キルギスのお土産と言えば、遊牧民の必需品‼フェルト工芸品がおすすめ

画像出典:Vitaliknyc (CC BY 3.0)

キルギスのお土産と言えば、遊牧民の必需品‼フェルト工芸品がおすすめ

キルギス共和国の主要民族のキルギス人は、山脈のふもとに住み着いた騎馬遊牧民が起源という説があります。遊牧民の必需品の移動式住居の屋根や壁にはフェルト(羊毛)を圧縮して使っています。このフェルトは一つ一つ手作りで作り、特徴として防水、防寒性に優れ、寒暖の差が大きいキルギス共和国では、欠かせない日用品です。

移動テントの天井や外壁に使われている以外にも、カラフルに染められた羊毛で作られる、民族文様絨毯=シュルダックは、移動テント内を美しく飾ります。男性が正装時に被る、カルパックもフェルトで作られています。他にはルームシューズやお人形、動物の置物、鍋敷きなどキルギス共和国のお土産品としてお勧めです。

目次

キルギスのお土産と言えば、遊牧民の必需品‼フェルト工芸品がおすすめ

1.カルパック

カルパックとはフェルトで出来た、男性用の帽子です。伝統的な帽子で、正装時に被ります。寒暖の差が激しいこの土地では、寒さからも暑さからも頭をまもってくれるカルパックはとても重宝する帽子です。通常は白い色のフェルトで作られてもの多いです。また、アク・カルパックとよく言われ「アク」という「白い」意味や「神聖」「誠実」という意味も持ち合わせています。

カルパックについては諸説語り継がれていることがあります。一つは、自分のカルパックを誰かにプレゼントしたり、投げ捨てたり、床の上に置くのはだめといわれたり、二つ目は、自分のカルパックを失くすとは頭も失くすと信じられたりなどです。

カルパックの形はキルギスのAla-Too山脈をモデルに作られたと言われ、内側の中の空間は 思想の自由を表してと言われいます。男性のお土産に一ついかがでしょうか?

2.シュルダック

シュルダックは移動式住居「ユルタ」の外装、内装を飾る絨毯です。ユルタの枠組み完成後に3〜4時間かけて巻き付けます。現在ではユルタに住むことはほとんどなくなりましたが。特別なお祝い事やイベントで集まる場所として使われています。

シュルダックの原料はフェルトで、制作は手作業で一つ一つ作られます。冬は温かく、夏は涼しいという優れものでので、日本の気候なら大変重宝に使ってもらえそうな逸品です。また、丈夫なのも特徴と言えます。

羊の毛刈りから洗浄、乾燥、染色、圧縮までをすべて手作業で行なっています。また、絨毯の模様は色々なパターンがありまた、カラフルなものが多いので、お好みの一枚をお土産に購入されるとよいのではないでしょうか。

3.ルームシューズ

キルギスのフェルトは質の良いものが多く、伝統工芸品のカルパックやシュルダック以外にも、小物のフェルト工芸品があります。中でも、海外旅行のお土産に最適なものとして、ルームシューズをお勧めします。

フェルト素材なので、軽くてかさばりません。冬は足もとの冷えを解消してくれ、夏は放湿性に優れているため、ムレを解消してくれます。また、弾力性や抗菌、消臭性にも優れているので、男女問わずお土産としてプレゼントすれば喜んでもらえる逸品です。

ルームシューズの形は大きく分けて2つあります。一つは足の甲で縫い合わせてある、線対象なデザインのものと、つま先が丸みを帯びた一体型のものです。色やデザインがかなりあるので、プレゼントする人の顔を思い出しながら購入してもいいですね。

まとめ

遊牧民の生活の知恵がぎっしり詰まった、フェルト工芸品は、日本で生活する人にかなり評判が良いようです。また、フェルト工芸品は軽くて、小さく畳んでスーツケースの隙間に入れることができるので、持ち運びにかさばりません。

プレゼントする人の年齢や性別も選ばないので、少し多めに購入しておいても良いかもしれません。定番のお菓子ではとお考えの方にはピッタリのキルギス共和国らしいお土産です。

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