名称:豊能町立郷土資料館
住所:大阪府豊能郡豊能町余野1008
公式・関連サイトURL:http://www.town.toyono.osaka.jp/
大阪といえば東京都に次ぐ大都会ですが、大阪府の中にも棚田や里山の原風景が残っている町があります。その町こそ豊能町。大阪市内の阪急梅田駅から電車で揺られること約50分。そこには都会の喧騒とはかけ離れた自然が待っています。豊能町は大阪府の北部に位置し、北摂山系の中にあることから標高も高く、夏は『大阪の軽井沢』、冬は『大阪のシベリア』と言われることもあるんです。
しかし豊能町には、オオクワガタやムカシトンボといった、今ではほとんど見かけなくなった昆虫や、色鮮やかな野鳥たちが飛び交っています。豊能町にはハッキリ言って、大阪市内のようなメジャーな観光スポットはありません。それでも夏は涼を求めて、春は満開の桜や草花を、秋は山一面の紅葉を求めてこの町を訪れるあなたのために、おすすめの観光スポットを5箇所ご紹介いたします。
目次
大阪府豊能町のおすすめ観光地5選!棚田や里山の原風景が残る町
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1.豊能町立郷土資料館
豊能町立郷土資料館に立ち寄るもあいにくの休館日。しかし敷地内では亀岡街道と池田街道の交点を記した嘉永年間の道標や、天保10年に開かれた産業博覧会に出店された寒天炊きの釜など貴重な史料が見られた。
— 山廃純米生原人 (@pazuzu2010) December 18, 2016
かなり雑に放置してあったけど。 pic.twitter.com/CyWyX9fPED
初めて訪れる町で、その町の生い立ちや歴史、情報を収集されるのであれば、まず郷土資料館を訪問しましょう。豊能町にも豊能町立郷土資料館があり、土曜・日曜と、平日は火曜・水曜に開館し、入館料は無料です。(開館日及び入館料は2017年1月末現在の情報です。)館内には豊能町の生活の歴史がわかる農具や台所用品の展示や、町内に点在する石仏を中心に石造物などがパネル写真で紹介されています。
ちょっとおもしろいのは『豊能博士』になれるコーナー。ここには豊能町に関するいろいろな情報がクイズ形式で張り出され、小さなお子様も豊能町を理解できるように工夫されています。町内を観光に行かれる前に、ぜひこの資料館で予習をして人一倍楽しい豊能観光を送りましょう。
2.桜谷軽便鉄道
豊能町にはかなりマニアックな乗り物に触れることが出来る場所があります。そこは、子どもはもちろん、大人も楽しめる『桜谷軽便鉄道』です。この鉄道は個人のオーナーさんが趣味で施設されたもの。
そもそも軽便とは、軌道間(線路幅)の幅が1067mm以下の狭軌で、建設費や維持費のコストを抑えた簡易的な鉄道を指します。桜谷軽便鉄道は庭園鉄道と呼ばれる、個人の敷地の中を走らせる鉄道で、その線路幅はなんと381mmしかありません。それでも立派に大人が乗車して走ることが出来る。しかも毎月第一日曜に開催される運転会で免許試験に合格すると、実際に運転もさせてもらえます。現在では多くの軽便ファンが、豊能町観光というよりも、桜谷軽便鉄道を目的で訪れています。
名称:桜谷軽便鉄道
住所:大阪府豊能郡豊能町吉川東ときわ台2-10-4
公式・関連サイトURL:http://www.nakanoke.com/sakuradani/
3.とよのコスモスの里
自然の花々が咲き誇る豊能町で、お花見観光におすすめの場所が『とよのコスモスの里』です。名前の通り広大なコスモス畑で、数百万本の秋桜が咲き乱れる様子は圧巻です。大人の背丈ほどあるコスモス畑の中には遊歩道があり、ちょっとした迷路の気分を味わえます。とよのコスモスの里の開園期間は9月初旬から10月下旬頃まで、見頃は9月下旬頃です。天候や気候によって開花時期が異なりますので、詳しくは豊能町の公式観光ホームページなどでご確認ください。
とよのコスモスの里はいかにも観光地というより、手作り感満載のお花畑ですが、その分地元の人達とのふれあいや暖かさを感じられそうです。地元で採れた野菜や果物の販売所もあり、秋桜の切り花も購入できるのでお土産にもぴったりです。
名称:とよのコスモスの里
住所:大阪府豊能郡豊能町牧
公式・関連サイトURL:http://www.toyokan.net/
4.吉川八幡神社と妙見山ハイキングコース
せっかく自然美溢れる豊能町なので、町内をぶらりと散策してみるのもいいですね。路端には室町時代末期に作られた多くの石仏が見られます。その他、多くのお寺や神社もあり、薬医門造りの山門が特徴の梅相院や、鎌倉時代の石風呂が保存されている法性寺など見どころもたくさんあります。
また、いくつかのハイキングコースがありますが、妙見山ハイキングコースもおすすめのコースの一つです。このコースの途中には観光名所の一つでもある吉川八幡神社があります。主祭神は応神天皇で、地元のパワースポットです。妙見山の山頂まで楽に登りたい方は、吉川八幡神社の近くにある黒川駅(兵庫県川西市)から妙見の森ケーブルで山上駅まで登り、妙見の森リフトに乗り継ぐという手もありますよ。
名称:豊能町内ハイキング
住所:大阪府豊能郡豊能町
公式・関連サイトURL:http://www.toyokan.net/
5.観光農業さかえ農園
豊能町でお花見と言えば、観光農業さかえ農園さんがおすすめです。とよのコスモスの里は秋桜(コスモス)の名所ですが、さかえ農園ではしだれ桜が楽しめます。見頃は4月中旬から5月上旬頃までですが、年によって気候や天候で若干ズレることもあるかもしれません。またしだれ桜には、ソメイヨシノとはまた違った美しさがあります。
広々とした園内でお弁当を広げて食べるのも、また楽しみの一つですよね。さかえ農園では、しだれ桜以外にもミツバツツジやあせびの花なども楽しめます。とは言っても「花より団子」という人もいらっしゃるのでは?観光農業さかえ農園では、春にはわらび狩り、秋には栗拾いも出来ます。栗拾いを楽しまれる人は、手をけがしないように手袋などを準備して出掛けてくださいね。
名称:観光農業さかえ農園
住所:大阪府豊能郡豊能町切畑1298
公式・関連サイトURL:http://www.toyokan.net/
◎まとめ
豊能町内にはあちこちにハイキングコースがあり、道端では色とりどりの草花が観光客を出迎えてくれます。幾種類もの野鳥の鳴き声が交錯し、花から花へと飛び交う蝶に見とれてしまうことでしょう。また夜には満天の星空と飛び交うホタルの光に、しばし日常を忘れることが出来るはずです。道端に立つ幾つかの石仏巡りもおすすめです。観光のお土産には特産品の高山ごぼうやヤーコン、地元の農家のおかみさんたちが作ったかあちゃんシリーズという漬物も喜ばれます。
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