【バヌアツの治安】ヨーロッパからも観光客が訪れるリゾート！

バヌアツは、南太平洋に浮かぶ83の島々からなる国。天国にいちばん近い島と呼ばれているニューカレドニアから飛行機でわずか1時間のバヌアツは、ニューカレドニアに負けない魅力的なリゾート地です。真っ白なビーチやどこまでも透き通った海だけではなく、活火山や洞窟を堪能することもできます。観光地として魅力的なバヌアツは、あまり日本人の間では知られていなく、治安も気になるところです。この記事では、そんなバヌアツの治安情報を紹介していきます。

1.現在危険情報は出ていませんが犯罪は発生しています

嬉しいことに2017年8月現在、バヌアツでは外務省の海外安全情報を見ても危険情報はありません。日本ではあまり知られてはいませんが、バヌアツは南太平洋の島国の中でも特に治安の良い場所として有名です。

殺人などの凶悪犯罪が発生することはまれ。ホームレスや物乞いなどもいません。夜間の外出にも深刻な治安問題はないので、あまりナーバスになる必要はないでしょう。オーストラリアやヨーロッパからわざわざ観光客が訪れているのも納得ですね。しかしながら日本と同じ治安感覚でいるのは危険です。実際に空き巣や泥棒が発生しているため、ホテルや家にいる際にも戸締まりをしっかりする習慣を着けてください。

2.首都ポートビラの週末には注意！

治安の良いといわれるバヌアツでも、特に注意しなくてはいけないのが首都ポートビラ近郊での週末。なんと驚くことにバヌアツの刑務所では、週末になると囚人が自由に外出をすることが許されています。これでは週末に外に出る度に、犯罪を起こす囚人がいてもまったく不思議ではありませんね。

実際に強盗事件などが起きているので、心配な方は週末には首都付近に近づくことを避けるのも対策の一つです。特に週末には夜間に出歩かない、単独での行動を避ける、華美で目立つ服装やブランド物の貴金属や時計を身に着けないなど、最低限の治安対策は行いましょう。

3.女性は特に注意が必要

バヌアツでは性犯罪が増加しているので、女性は警戒してください。バヌアツは素敵なリゾート地。気が緩みがちになりそうですが、露出の激しい格好は危険です。また、女性の夜間の単独行動は隙きがあると見られがちなので避けましょう。日中でも人気のない場所や治安の悪そうなところには近づかないなど、基本の治安対策が必要です。いくら治安の良いバヌアツと言えど、羽目をはずしすぎてはいけません。

バヌアツには日本大使館がなく、フィジーにある日本大使館が管轄しています。いざという時にも迅速な対応ができないため、基本的には自分の身は自分で守るという心構えが大切です。

4.ポートビラでは部族間の抗争が発生することも

島嶼国家のバヌアツにはぞれぞれの島に村があります。規律を守り皆が家族の様な親密な生活を送っていて治安も良いです。しかし、首都ポートビラでは村での制約への反発から悪事を働く若者もいるので、治安が悪化しています。バヌアツの村のつながりの強さから、島同士や部族間の抗争やケンカに発展してしまうこともあります。デモや集会を見つけたら不用意に近づくのはやめて、巻き込まれないように注意しておきましょう。

また、クラブなどのお酒の出る場面でも、ケンカや暴力事件が起きる場面に遭遇する可能性があります。すぐに遠くに離れてくださいね。

5.マーケットではマリファナが売られていることも

バヌアツのマーケットは魅力的です。価格も安く新鮮なフルーツや野菜が並んでいます。農薬が使用されてなかったり、牛肉は芝を食べて育ったものだったりとオーガニック食品の宝庫です。しかし、そんなマーケットでも注意が必要です。新鮮な野菜にまぎれてマリファナなどの不法薬物が紛れ込んでいるところもあります。かつてバヌアツでは750kgものコカインが押収されたことがあって、薬物に関しては治安の良い国とは言えなさそうです。誤って購入しないように気をつけましょう。

また、バヌアツではカバと呼ばれている麻薬のような効果のある飲み物が名物です。気持ちが悪くなり事故を起こす人もいるので慎重に試したいものです。いくら治安が良いとは言え海外であることをお忘れなく！

◎まとめ

南太平洋に浮かぶステキなリゾート地、バヌアツの治安情報を紹介しました。年々治安が悪化しているとはいうものの、南太平洋では一番安全と言われている国なので、海外旅行での基本の治安対策を行っていれば大きな事件に巻き込まれる可能は少ないでしょう。

バヌアツは素晴らしい観光資源で、たくさんの観光客を虜にしているリゾート地です。上記の治安情報を参考にして安全で素敵なバヌアツ旅行にしてください！

【バヌアツの治安】ヨーロッパからも観光客が訪れるリゾート！