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中部アフリカにあるガボン。他のアフリカ諸国と比較すると治安はおおむね良好であると言えます。ただし現在、薬物が若者に蔓延しつつある点は今後、治安悪化の要因になるかもしれません。また、外国からの不法入国者が増加していることや、物価高騰に伴う貧困層の増大による犯罪も不安材料です。ガボンでの治安状況についてまとめるので参照してください。
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【ガボンの治安】派手な服装や振る舞いは慎んで観光しよう!
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1.自動車乗車時はドアをロックする
ガボンを自動車で移動する際はドアをロックしておくことを忘れずに。不用意に窓を開けることも危険です。ガボンの治安でもっとも気をつけてもらいたいポイントと言っても過言ではないでしょう。交差点での信号待ちや渋滞時に徐行運転、停止をしていると、突然近づいてきた人がドアを開けて、目につくところに置いてあるカバンや貴重品を盗んでいくという手口が頻繁に発生しています。
ガボンの交通事情の特徴として横断歩道が少ないことが挙げられますが、そのため歩行者は大通りのどこでも車道を横切ることが日常茶飯事。車道を横断すると見せかけて引ったくりに及ぶ人もいるので、忘れずにドアをロックしておきましょう!
2.タクシーに乗るときの注意!
ガボンの治安状況で気をつけたいことがタクシーの利用時です。特に必要でない場合は治安を考慮して、タクシーに乗らない方が安全と言えるでしょう。ガボンのタクシーは整備が行き届いていない車両が多く、思わぬ事故に巻き込まれてしまうかもしれません。利用前に車両の選定には気をつけましょう。
通常ガボンでは相乗りでタクシーを利用する機会が多いですが、同乗者と運転手が共謀して強盗を行なうケースも発生しているので貸切で乗ることをおすすめします。夜間は貸切とはいえ危険性が増すので、見知らぬタクシーは極力使わないことが治安対策としては有効でしょう。
3.デモや集会には近づかない
ガボンでは政治を理由に治安が不安定になることがあります。デモや集会を見かけても興味本位で近づくことはせずに速やかにその場を離れましょう。
2016年8月末に行なわれた大統領選挙の結果が暫定的に発表された直後に結果に不満を抱いた野党の支持者による放火や略奪が発生しました。死亡者が出るほどの規模で、治安部隊により1週間程度で沈静化されましたが、選挙前にも小競り合いが発生していた事実があります。こういった事件が今後も発生する恐れがあるので、ガボン国内の政治を中心に治安情勢の変化にはよく注意しておきましょう。
4.パスポートは常に携帯する
ガボンへの不法入国、滞在はガボン国内の治安を維持するという目的で厳しく取り締まられています。観光中に、治安当局からパスポートの提示を求められる機会があるかもしれないので、常に携行しておきましょう。また、検問を受けてパスポートを見せた後はパスポートを必ず返却してもらうことを忘れずに。渡してしまうと不要なトラブルへと発展してしまう恐れがあります!
警察などから不当な金銭の要求をされたとしたら、事を荒立てず慎重に対応を進めながらも、日本大使館へ速やかに連絡してください。
5.日本人であることを気づかれにくくする
ガボンを観光するときの治安情報で、日本人だと気づかれないようにした方が良いという点が挙げられます。ガボン国内では日本人が金持ちだという認識が定着しています。首都リーブルビル市に限らず地方都市においても、日本人を狙ったスリやひったくりが増加中です。
実際に起きている被害では、特に高額な金品や貴重品が盗まれているのでガボンでは貴重品の管理をしっかりと行うこと。日本人であることを悟られないような治安対策を施しましょう。内陸側によく見られる地元民御用達の大規模な市場エリアは、実際に犯罪件数も多くなっている治安要注意エリアなので利用しない方が無難でしょう。
◎まとめ
一般的に、ガボンの治安は他のアフリカ諸国と比べて良好と言えますが、経済格差の広がりを受けて、犯罪数も増加傾向にあります。日本人であることをなるべく隠す服装や振る舞いを意識して、無用な犯罪被害に巻き込まれることがないように気をつけてください。特に地元の人々の生活圏にはなるべく立ち寄らないこと。十分な治安対策をしてくださいね。