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グレナダは、カリブ海に浮かぶ小さな島。トリニダード・トバゴのすぐ北に位置し、カリブ海の美しい海や様々な歴史的遺産を楽しめます。また、首都セントジョージズには、カラフルな民家が建ち並び美しい景色も見られますよ。この国は、カリブ海諸国の中では治安の良い国として知られており、窃盗や強盗などの件数は比較的少ないと言われています。しかし、薬物犯罪についてはカリブ海の他国よりも件数が多く、巻き込まれないよう注意が必要。今回は、カリブ海の穴場と言われるグレナダの治安やその対策についてご紹介します!
目次
【グレナダの治安】カリブの中では良好!薬物犯罪に巻き込まれないよう注意
1. 薬物犯罪に巻き込まれないよう注意
グレナダは、周辺のカリブ諸国と比べると窃盗などの犯罪は比較的少ない傾向にありますが、摘発される薬物犯罪の数に限れば、カリブ諸国よりも多く発生しています。警察は麻薬犯罪の取締りに力を入れていますが、薬物犯罪は減っておらず、中毒者の蔓延も危惧され、治安悪化の原因ともなるかもしれません。
グレナダの都市部では、麻薬の取引が行われていると思われるため、治安が心配されるような場所や怪しい人には近づかないようにしましょう。また、滞在中に他人の荷物を預かったり、反対に預けたりして知らない間に「運び屋」に仕立てられることのないように注意してください。
2. 都市部やビーチでは強盗、スリに注意する
グレナダの治安については、特別心配する必要はありませんが、スリや置き引き、ホテル荒らし、性犯罪、強盗などが発生しているので最低限の注意が必要です。また、一部スラム街となっている場所があるので、絶対に立ち入らないようにしてください。
ホテル荒らしについては日本人旅行者も被害にあっており、現金などが盗まれる事件が発生しました。ホテルは、セキュリティー面で信頼できるところを選び、外出時、就寝時の戸締まりを励行する、貴重品はフロントのセキュリティーボックス等へ預けるといった管理をするなど、十分警戒しましょう。また、ビーチやレストランでは、スリや置き引きの被害が発生しています。グレナダの治安は、日本とは違うことを認識し、軽率な行動は避けましょう。
3. 治安への対策は必須
グレナダではスリや強盗などが発生しているため、自分の身は自分で守ることを意識し、治安への対策を行いましょう。まず、周囲から目立つのは狙われる危険が高まるので、派手な服装や高級な時計、ブランド物のカバンなどを持つのはやめた方が安心。また、カバンは斜めがけでチャック付きのものがおすすめで、自分の前で抱えるように持つのが望ましいです。歩きスマホや通話をしていると、スマートフォンを奪われる恐れも。
ビーチやレストランでは、財布やカバンを置きっぱなしにしないなど注意が必要。また、夜間の治安は昼とは異なるため、一人歩きを避け、できるだけタクシーを利用するなどの対策を取るのが賢明です。グレナダ旅行の思い出が楽しいものだけになるように、細心の注意を払いましょう。
4. 人が集まるときは犯罪やテロへ警戒する
グレナダでは、毎年8月初旬に開催されるカーニバルシーズンには多くの人が訪れ、その時期に窃盗や強盗、強姦などの被害が増加します。人が密集しているような場所では、何があるかわからないので貴重品は持たないことが賢明です。
また、2017年2月時点では、グレナダでのテロの報告はありませんが、フランスやベルギー、バングラディシュなどの国で、いわゆるローンウルフによるテロが発生しています。テロへの警戒はとても難しいものですが、渡航前にグレナダの治安情報について外務省のホームページやニュース等で調べたり、治安の悪い地域には立ち入らないようにするなど自分でできる対策を行いましょう。危険を感じる時期には渡航中止にするもの大切です。
◎まとめ
グレナダの治安について注意すべきこととその対策についてご紹介しました。この国の治安については、海外であることを忘れずに最低限の注意をすることが必要です。また、8月のカーニバルの際には、多くに人が訪れるため細心の注意を払いましょう。海外旅行前にその国の治安について知ることは、必須事項です。グレナダには、美しいカリブ海リゾートやカラフルで可愛い町並みなど旅行にはぴったりの国です。100%楽しむために、治安への対策を行ってくださいね。