が大切です。カバンも人がたくさん集まっている場所では開封しないことを心がけてください。

◎まとめ

実はカスビのブガンダ王国歴代国王の墓は2001年に世界遺産になっていますが2010年3月16日に放火が原因と言われる火災が起きています。この放火は政府が指図したものとも言われていますが詳細は不明とされています。しかし茅葺屋根の文化遺産は日本国内にも数多く残されていることから2013年3月から2016年の2月までの間日本の文化財修理団体の専門家たちによってこのカスビの歴代国王の墓の再建に技術協力を行っているんですよ。カスビのブガンダ王国歴代国王の墓を見物する時は日本の再建技術も伺えますね。

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