東ティモールはポルトガルやインドネシアの支配を長く受けていた国で、2002年にようやく独立しました。その後治安を落ち着かせたり、政治体制を整えたりと新しい国としての整備に時間がかかり、経済面での発展はまだまだこれからの国です。東ティモールには観光資源は多いものの、産業としての開発はまだされていません。それでもこれから発展していく東ティモールにも魅力的なお土産が生まれつつありますので、そちらをご紹介します。
目次
東ティモールでは欧米や日本向けに開発されたお土産がおすすめ
1.伝統的な織物タイス
お土産ものの定番といえば、それぞれの国の伝統的な産物でしょう。東ティモールでは、「タイス」という伝統的な織物が、それにあたります。インドネシアで有名な織物イカットと同じく、組紐のように編まれた色あざやかな布を東ティモールではタイスと呼びます。もともと民族衣装をつくるための布地としてつくられていたものです。それをお土産物にするために、今では織った布をつかってテーブルクロスやバッグなども作っています。
東ティモールの名産物はまだまだ少ない状態ですが、これからさらに成長するであろうものの筆頭がこのタイスです。東ティモールへ旅行に行く機会があれば、ぜひ色とりどりのタイスをご覧になってきてくださいね。
2.東ティモールのオーガニックコーヒー
東ティモールは独立してからまだ15年ほどで、国を支える産業もまだ育っていません。そこで海外の支援団体が目をつけたのがコーヒーでした。隣国インドネシアではスマトラやジャワなど、コーヒーの産地として世界的に有名になっています。気候的にもほぼ同じ東ティモールでもコーヒーをつくり、輸出品やお土産として確立しつつあります。
東ティモールのコーヒーはコクと香りが豊かで、苦味や酸味が少ない味わいです。インドネシアのジャワコーヒーやハワイのコナコーヒーと同じく、コーヒーを飲みなれていない人にも親しみやすい味。万人に好まれる味なので、配る用のお土産としてもオススメの一品です。
3.高級ココナツオイル
東ティモールには海外からの支援団体が多く入って来ており、国の発展のための産業を模索しています。その中で注目されたのがココナツです。
ココナツオイルは欧米や日本などで人気があり、そして東ティモールではココナツは豊富に採れます。NGOの手助けのもと、パッケージまでデザインされ商品化されたのがココナツオイルです。東ティモールで採れるココナツはもちろんオーガニック。今では質の良いオーガニックココナツオイルとして、少しづつですが知られてきています。高級ココナツオイルですが、かなりリーズナブルな値段で購入する事ができますよ。特に女性へのお土産に、ぜひ買っていってくださいね!
4.ココナツオイルでつくられた石鹸
東ティモールのオーガニックココナツオイルがお土産や輸出品として成長するにつれて、そこから生まれる派生品も開発されるようになりました。その一つがココナツオイルからつくられた石鹸です。
オーガニックで食べることができる原料だけからつくられる石鹸は、自然派の人たちやアレルギーなどを気にする人たちの間で人気が高まっています。オリーブオイルからつくられる石鹸が有名ですが、ココナツオイルからつくられる石鹸も泡立ちがよく使い勝手が良いようです。石鹸は小さなものなら配りやすく、東ティモールのお土産品では使い勝手も良いのでオススメです。
◎まとめ
東ティモールはまだまだ経済的には発展が遅れています。そのため生活必需品の多くを外国産に頼っていますし、お土産についても豊富に選べるという状況ではありません。しかし海外からの支援団体の助けもあり、徐々に独自の製品ができつつあります。お土産を買うということは、東ティモールの経済発展の手助けができるということ。ぜひ現地の製品を買って帰ってくださいね。