記載の情報は情報が古くなる、あるいは内容に変更が生じる場合があります。現時点の正確な情報は必ずMOFA等でご確認ください。
外務省海外安全HP:http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=292
セントルシアはカリブ海域に浮かぶ西インド諸島にある国。16世紀頃からイギリスやフランスに領有されていましたが、1979年に独立国となりました。セントルシアは比較的治安が落ちついており、観光も安全といわれています。
しかし、近年は凶悪犯罪が増加しているので、治安面については注意が必要です。ステキなセントルシアの観光を楽しむためにも、セントルシアの治安情報を紹介します。ぜひ訪れる前に、確認してください。
目次
【セントルシアの治安】基本的なことに注意し楽しく旅をしよう!
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1.強盗に注意しよう
セントルシアは、治安は比較的いい国です。しかし、日本と比べると犯罪発生率が高く、注意が必要です。特に強盗を始めとした窃盗事件が多く発生しています。警察は警備を強化していますが、ギャング団も存在し、抗争事件も多発しています。
日中の人通りのある街頭などでも店に武装強盗団が押し入るなどの事件が発生しています。観光などでセントルシアを訪れる際には、周囲の状況に常に注意しましょう。具体的には人の混雑した空間に長時間いない、夜の治安の悪い時間帯にはなるべく滞在しない、など具体的に対策を講じれば、リスクを回避できます。
2.ひったくりに注意しよう
日本人を含め外国人観光客が悪質な強盗などの被害に遭うことはほとんどありませんが、ひったくりやスリなどの被害は多く見られます。特にクルーズ船の乗客を狙ったスリや強盗、詐欺などの犯罪が起きています。
バッグを肩から斜めにかける、財布はズボンの後ろポケットに入れない他にも、貴重品は常に身に着けて置くといいでしょう。また、高価なアクセサリーを身に着けない、財布や高額の紙幣を街中や店で見せない、夜間や薄暗い通りは一人で歩かないなど気をつけておくいいですね。
3.置引きに注意しよう
セントルシアや治安の状況に限りませんが、海外では置引きに注意しましょう。セントルシアでも置引きが発生しています。日本ではカフェやレストランに入るとバッグを足元や椅子の背に置いたりしますが、セントルシアでは必ず目の届くところに置いておくことが大切です。
また、ホテルや空港でチェックインする際にも、バッグを足元に置いておくと置引きの危険があります。ツアーバスを利用して観光している時は、わずかな時間でもバスの中に携帯やカメラなどの貴重品を残して外に出ないようにしましょう。
海外では観光客を狙った置引きは日常茶飯事。治安の良し悪しに関係なく、貴重品を身に着ける意識が重要です。
4.麻薬に注意しよう
近年、セントルシアでは麻薬に関する犯罪が多く検挙されており、麻薬は治安悪化の原因と一つでもあります。麻薬の所持や使用は違法であり、違反者には重い刑罰が科せられます。特に旅行者が知らないうちに運び屋にされているケースが多発しているそうです。空港や街中で話しかけられた際に怪しいと感じたら、話に乗らないことが大切。
また、見知らぬ人から荷物や物を預かったり、もしくは人に荷物を預けたり、荷物から目を離したりしないように十分警戒してください。
5.体調管理と感染症に注意しよう
現在、セントルシアには伝染病が流行していませんが、病気にも注意しましょう。セントルシアでは医療施設は限られていて、医療水準も決して高くありせん。非常事態になったら、米国や日本への病院に移送することも考えられるので、体調には常に気を付け無理をしないように心がけましょう。
カリブ地域一帯は、エイズへの感染率が高いので注意が必要です。また、セントルシアは湿度も高く、蚊の発生率も高いです。そのため、蚊が媒介する感染症には注意し、密林地帯に行くときには長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避け、蚊よけスプレーなどを使用しましょう。
◎まとめ
セントルシアは外務省の海外安全ホームページでも危険情報が出されていません(2017年2月現在)。しかし、治安がいい場所であるとは限りません。海外旅行の基本的なルールを守って、安全に旅を楽しんでくださいね。
セントルシアはカリブ海に浮かぶ小さな国で、のんびりとした雰囲気が魅力の国です。カストリーズは、カリブ海クルージングの大型豪華客船の寄港港。特に12月~4月のシーズンには多くの観光客で賑わいます。観光シーズンは旅行者を狙った窃盗などの犯罪が多発するので、注意が必要ですよ。