ブルンジは中部アフリカ内陸の小さな国です。2005年に10年以上にわたって続いた内戦が終わりましたが、世界最貧国のひとつと言われています。しかし、悲惨な歴史ばかりではありません。ブルンジには美しい高原の風景があり、人々は気さくで物腰やわらかです。東アフリカで一番との評価がある伝統音楽と舞踊は、ぜひ見てみたいですよね。ここではブルンジのお土産を4つご紹介します。
1.コーヒー
ブルンジのお土産と言えば、まずはコーヒーです。コーヒー栽培は1930年のベルギー植民地時代に始められたものですが、今ではブルンジの主要農業となり、コーヒー豆だけで外貨収入の8割を占めるほどです。
ブルンジのコーヒーは標高1600mほどの高地にある斜面で栽培されています。農民は貧しいため農薬などは使えないですが、虫などは丁寧に手で取り除いているとか。ブルンジのコーヒーは高品質でフルーツのように香り高く、しっかりとした甘みとコクがあります。日本国内でもブルンジ産のコーヒーを目にすることがあるはずです。ブルンジでコーヒーをお土産として買っていけば、きっと喜ばれますよ。
2.紅茶
ブルンジの紅茶もまた、コーヒーと同じで高地の斜面で栽培されています。ブルンジの紅茶は無農薬で有機肥料と化学肥料を併用して栽培され、現地加工されているとか。紅茶はコーヒーに次ぐブルンジの外貨獲得産業です。
ブルンジの紅茶は濃いオレンジ色で香り高く、軽い渋味と甘みを感じられる優しい味わいです。ストレートでもミルクでも楽しめますが、特にミルクティーがお勧めですよ。ブルンジの紅茶は世界的にも評価が高い紅茶の1つです。日本で購入することも出来ますが、現地で購入する方がお得です。美味しくて安いブルンジの紅茶は、お土産に最適ですね。
3.木彫りの置物
他のアフリカ諸国と同じように、ブルンジのお土産物屋さんでも木彫りの置物がたくさん置かれています。しかし、ルワンダ・コンゴ・タンザニアと国境を接しているブルンジ。周辺諸国のお土産物が同じように売られているので、気にいったものがあってもブルンジで作られたものとはかぎりません。それでも中にはブルンジ産の置物もあるので、店員さんとコミュニケーションをとって買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ちなみに生き物博物館では、ブルンジで有名な彫刻家バーナード・ビゲンダコ氏の個性的で繊細な木彫りの置物が販売されていますよ。お土産に迷ったら、足を運んでみてはいかがでしょうか。
4.アマホロハニー
【テラルネ・らいふ】
— 認定NPO法人テラ・ルネッサンス (@terra_ngo) April 19, 2017
午後からの業務の前に、ほっと一息☕️
今日はブルンジから届いたAMAHORO HONEYをウガンダコーヒーに入れてみました!このはちみつもテラルネの自立支援の一環なのです💕大切な人に、コーヒーと共に伝えるのはいかかですか?「ありがとう、ハニー」 pic.twitter.com/uJGFx0N72C
ブルンジのお土産として、今後期待したいのがアマホロハニーです。アマホロとは「平和」という意味があり、まさにこの蜂蜜には平和への願いが込められています。アマホロハニーは日本のNGO「テラ・ルネッサンス」によって、ブルンジの紛争被害者の生計向上の為のプロジェクトとして生まれた商品です。蜂蜜が取れるのはブルンジ北西部にあるムランビヤ県キガンダ村です。この村で採れた蜂蜜の糖度は82.6%と、非常に栄養価の高い蜂蜜だとか!
2016年1~3月に試験販売が開始されたばかりで、旅行に行った際に出会えるかどうかわかりません。もし貴重なアマホロハニーを見つけたら、お土産として買ってみてはいかがでしょうか。
◎まとめ
いかがでしたか?ブルンジは多くの人々の支援をうけながら、今も再建の途中です。今はまだこれがブルンジのお土産ですと紹介できるものは少ないですが、今後国が安定すればお土産の種類も増えていくはずです。いずれはコーヒーと紅茶以外にも、町を歩いていると「こんなものがある」と新たなお土産を発見するかもしれませんよ。これからのブルンジに期待したいですね。