忍者発祥の地は自然豊かな観光地の宝庫!名張市おススメ観光スポット5選

画像出典:commons.wikimedia.org

忍者発祥の地は自然豊かな観光地の宝庫!名張市おススメ観光スポット5選

三重県の西部に位置し、奈良県と隣接する名張市。大阪のベッドタウンとして発展した名張市は急速に都市開発が進みました。とは言え現在も自然が豊かで、天然記念物のオオサンショウウオなども生息しています。

三重県は伊賀流忍者が現れた町。忍者といえば「忍者屋敷」などのある上野市(現伊賀市)を思い浮かべる人も多いと思いますが、伊賀流忍術の祖と言われる百地三太夫(ももちさんだゆう)は名張の出身です。また小説家の江戸川乱歩をはじめ、歌手の平井堅さんやお笑い芸人のチャンカワイ、サッカー日本代表の山口蛍選手など、名張市縁の有名人は結構多いんですよ。

今回はそんな名張市の中から自然と歴史、そして近鉄名張駅のすぐ近くにある市街地の極上温泉施設など、名張市を訪れたらぜひ足を運んでいただきたい5つの観光スポットを紹介します。

目次

忍者発祥の地は自然豊かな観光地の宝庫!名張市おススメ観光スポット5選

目次を閉じる

1.名張市随一の観光名所!体験観光もいっぱい「赤目四十八滝」

出典: ja.wikipedia.org

寺島しのぶさんの主演映画『赤目四十八瀧心中未遂』のロケ地としても有名な名張市赤目の「赤目四十八滝」は、名張市で最も有名な観光スポットの一つです。四十八滝にはたくさんの滝がありますが、その中でも比較的大きな「不動滝」「千手滝」「布曳滝」「荷担滝」「琵琶滝」を赤目五瀑と呼びます。

赤目四十八滝は『日本の滝百選』や『平成の名水百選』などにも選ばれ、森林浴ハイキングにも最適です。また滝の入口には、国の特別天然記念物でもある生きたオオサンショウウオが見られる「日本サンショウウオセンター」があり、伊賀流忍術の始祖百地三太夫にちなんで「忍者修行の里」など楽しい体験施設もあります。その他旅の疲れを癒やしてくれる赤目温泉もあるので、ここを拠点に名張観光を楽しむのもおすすめです。

2.四季折々の味覚の宝庫!アクティビティも豊富「青蓮寺湖」

出典: ja.wikipedia.org

名張市内を流れる名張川の支流・青蓮寺川に建設された「青蓮寺ダム」。そのダム湖が「青蓮寺湖」で、ここも名張市の人気ある観光名所です。

青蓮寺湖畔には数多くの果樹園があり、春にはいちご狩り、夏にはぶどう狩りを楽しむことができます。三重県内だけでなく、隣りの奈良県や大阪府など、近隣の府県からも多くの観光客が味覚狩りに訪れます。特にぶどう狩りは雨天でもOKの屋根付きで、時間無制限の食べ放題なんですよ!

更には松茸、冬は青蓮寺レークホテルで鍋物と四季を通じて旬味が楽しめます。予約をすれば、ぶどう狩りを楽しみながらぶどう棚の下で伊賀牛のBBQも。また鯉やフナが釣れる釣り堀センターや芋掘り体験、テニスコートなどのアクティビティも充実しています。

3.奇岩と紅葉が絶景の観光スポット!柱状節理が圧巻「香落渓」

出典: hurricane / PIXTA(ピクスタ)

青蓮寺湖沿いを走る県道81号線を青蓮寺川の上流方面に行き、トンネルを抜けた先に開けるのが圧巻の奇岩群。室生赤目青山国定公園の一部「香落渓(かおちだに)」が姿を現します。

香落渓はおよそ1500万年前に火山の噴火で安山岩が堆積し、その後長い年月をかけて侵食されてできた柱状節理です。その壮大さはカメラの広角レンズに納めきることができず、北海道の層雲峡に匹敵するとさえ言われています。その渓谷美は青蓮寺川沿いで8Kmに渡って連なり、最上流は曽爾高原で有名な奈良県宇陀郡曽爾村(うだぐんそにむら)へと続いています。

香落渓には数多くの奇岩がありますが、特におすすめなのが「屏風岩」です。また香落渓は県内屈指の紅葉スポットで、広葉樹が密集している「もみじ谷」も絶好の観光フォトスポットですよ。

4.天武天皇縁の飛鳥時代の寺院跡!「夏見廃寺」

名張市夏見にある名張中央公園は、野球場や陸上競技場、プールなど各種スポーツ施設が充実。春には「名張桜まつり」で賑わう名張市民の憩いの場として人気の観光スポットです。

この公園には、非常に歴史的価値の高い「夏見廃寺」というお寺の跡があります。夏見廃寺は、飛鳥時代から奈良時代にかけて存在していたと考えられている「昌福寺」という幻のお寺の跡と言われています。昌福寺は、天武天皇の皇女にあたる大来皇女が建立したお寺だそうです。1946年に京都大学考古学教室が発掘しています。

現在は金堂や塔などの跡地が再現され、貴重な出土品は夏見廃寺展示館で観ることができます。現存する世界最古の木造建築物である奈良の法隆寺と同じ頃に建立された昌福寺跡の出土品に、歴史のロマンを感じてみてはいかがでしょうか?

5.市街地に湧く極上の湯!「まちの駅なばり癒しの里名張の湯」

2012年8月にオープンした、観光スポット「まちの駅なばり癒しの里名張の湯」。近鉄大阪線名張駅から徒歩10分の名張市中心街にある極上の温泉施設です。正式名称は「名張希央台温泉」といいます。

泉質は含硫黄ナトリウムなど、塩化物温泉。岩風呂や壺湯・炭酸泉など8種類の浴槽と、遠赤外線サウナや塩サウナを完備した日帰り温泉施設です。その他別料金で岩盤浴SPAも利用できます。館内では入浴施設だけではなく、アロマエステやカットサロンなども利用できます。もちろんレストランもあり、定食からお寿司、麺類、焼肉と充実のメニューです。

まちの駅のもう一つのおすすめが「とれたて名張交流館」。通称「とれなば」で、地元で採れた新鮮な野菜や漬物、郷土の銘菓などが販売されています。名張土産のお買い物にご利用ください。

◎まとめ

百地三太夫率いる伊賀忍者の実力を警戒した織田信長親子によって、2度も「天正伊賀の乱」で焼け野原とされた名張。その後お伊勢参りの宿場町として栄え、近鉄大阪線の開通とともに関西方面へのベッドタウンとして急速に発展しました。

また名張市には昔懐かしい丁稚ようかんや、名張饅頭という素朴な和菓子、ちょっと贅沢な牛汁といったご当地グルメもあります。その牛汁に使われている伊賀牛は四季の寒暖の差が激しい伊賀盆地の気候と伊賀米の稲わらで育てられ、脂身を極限まで抑えたブランド肉です。観光に名張市を訪れた際にはグルメも味わってみてください。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

名張市でおすすめの記事

名張市のアクセスランキング