トリニダード・トバゴの治安はどうなっているの?注意点はここ!

画像出典:Michael Bluschke/shutterstock

トリニダード・トバゴの治安はどうなっているの?注意点はここ!

外務省の海外安全情報によると、トリニダード・トバゴの治安、危険度レベルは4段階で1。トリニダード島とトバゴ島の二つの島からなるこの国は、全体的に治安があまり良くありません。中でも特に都市部は治安が悪く、麻薬の運び屋や窃盗、強盗などが集まり犯罪率が高いです。首都ポート・オブ・スペインは、南米から北米あるいは欧州への中継地点になっているので、犯罪者が増えてきています。旅行前には必ず外務省のホームページでトリニダード・トバゴの治安状況を確認するようにしてください。

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トリニダード・トバゴの治安はどうなっているの?注意点はここ!

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1. スリ、置き引き。

出典: fizkes

トリニダード・トバゴの空港ターミナルは、 治安があまり良くありません。スリや置き引きは複数でターゲットを物色しています。荷物は足元に置き放しにせず、常に手から離さぬよう、あるいは身体の一部が触れている状態にしておくことが重要です。一人が話しかけて注意を引き、その隙に別の者がスリを行うという手口もあります。

国内のマイクロバスを使用した路線バス(マキシタクシー)では、毎日のように犯罪被害報告が提出されているので、利用はできるだけ避けてください。トリニダード・トバゴで毎年開催されるカーニバルやコンサートなど世界中から多くの観光客が訪れている時期は、スリや置き引きの稼ぎ時でもあります。バッグやバックパックなどは背負わず、お腹の方に抱えるようにして持ち歩きましょう!

2. 都市中心部や繁華街のひったくり。

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都市中心部や繁華街では治安が悪く、衣服にケチャッ プ状のものをかけ、拭き取るふりをしながら所持品をひったくるケチャップ強盗がいます。知らないトリニダード・トバゴ人に「服が汚れているよ」と指摘されても無視し、治安の良い安全な場所に着いてから拭き取りまし ょう。最近では「盗難被害に遭った。少しお金を融通してくれな いか。」という寸借詐欺や、その際に取り出した財布を狙う犯罪が発生しています。

バスの停留所や交差点で立ち止まっている時に、走行中の車から手が伸びてきて貴重品をひったくられることがあります。特に暗くなってからは目の前を通る車やバイクにも注意してください。トリニダード・トバゴでは、周りに人通りがあっても襲われることがあります。都市部特有の治安の悪さです。

3. タクシー利用には細心の注意が必要

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ピアルコ国際空港は治安が悪いので、タクシーが必要な時は半袖の白シャツを着用し、写真が記載されたIDカードを付けている公認のタクシー会社のみ利用してください。午前7時30分から深夜0時頃までは、税関通過後の空港ビル出口に設置されている電話を使って、タクシーの手配を依頼することができます。この国の空港やバスターミナルは何処でも治安が悪く、白タクが横行しています。

ナンバープレートが「H」で始まる流しのタクシーは乗り合いタクシー。犯罪被害に遭う可能性が高いので、必ずホテルが手配したタクシーなどを利用してください。ナンバープレートが「 P」で始まる車は違法営業の白タク。運転手やその仲間がグルになって強盗や誘拐、性犯罪などを働くので、絶対に利用しないでください。バスはルートによって治安が悪い地区を通ることもあるので、このようなバスの利用は避けるようにしましょう。近年、トリニダード・トバゴの各都市部では慢性的に渋滞が発生しています。運転マナーは日本に比べて悪く、交通ルールを守らない車両が多いので注意です。

4. 地元で日常起こっている喧嘩や麻薬には関与しない

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貧困層の多い治安の悪い地区では、酒に酔っての喧嘩や麻薬を巡る争いなどが日常的に起こっています。このような治安の悪い地区へは近寄らず、遭遇した場合はすぐに現場から離れ、巻き込まれることのないようにしましょう。 トリニダード・トバゴの都市内でも、繁華街のすぐそばには空き地があるので、空きビルや駐車場などに連れ込まれて暴行を受ける可能性があります。

トリニダード・トバゴは、南米の麻薬が北米や欧州へ運ばれる中継地点です。そのため国内へ大量の麻薬が流入し、麻薬に関する犯罪(麻薬の購入代金欲しさに行う短絡的な強盗・殺人など)が治安問題となっています。最近では地方のリゾート地においても、外国人相手に麻薬が売買されているので、売人らしい者には近づかないことが賢明です。

5. テロリスト行為や街の暴動が起きたらまずその場を離れよう!

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近年たくさんのトリニダード・トバゴ人がイスラム過激派組織「ISIL」に加わり、戦闘員になりました。彼らはISILの広報誌やネット上で国内のイスラム教徒に向けて、欧米諸国への攻撃を呼び掛けています。

トリニダード・トバゴでは、最近富裕層をターゲットとした営利目的での誘拐が発生しているので、誘拐対策には常に注意を払う必要があります。日本人旅行者が、テロ・誘拐などの犯罪に巻き込まれる可能性がないわけではありません。近年、他国でも日本人が巻きこまれたテロ事件も発生しています。このような情勢を充分に認識し、誘拐や脅迫、テロなどの不測の事態に巻き込まれることがないよう、状況に応じて安全対策を心掛けてください。

◎まとめ

トリニダード・トバゴでは、カーニバルやコンサートが行われている2月から4月にかけて世界中からたくさんの旅行者が訪れています。それと同時に集中的に凶悪犯罪も発生します。犯罪者は特に観光客をターゲットにしているので、高価な装飾品を身に着けたり、カメラやウエストポーチなど目に見える物は極力着用しないようにしてください。

また、ビーチなどの観光地でも強盗事件や置き引き、ひったくりなどが発生しているので注意しましょう。観光客相手のお土産店やレストランでもぼったくりは日常茶飯事なので、購入前と支払い時の値段の確認は必須です。

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