アフリカ南東部の島国マダガスカル島の、さらに東方に浮かぶレユニオン島は、フランスの海外県です。島の大部分が「レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群」として世界遺産に登録されていて、観光客が数多く訪れています。
観光の島とはいえ、日本からは遠く離れていて情報は少なく、治安が気になるところですね。そこで、ここではレユニオンの治安情報をまとめたので参考にしてください。
目次
マダガスカル島のお隣にあるフランスの島、レユニオンの治安情報
暗くなってからは外を出歩かない
レユニオンはフランスの海外県ということもあって比較的経済状況も良く、隣のマダガスカルと比べれば治安も悪くありません。マダガスカルで怪我や病気になった人がレユニオンに搬送されることもあり、医療の設備も整っているので安心です。
しかしながら、治安上の問題が全くないとはいえません。20時ごろには、一斉にお店を閉める街もあります。そうして暗くなった通りには、不良がたむろしたり浮浪者がウロウロしていたりします。
そのためレユニオンでは県都サン=ドゥニの繁華街でも、夜に出歩くのはやめたほうがよいでしょう。夜の街ではひったくりが発生するなど、治安が悪くなっています。
女性は性犯罪に注意
レユニオンでは、女性はとくに注意が必要です。ナイトクラブやその周辺の道端で、レイブ被害が報告されているのです。レユニオンでは、治安の悪くなる夜に女性一人で出歩くことはやめましょう。
過去には、世界遺産の山を登っているときにカップルが襲われたという事件も発生しています。女性は強姦、男性は殺されてしまったそうです。場所によっては昼間でも安全とはいえない場所があるので、治安対策が必要です。
レユニオンは山々だけでなく美しいビーチも人気の観光スポットですが、華美な格好や露出の多い服装はなるべく避けましょう。ダイナミックな島の景色に興奮してしまいますが、羽目を外しすぎると無用のトラブルに巻き込まれかねませんよ。
置き引きや窃盗が発生しています
海外全般にいえることですが、比較的治安の良いレユニオンでもスリや置き引き、窃盗が発生することは珍しくありません。あまり神経質になる必要はありませんが、最低限の治安対策を怠らないようにしましょう。
海外からのツーリストの多いレユニオンなので、日本人観光客だからといってあまり浮くことはありませんが、目立ちすぎる格好は避けましょう。貴金属や高級ブランドの時計などは、できるだけ身につけない方が良さそうです。必要以上の現金やクレジットカードを持ち歩かないというのも、治安対策の一つです。
日本では、レストランやカフェなどで荷物を置きっぱなしにする方もいると思いますが、海外では置き引きされるケースが多いので厳禁です。
隠れた治安問題に注意
一見治安上の問題はなさそうに見えるレユニオンですが、一部では観光業にダメージを与えないために情報操作されているのでは?という見方もあります。小さい事件は本土フランスにも届かないこともあるようなので、レユニオンを訪れた際には自分の目で治安の良いところ悪いところを見極めることも大切です。
またレユニオンでは、家庭内暴力や同僚など知り合い同士でのトラブルも多いようです。観光で訪れるだけでは一見関係のなさそうですが、現地の人と仲良くって自宅に招かれ、飲食店で地元のグループに話しかけられたりということもありうるので、一応留意しておいてください。
ナーバスになるほどの治安情勢ではありませんが、日本とは違うということを常に意識して、不要なトラブルには巻き込まれないようにしましょう。
◎まとめ
フランス海外県レユニオンの治安情報をお伝えしました。フランス領ということもあり、基本的には治安に問題はなさそうです。
しかしながら、日本にとっては馴染みの無い国なので、情報も少ないというのが現状です。間違いなくいえるのは、レユニオンでは夜間の外出は控えた方がよさそうだということ。ダイナミックな自然が溢れているレユニオンでは、ビーチや登山など日中に楽しめるアクティビティが充実しているので、夜は素直にベッドに入った方が良いでしょう。