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アルバニアはバチカン半島に位置する国。西はアドリア海に面し、北にはモンテネグロ、東にはマケドニア共和国とコソボ、南にはギリシャと国境を接しています。バルカン半島というと、紛争のイメージが強いのですが、アルバニアの政情は落ち着いていて、治安も比較的安全です。
アルバニアには観光名所も多く、のどかな風景が広がる国。日本からはまだ観光で訪れる人は多くありませんが、機会があったらぜひ訪れてみてください。ここでは、アルバニアを訪れる際に注意したいことをまとめます。
目次
【アルバニアの治安】治安は比較的良好!でも基本的なルールは守って!
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1.スリやひったくりに気をつけよう
アルバニアは、外国人観光客を狙った凶悪な犯罪はそれほど多くはありません。でも旅のルールは守ってトラブルに巻きこまれないようにしましょう。
アルバニアで日本人観光客が最も気をつけなくてはならないのは、スリとひったくりです。上着やズボンの後ろのポケットに財布を入れない、高額紙幣を街は店で見せない、派手な格好をしないなどの注意が必要。また、ひったくりに遭わないよう、道路の端は歩かない、バッグは肩から斜めにかけるなどの注意をしましょう。必要以上にお金やクレジットカードを持ち歩かないことも大切です。
2.置き引きに注意しよう
海外旅行の際には置き引きに注意しましょう。日本では、レストランやカフェではバッグを足元に置いたり椅子の背もたれに掛けたりしますね。でも海外ではこれは厳禁。必ず目の届くところに置きましょう。またホテルや空港でチェックインする際には、貴重品から目を離さずにしましょう。
貴重品をホテルの部屋に置きっぱなしにしないことも大切。またツアーバスに乗って観光する時に、ほんの少しの時間でもバスから降りるときはカメラや携帯、バッグなどをバスに残さず持って降りるようにしましょう。
3.武器を使った犯罪に注意
アルバニアでは、1997年のネズミ講破綻に端を発した騒乱や、コソボ紛争などが原因で、武器が広く出回っています。長距離バスが武装集団に襲われるなど、武器を使った犯罪も報告されています。
長距離バスで移動の際には、現地の事情に詳しい人に尋ねたり、最新の情報を入手したりするなど常に気をつけてください。また、夜間の移動はできるだけ控える、携帯電話を持ち、通信手段の確保や情報収集するなど防犯対策に努めることが必要です。
4.交通事故に注意しよう
アルバニアの運転は日本よりも乱暴です。交通事故に巻き込まれないように注意しましょう。道を歩いているときにも注意が必要です。またレンタカーを利用する時には、現地の交通ルールを守り正しく運転するよう心がけましょう。
5.テロに巻き込まれないようにしましょう
アルバニアではテロの報告はありません。しかし、ヨーロッパではフランス、ベルギー、ドイツなどでテロ等が発生していて、周辺諸国でも注意が必要です。テロの標的となりやすい場所を訪れる時には、周囲に十分注意し、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等、安全確保に努めましょう。
テロの標的になりやすい場所とは、イベント会場や観光施設、レストランやホテル、ショッピングモール等、人が多く集まる所。また、モスクや教会など宗教施設や、公共交通機関、政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等もこれにあたります。アルバニアでは2017年2月現在、コソボ国境付近に注意情報が出ています。状況は変わることがあるので、海外旅行の際には、報道機関などによって最新の情報を入手し、安全に努めるようにしてください。
◎まとめ
アルバニアには日本大使館はありません。万が一の場合は、アルバニアを兼轄している、在イタリア日本国大使館へ連絡をしてください。パスポートなどを紛失すると通常以上に手間がかかるので、貴重品の管理には十分気を付けてください。