渡り鳥の停留地!サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群

渡り鳥の停留地!サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群

渡り鳥たちの重要な停留地として有名な「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」。15000万羽以上の鳥やオオカミなどカザフスタンならではの野生動物や絶滅危惧種、豊富な種類の植物を観察できる観光スポットとして人気が高いです。今回はそんな魅力が詰まったカザフスタンの世界遺産、「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」について紹介していきます。

目次

渡り鳥の停留地!サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群

サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群とは?

出典: Tomiris (CC BY-SA 3.0)

カラカンダ市南西にあるサルアルカは、「黄色い山脈」を意味する地方名です。2008年にはカザフスタン初の自然遺産として、「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」という名称で世界遺産登録されました。

コスタナイ市にあるナウルズム国立自然保護区と、アクモラ市にあるコルガンジュン国立自然保護区も含まれています。保護区に広がる湿地帯は、各地方からの渡り鳥の重要な停留地として世界的にも有名です。さらに数多くの野生動物や絶滅が危惧されている動物も生息していています。

動物だけではなく植物の種類も豊富です。特に保護区内にはこの地域で見られる植物の半数以上が自生しています。面積は約450,000ヘクタールと非常に広大。その圧倒的なスケールの大きさも魅力の一つです。

サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群へのアクセス

「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」へは、アスタナとカラガンダの両都市から車でアクセスすることが可能ですが、アスタナから行くと約2時間で到着しますよ。国立自然保護区を2つ含むほど広大なので、事前に観光する場所を決めておくことをおすすめします。

「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」のおすすめポイント2

野生動物の観察

出典: U.S. Fish and Wildlife Service Headquarters (CC BY 2.0)

「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」の魅力は数多くの野生動物を観察できることです。ヨーロッパやアフリカ、南アジアなど様々な地方の渡り鳥たちにとって、この地域は重要な停留地。1500万から1600万羽にもおよぶ鳥たちがエサを求めてやってきます。

中でもコルガンジュン国立自然保護区でよく見かけるフラミンゴは必見。飛び立つ瞬間は訪れた多くの観光客を魅了しています。鳥類だけではなくマーモットやオオカミ、絶滅が危惧されているサイガなど他の動物も数多く生息していますよ。ぜひ圧倒的な数を誇る鳥たちの生活や野生動物の数々を観察してみてはいかがでしょうか?

圧倒的な自然

出典: commons.wikimedia.org (CC BY-SA 3.0)

「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」は数多くの鳥や野生動物が生息しているだけではなく、その圧倒的な広さも魅力的です。その広さはなんと東京ドーム約96,000個も入るほど。そんなスケールの大きさに圧倒されると共に、自然を満喫することができるのもこの世界遺産の特徴です。

そして動物だけではなく、高山植物やチューリップなど豊富な種類の植物も観察できます。自然を感じたい方にはもってこいの観光スポットですよ。「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」に訪れたらぜひ、野生動物だけではなく自然も満喫してみてください。

◎まとめ

「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」について紹介しました。圧倒的なスケールを誇る自然を感じることができたり、数多くの野生動物・植物を観察できるなど、この世界遺産には多くの魅力が詰まっています。カザフスタンに訪れる機会があったらぜひ世界遺産の「サルアルカ-カザフスタン北部のステップと湖沼群」に足を運び、日本では体験できない大自然を満喫してみましょう。

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