ジブチは紅海の入口にあるアデン湾に臨む中東の国です。人口は100万人に満たない小国で、境を接する内陸国エチオピアなどとの中継貿易の拠点となっています。
長らくフランス領であったことから、ジブチでは今もフランス語も話されています。紛争の多い東アフリカにおいては比較的安定している国ですが、それでも治安が良いとはいえません。そこで、ジブチの治安状況について以下で説明します。
目次
戦闘の発生の恐れがある地域は極めて危険！ジブチの治安を理解しよう
国境付近には近寄らないこと
ジブチと北隣のエリトリアの間には、今も境界をめぐる争いが続いています。最近では、2008年にも武力衝突が起こっています。そのため、軍事的緊張の続く北部へは行かない方が無難です。
首都ジブチ市からタジェラ湾を挟んだ北側のオボック州やタジェラ州全体も、治安が安定しているとはいいがたい状況です。とくに必要がなければ、これらの地域へ足を踏み入れるべきではないでしょう。
人が一定数いるところで行動する
ジブチの治安は、東アフリカ地域では比較的良いといえますが、それでも犯罪は多数発生しています。そのため、ジブチ国内では慎重に行動することが求められます。とくにひったくりやスリ等の被害に遭う人が多いことから、手荷物は常にしっかり管理する必要があります。
対策としては、意味もなく大金を持ち歩くことは避け、なるべく高価なものを身につけないことなどが挙げられます。また、ひったくりはあまり人がいないようなところで発生しやすいので、人の気配のないような通りはなるべく避けた方が良いでしょう。逆に、スリは人混みのなかで発生するので、人の多いところでは貴重品を必ず目に見えるところや肌に触れるところに仕舞い、ひもなどで固定しておくと安心です。
◎まとめ
ジブチの治安について説明しました。ジブチ国内は比較的安定していますが、東アフリカは紛争の多い地域なので、常に最新の治安情報を入手するよう心がけましょう。
また、外出の際にはスリやひったくりの被害に遭わないよう、手荷物の管理をしっかりしておく必要があります。
